メルク

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  • メルク Melk はオーストリアの都市名。
  • 医薬品企業でドイツ拠点のメルク社(Merck KGaA)については→メルク (ドイツ)参照のこと。
  • 医薬品企業でアメリカ拠点のメルク社(Merck & Co.およびMSD)はここで解説。

メルクMerck & Co.,NYSE:MRK)は、世界的医薬品大手企業である。1891年設立。本社はアメリカニュージャージー州。2004年度の売上高は2,293,860万ドル。従業員数 約62,600名。

目次

[編集] 創業のいきさつ

1827年創業のMerck KGaAの創始者エマニュエル・メルク(Emanuel Merck)のジョ-ジ・メルク(George Merck)が1891年に、アメリカの拠点としてニューヨークにMerck & Co.を設立し事業を始めたが、第一次世界大戦によってドイツ国外の財産などを喪失し、アメリカのメルクとドイツ(本家)のメルクはそれぞれ独立した医薬品企業として今日まで発展している。

[編集] 社名について

両社のこの様な経緯のため、米国メルクの北米以外の地域では「Merck Sharp & Dohme (略称:MSD)」の名称を利用する。
逆に独国メルクの北米以外の地域では「MERCK」の名称を利用し、北米では「EMDPharmaceuticals Inc.,」などの社名を利用する。

(ちなみに同様な例では、ドイツのシエーリング(→Schering)のアメリカ現地会社が第一次世界大戦によって分断し、1952年に米国企業として再出発した現在のシェリング・プラウ(→Schering Plough))がある。)

[編集] 日本でのメルク

米国メルク(Merck & Co.)の日本法人は万有製薬株式会社である。もともとは米国メルク社直属の日本法人として日本MSD(Merck Sharp & Dohme)株式会社があったが、2004年3月に万有製薬株式会社の完全子会社化に伴い、日本法人は日本MSDと合併し万有製薬株式会社となった。2007年下半期には、メルク万有株式会社に社名を変更する予定である。

独国メルク(MERCK KGaA)の日本法人としてメルク株式会社および、出資会社としてジェネリック医薬品会社のメルク製薬(2006年7月に「メルク・ホエイ(株)」から社名変更)がある。(メルク (ドイツ)参照)

[編集] Merck & Co.の主要医薬品

(日本では未発売・商品名が異なる製品がある。アルファベット名の後の製品名は日本での商品名)

  • ゾコール(ZOCOR)(リポバス) HMG-CoA還元酵素阻害薬(高脂血症治療剤)
  • フォサマックス(FOSAMAX)(フォサマック) ビスホスホネート製剤(骨粗鬆症治療剤)
  • コザール/ハイザール(COZAAR/HYZAAR)(プレミネント)A-Ⅱ受容体拮抗薬(降圧剤)→デュポン社から導出。
  • シングレア(SINGULAIR)(シングレア) ロイコトリエン受容体拮抗薬(気管支喘息治療剤)
  • バソテック/バセレティック(VASOTEC/VASERETIC)(レニベース)ACE阻害性降圧剤
  • プリマキシン (PRIMAXIN)(チエナム) カルパペネム系抗生物質製剤
  • トルソプト/コソプト (TRUSOPT/COSOPT)(トルソプト) 炭酸脱水酵素阻害剤(緑内障治療薬)
  • プロスカー(PROSCAR) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬(前立腺肥大症治療薬)
プロペシア(PROPECIA)(プロペシア) 男性脱毛治療薬(プロスカーと同一成分で内用量が異なる。)
  • クリキシバン(CRIXIVAN)(クリシキバン) HIVプロテアーゼ阻害剤(同薬効世界初)
  • マクサルト(MAXALT)(マクサルト) (5-HT1B/1D受容体作動型片頭痛治療剤)

[編集] メルクマニュアル

1899年に米国メルク社が発刊した「Merck's Manual of the Materia Medica」が源流で、(後に「The Merck Manual of Diagnosis and Therapy」となる)膨大な医学情報をコンパクトに要領良く掲載され、現在まで基礎的な、標準的な医学書として世界中の医療従事者を中心に活用されている専門書である。
1997年には家庭・一般人向けに専門用語を出来るだけ易しい表現にした「The Merck Manual of Medical Information-Home Edition」が出版されており、どちらも日本で翻訳版が出版されている。

[編集] メルクインデックス

Merck Indexは、米国メルク社が発行している、化学物質、薬品、および生物製剤の事典。現在は書籍とCD-ROMからなっている。化合物名(及びその別名)とCAS番号や構造式の他に、融点、沸点、密度などの物性データ、LD50などの生物学的データ、参考文献などを知ることが出来る。

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