トニー賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トニー賞(- しょう、Tony Award)とは、正式にはアントワネット・ペリー賞 (Antoinette Perry Award) と呼ばれる、アメリカン・シアター・ウィングおよび全米劇場プロデューサー連盟により授与される、アメリカ合衆国の演劇及び、ミュージカルの賞。
目次 |
[編集] トニー賞の歴史
選考の対象となるには、審査の期間中にニューヨーク・ブロードウェイの劇場で公演が開始される必要がある。受賞者はブロードウェイの関係者700人による投票で決まる。1947年に始まり1949年から、演劇部門とミュージカル部門に分かれた。トニー賞はアメリカの演劇界で最も権威ある賞と受け止められており、映画界のアカデミー賞、音楽業界でのグラミー賞、テレビにおけるエミー賞に相当する。 トニー賞の名前は、女優、演出家、そしてアメリカン・シアター・ウィングの共同設立者である、アントワネット・ペリーに由来する。
[編集] 賞の部門
現在トニー賞には、27部門といくつかの特別賞がある。1947年に11部門で始まってから、賞の名称と数は長年に渡って変化している。
- 演劇作品賞
- ミュージカル作品賞
- ミュージカル脚本賞
- 作詞作曲賞
- 演劇リバイバル作品賞
- ミュージカル・リバイバル作品賞
- 演劇主演男優賞
- 演劇主演女優賞
- ミュージカル主演男優賞
- ミュージカル主演女優賞
- 演劇助演男優賞
- 演劇助演女優賞
- ミュージカル助演男優賞
- ミュージカル助演女優賞
- 演劇演出賞
- ミュージカル演出賞
- 振付賞
- 編曲賞
- 演劇装置デザイン賞
- ミュージカル装置デザイン賞
- 演劇衣装デザイン賞
- ミュージカル衣装デザイン賞
- 演劇照明デザイン賞
- ミュージカル照明デザイン賞
- 演劇音響デザイン賞
- ミュージカル音響デザイン賞
- 劇場イベント賞
特別賞
- 地方劇場賞
- 特別功労賞
- Honors for Excellence in Theatre
廃止された賞
- 指揮者賞(1948年 - 1964年)
[編集] 主要部門受賞者一覧
※注:ここで表記される邦題は、翻訳上演されたときの物に準ずる。また、日本では上演されていないが、映画作品から舞台作品へと転じた物・映像化された物が日本で公開され邦題が付けられた物・原作または書籍化された物が日本で出版され邦題が付いている物等に関しても、それに準ずることとする。(NHKで放送される授賞式で表記された邦題についても一部参考として表記。)
[編集] 最優秀ミュージカル作品賞
- 1950年 南太平洋 (South Pacific)
- 1951年 ガイズ&ドールズ (Guys and Dolls)
- 1952年 王様と私 (The King and I)
- 1953年 ワンダフルタウン (Wonderful Town)
- 1954年 キスメット (Kismet)
- 1955年 パジャマゲーム (The Pajama Game)
- 1956年 くたばれヤンキース (Damn Yankees)
- 1957年 マイ・フェア・レディ (My Fair Lady)
- 1958年 ミュージック・マン (The Music Man)
- 1959年 レッドヘッド (Redhead)
- 1960年 サウンド・オブ・ミュージック( The Sound of Music) / フィオレロ! (Fiorello!)
- 1961年 バイバイ・バーディ (Bye Bye Birdie)
- 1962年 努力しないで出世する方法 (How to Succeed in Business Without Really Trying)
- 1963年 ローマで起こった奇妙な出来事 (A Funny Thing Happened on the Way to the Forum)
- 1964年 ハロー・ドーリー! (Hello,Dolly!)
- 1965年 屋根の上のヴァイオリン弾き (Fiddler On The Roof)
- 1966年 ラ・マンチャの男 (Man Of La Mancha)
- 1967年 キャバレー (Cabaret)
- 1968年 ハレルヤベイビー! (Hallelujah,Baby!)
- 1969年 1776 (1776)
- 1970年 アプローズ (Applause)
- 1971年 カンパニー (Company)
- 1972年 ヴェローナの恋人たち (Two Gentlemen Of Verona)
- 1973年 リトル・ナイト・ミュージック (A Little Night Music)
- 1974年 レイズン (Raisin)
- 1975年 ザ・ウィズ (The Wiz)
- 1976年 コーラスライン (A Chorus Line)
- 1977年 アニー (Annie!)
- 1978年 エイント・ミスビヘイヴン (Ain't Misbehavin')
- 1979年 スウィニー・トッド (Sweeny Todd)
- 1980年 エビータ(Evita)
- 1981年 フォーティーセカンドストリート(42nd street)
- 1982年 ナイン(Nine)
- 1983年 キャッツ (Cats)
- 1984年 ラ・カージュ・オ・フォール(La Cage Aux Folles)
- 1985年 ビッグ・リバー (Big River)
- 1986年 ミステリー・オブ・エドウィン・ドゥルード (The Mystery Of Edwin Drood)
- 1987年 レ・ミゼラブル (Les Miserables)
- 1988年 オペラ座の怪人 (The Phantom of the Opera)
- 1989年 ジェローム・ロビンス・ブロードウェイ (Jerome Robbins' Broadway)
- 1990年 シティ・オブ・エンジェルズ (City of Angels)
- 1991年 ウィル・ロジャース・フォーリーズ (The Will Rogers Follies)
- 1992年 クレイジー・フォー・ユー (Crazy for You)
- 1993年 蜘蛛女のキス (Kiss Of The Spider Woman)
- 1994年 パッション (Passion)
- 1995年 サンセット大通り (Sunset Boulevard)
- 1996年 レント (Rent)
- 1997年 タイタニック (Titanic)
- 1998年 ライオン・キング (The Lion King)
- 1999年 フォッシー (Fosse)
- 2000年 コンタクト (Contact)
- 2001年 プロデューサーズ (The Producers)
- 2002年 モダン・ミリー (Thoroughly Modern Millie)
- 2003年 ヘアスプレー (Hairspray)
- 2004年 アベニューQ (Avenue Q)
- 2005年 モンティ・パイソンのスパマロット (Monty Python's Spamalot)
- 2006年 ジャージー・ボーイズ (Jersey Boys)
- 2007年 春のめざめ (Spring Awakening)
[編集] 最優秀ミュージカル主演男優賞
- 1990年 ジェームズ・ノートン (City of Angels)
- 1991年 ジョナサン・プライス (ミス・サイゴン)
- 1992年 グレゴリー・ハインズ (Jelly's Last Jam)
- 1993年 ブレント・カーヴァー (蜘蛛女のキス)
- 1994年 ボイド・ゲインズ (She Loves Me)
- 1995年 マシュー・ブロデリック (努力しないで出世する方法)
- 1996年 ネイサン・レイン (ローマで起った奇妙な出来事)
- 1997年 ジェームズ・ノートン (シカゴ)
- 1998年 アラン・カミング (キャバレー)
- 1999年 マーティン・ショート (Little Me)
- 2000年 ブライアン・ストークス・ミッチェル (キスミーケイト)
- 2001年 ネイサン・レイン (プロデューサーズ)
- 2002年 ジョン・リスゴー (成功の甘き香り)
- 2003年 ハーヴェイ・ファイアスタイン (ヘアスプレー)
- 2004年 ヒュー・ジャックマン (ボーイ・フロム・オズ)
- 2005年 ノーバート・レオ・バッツ (ペテン師と詐欺師)
- 2006年 ジョン・ロイド・ヤング (Jersey Boys)
- 2007年 デビッド・ハイド・ピアース (Curtains)
[編集] 最優秀ミュージカル主演女優賞
- 1990年 テイン・ディリー (ジプシー)
- 1991年 レア・サロンガ (ミス・サイゴン)
- 1992年 フェイス・プリンス (ガイズ&ドールズ)
- 1993年 チタ・リヴェラ (蜘蛛女のキス)
- 1994年 ドナ・マーフィー (Passion)
- 1995年 グレン・クローズ (サンセット大通り)
- 1996年 ドナ・マーフィー (王様と私)
- 1997年 ビビ・ニューワース (シカゴ)
- 1998年 ナターシャ・リチャードソン (キャバレー)
- 1999年 バーナデット・ピーターズ (アニーよ銃をとれ)
- 2000年 ヘザー・ヘドリー (アイーダ)
- 2001年 クリスティーン・エバーソール (42番街)
- 2002年 サットン・フォスター (モダン・ミリー)
- 2003年 メリッサ・ジャレット・ウィノカー (ヘアスプレー)
- 2004年 イディナ・メンゼル (Wicked)
- 2005年 ヴィクトリア・クラーク (The Light in the Piazza)
- 2006年 ラ・チャンズ(カラーパープル)
- 2007年 クリスティーン・エバーソール (Grey Gardens)
[編集] 最優秀演劇作品賞
- 1947年 みんな我が子 (All My Sons)
- 1948年 ミスタア・ロバーツ (Mister Roberts)
- 1949年 セールスマンの死(Death of a Salesman)
- 1950年 カクテルパーティー(The Cocktail Party)
- 1951年 バラの刺青(The Rose Tattoo)
- 1952年 The Fourposter(ミュージカル化「I do! I do! 結婚物語」)
- 1953年 るつぼ(The Crucible)(映像化「サレムの魔女」「クルーシブル」)
- 1954年 八月十五夜の茶屋(The Teahouse of the August Moon)
- 1955年 必死の逃亡者(The Desperate Hours)
- 1956年 アンネの日記(The Diary of Anne Frank)
- 1957年 夜への長い旅路(Long Day's Journey Into Night)
- 1958年 ルーズベルト物語(Sunrise At Campobello)
- 1959年 J.B.
- 1960年 奇跡の人(The Miracle Worker)
- 1961年 ベケット(Beckett)
- 1962年 すべての季節の男(A Man for All Seasons)(映像化「わが命つきるとも」)
- 1963年 ヴァージニア・ウルフなんか怖くない(Who's Afraid of Virginia Woolf?)
- 1964年 ルター(Luther)
- 1965年 バラが問題だ(The Subject Was Roses)
- 1966年 マラー/サド(Marat/Sade)(映像化「マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺」)
- 1967年 帰郷(The Homecoming)
- 1968年 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(Rosencrantz and Guildenstern Are Dead)
- 1969年 ボクサー(The Great White Hope)
- 1970年 Borstal Boy
- 1971年 探偵/スルース(Sleuth)
- 1972年 棒きれと骨(Sticks and Bones)
- 1973年 ザット・チャンピオンシップ・シーズン(That Championship Season)(映像化「栄光の季節」)
- 1974年 The River Niger
- 1975年 エクウス(Equus)
- 1976年 Travesties
- 1977年 シャドウボックス(The Shadow Box)(映像化「ポール・ニューマン/遠い追憶の日々」)
- 1978年 Da(映像化「マーティン・シーンのDa/ゴーストになったパパ」)
- 1979年 エレファント・マン(The Elephant Man)
- 1980年 ちいさき神の、作りし子ら(Children of a Lesser God)(映像化「愛は静けさの中に」)
- 1981年 アマデウス(Amadeus)
- 1982年 ニコラス・ニクルビー(The Life and Adventures of Nicholas Nickleby)
- 1983年 トーチソング・トリロジー(Torch Song Trilogy)
- 1984年 リアル・シング(The Real Thing)
- 1985年 ビロクシー・ブルース(Biloxi Blues)(映像化「ブルースが聞こえる」)
- 1986年 私はラッパポートじゃないよ(I'm Not Rappaport)(映像化「俺たちブラボー・ブラザース/ホラ吹いて行こう!」)
- 1987年 Fences
- 1988年 エム・バタフライ(M. Butterfly)
- 1989年 ハイジ・クロニクル(The Heidi Chronicles)
- 1990年 怒りの葡萄
- 1991年 ヨンカーズ物語
- 1992年 ルナサの祭りの日に
- 1993年 エンジェルス・イン・アメリカ -至福千年紀が近づく-
- 1994年 エンジェルス・イン・アメリカ -ペレストロイカ-
- 1995年 Love! Valour! Compassion!
- 1996年 マスタークラス
- 1997年 バリフー最後の夜
- 1998年 アート
- 1999年 サイドマン
- 2000年 コペンハーゲン
- 2001年 プルーフ (映像化「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」)
- 2002年 山羊、シルヴィアって誰?
- 2003年 Take Me Out
- 2004年 I Am My Own Wife
- 2005年 ダウト (Doubt)
- 2006年 The History Boys
- 2007年 The Coast of Utopia
[編集] 最優秀演劇主演男優賞
- 1990年 ロバート・モース (Tru)
- 1991年 ナイジェル・ホーソーン (永遠(とわ)の愛に生きて)
- 1992年 ジャド・ハーシュ (Conversations With My Father)
- 1993年 ロン・リーブマン (エンジェルス・イン・アメリカ -至福千年紀が近づく-)
- 1994年 スティーヴン・スピネラ (エンジェルス・イン・アメリカ -ペレストロイカ-)
- 1995年 レイフ・ファインズ (ハムレット)
- 1996年 ジョージ・グリザード (A Delicate Balance)
- 1997年 クリストファー・プラマー (Barrymore)
- 1998年 アンソニー・ラパーリア (橋からの眺め)
- 1999年 ブライアン・デネヒー (セールスマンの死)
- 2000年 スティーブン・ディレーン (The Real Thing)
- 2001年 リチャード・イーストン (愛の創造)
- 2002年 アラン・ベイツ (Fortune's Fool)
- 2003年 ブライアン・デネヒー (夜への長い旅路)
- 2004年 ジェファーソン・メイズ (I Am My Own Wife)
- 2005年 ビル・アーウィン (ヴァージニア・ウルフなんか怖くない)
- 2006年 リチャード・グリフィス (The Histroy Boys)
- 2007年 フランク・ランジェラ (Frost/Nixon)
[編集] 最優秀演劇主演女優賞
- 1990年 マギー・スミス (Lettice and Lovage)
- 1991年 マーセデス・ルール (ヨンカーズ物語)
- 1992年 グレン・クローズ (死と処女)
- 1993年 マデリーン・カーン (The Sisters Rosensweig)
- 1994年 ダイアナ・リグ (メディア)
- 1995年 チェリー・ジョーンズ (The Heiress)
- 1996年 ゾー・コールドウェル (Master Class)
- 1997年 ジャネット・マクティア (人形の家)
- 1998年 マリー・ミューレン (The Beauty Queen of Leenane)
- 1999年 ジュディ・デンチ (Amy's View)
- 2000年 ジェニファー・イーリー (The Real Thing)
- 2001年 メアリー=ルイーズ・パーカー (プルーフ)
- 2002年 リンゼイ・ダンカン (Private Lives)
- 2003年 ヴァネッサ・レッドグレイヴ (夜への長い旅路)
- 2004年 フィリシア・ラシャド (黒い一粒のプライド)
- 2005年 チェリー・ジョーンズ (Doubt)
- 2006年 シンシア・ニクソン (Rabbit Hole)
- 2007年 ジュリー・ホワイト (The Little Dog Laughed)
[編集] 外部リンク
| アメリカ合衆国の文化賞 | |||
|---|---|---|---|
| 著名な賞 | 映画 : アカデミー賞 | 音楽 : グラミー賞 | テレビ番組 : エミー賞 | 演劇 : トニー賞 | 報道 : ピューリッツァー賞 | ||
| 映画賞 | ゴールデングローブ賞 | ニューヨーク映画批評家協会賞 | MTVムービー・アワード インディペンデント・スピリット賞 | ナショナル・ボード・オブ・レビュー(アメリカ映画批評会議賞) アニー賞 | AFI賞 | ゴールデンラズベリー賞 | ||
| 音楽賞 | アメリカン・ミュージック・アワード | MTV ビデオ・ミュージック・アワード | ロックの殿堂入り授賞式 ビルボード・ミュージック・アワード | BETアワード ラジオ・ミュージック・アワード | ソウル・トレイン・ミュージック・アワード | ||
| 文学賞 | 全米図書賞 | ペン/フォークナー賞 | フィリップ・K・ディック記念賞 | MWA賞 | ||
| その他の賞 | 演劇 : オビー賞 | ヘレン・ヘイズ賞 TV/PCゲーム : ゲーム・オブ・ザ・イヤー | ゲーム批評家賞 ファッション : コティ賞 | ||

