ペンゲー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

5ペンゲー紙幣(1926年)
10億兆ペンゲー紙幣(1946年)
フォリント切り替え後、廃棄されるペンゲー紙幣(1946年)

ペンゲー(ハンガリー語:pengő)は、1927年1月21日から1946年7月31日のあいだ使用されていた、ハンガリーの旧通貨である。ペンゴと呼ばれることもある。激しいハイパーインフレの期間の後、ペンゲーはフォリントに置き換えられた。1ペンゲーは100フィレール

目次

[編集] ペンゲーの導入

第一次世界大戦の後、サン=ジェルマン条約に従い、オーストリア・ハンガリー銀行は賠償金を支払わなければならなかった。またオーストリア・ハンガリークローネ通貨は別の通貨に換わり、ハンガリー国内ではコロナ通貨が導入された。この通貨は高率なインフレーションに見舞われた。1925年に新たな通貨であるペンゲーが導入され、1ペンゲー = 12,500コロナに価値設定された。また3,800ペンゲーで、1キログラム相当と定められた。しかし、クローネとは異なり、ペンゲーの金貨は発行されなかった。世界恐慌までは、ペンゲーは近隣諸国で最も安定した通貨だった。<ref> www.penzportal.hu (Introduction of the pengő)</ref>

[編集] ペンゲーの終焉

第二次世界大戦の後、ペンゲーは、歴史で記録されたなかで最高率のハイパーインフレに見舞われ、価値を失った。ペンゲーの交換価値は再設定された。とはいえ、この措置によってもハイパーインフレは止まらず、コントロールを失って、うなぎ登りに物価は上昇し続けた。かつてない高額面の通貨が導入され、その額面は、最高、10億兆ペンゲー(1021: 10)にまで達した。この10億兆ペンゲー紙幣は、印刷されたが発行されなかった。実際に発行された最高の額面紙幣は、1億兆ペンゲー紙幣(1020: 1垓。画像)であった。この紙幣は1946年に発行され、0.20USドル相当だった。

1946年1月1日にアドーペンゲー(adópengő、つまり「税のペンゲー」)が導入された。これはペンゲーと等価で、税金の支払い用に作られたものだった。しかし、同年の5月9日には法定通貨として認定された。 これは価値をペンゲーの下落と同じに保つためであった。しかしながら、その価値はペンゲーに対して劇的に高まり、最終的には2×1021(20垓)ペンゲーほどになった。それでもアドーペンゲーも厳しいインフレに悩まされた。

ハンガリーの経済は、ただ、新たな通貨の導入によってのみ安定可能であった。そこで、新通貨フォリントが1946年8月1日に導入された。1フォリントは40兆ペンゲー(4×1029: 40)というレートであった。

[編集] 出典

<references />

[編集] 関連項目

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB