テレビドラマ

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テレビドラマ

テレビドラマ(TV Drama)は、フィクション(架空)の世界を描いた動画作品のうち主にテレビを媒体とするもの。テレビ番組の1つである。

目次

[編集] 概要

1日を通してテレビドラマは放映されている。中でも午後8時~10時台に放送されるテレビドラマは視聴率が高い、高視聴率帯で予算も高額で他の時間帯に比べ質も高いとされる。時の人気俳優や人気タレントも多く出演し、時の流行やファッション等多方面に渡り社会に大きな影響を及ぼす作品も少なくない。数あるテレビドラマの中でも特にフジテレビ系列で月曜日午後9時から放送されるテレビドラマは「月9(げつく、げっく)」、TBSで日曜日午後9時から放送されるテレビドラマ(日曜劇場)は「日9(にっく)」、日本テレビ系列で土曜日午後9時から放送されるテレビドラマ「土9(ドック)」と呼ばれ、高視聴率を記録した作品を数多く残している。これと同じようにテレビ朝日系列のテレビ朝日・朝日放送金曜9時枠の連続ドラマも「ドラマは金9」と銘打って枠をアピールしている(ただし2007年5月現在、高視聴率を記録した作品はない)。また、午前に放映されるテレビドラマの中でも、NHK総合テレビ連続テレビ小説は人気があり、特に女性俳優(女優)の登龍門といわれる。

NHK教育テレビでは、道徳教育ドラマを就学年齢の児童生徒向けの学校放送や『中学生日記』の時間枠として放送している。またテレビ朝日では、日曜朝7時半から~8時半までの1時間枠を「SUPERヒーロータイム」と称し、未就学児童をコア・ターゲットとしたいわゆる「特撮」ドラマを放送している。

古くから続いているテレビドラマではNHK大河ドラマがある。歴史ドラマを恒常的に毎週放映するのはNHKのみであり、民放は主にトレンディドラマを放映する傾向がある。

また日本テレビの「水曜ドラマ」や上記の「土曜ドラマ」では『光とともに…』・『14才の母』・『ハケンの品格』および『野ブタ。をプロデュース』・『女王の教室』・『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』などといった他局のドラマ枠では余り扱わなく異質でセンセーショナル的なドラマが製作され、それらのドラマ放送時では同クールの月9ドラマよりも高い視聴率を記録することがある。

[編集] 歴史

[編集] 撮影機材

1941年にテレビの実験放送で放送された『夕餉前』が日本初のテレビドラマとされ、1953年に本放送が始まってからのテレビドラマはしばらくは生放送で行なわれた。言わばテレビ局のスタジオの一角で行なわれる小規模な芝居の劇場中継である。ビデオは1956年アメリカ合衆国で2インチのビデオが開発され、日本に初輸入されたのも国産のビデオが開発されたのも2年後の1958年だったことによる。その1958年にはKRT(現TBS)がフランキー堺主演の『私は貝になりたい』を放送した。その年の芸術祭に参加し、それまで「電気紙芝居」と酷評されたテレビドラマが初めて人を感動させたとしてテレビドラマ史上に残る名作と位置付けられているこのドラマは、技術的にもビデオ録画が導入された先駈けともなった。当初はビデオ機材もビデオテープも高価だったが、ビデオはやがて普及していき、ドラマも生放送から収録に変わっていった。1970年代までにビデオテープで収録されたテレビドラマの中には、原盤ビデオテープが別の番組撮影に使われ上書きされたことにより、映像が失われたものも少なくない。また、当初は撮影機材は大きく、カメラの感度は低く、照明を煌々と照らしたスタジオ内で演技するより他なく、屋外の情景はスタジオ内でのセットで再現した。どうしても屋外でのロケが必要な場合は、ビデオでの撮影を諦めて、映画フィルムで撮影することもあった。かつて多く制作されたいわゆるホームドラマはこうした技術的制約の苦肉の産物でもあった。NHKのドラマはNHKで全て制作していたのに対して、民放では1950年代から外部の制作会社が制作したテレビドラマを放送した。それらは当初「テレビ映画」とも称され、劇場映画を作ってきたスタッフが制作にあたり、撮影もフィルムで行なわれた。大手では、1959年には東映が出資したテレビ局NETで、1962年には新東宝を前身とする国際放映がTBSでテレビ映画の制作に進出している。特撮ものは合成などのノウハウが蓄積されているフィルムでの撮影が主となっていた。詳しくはテレビ映画を参照。

1970年代も半ばを過ぎると、これまでのビデオカメラのコストと技術的制約もなくなり、フィルムからビデオでの撮影に徐々に移行することとなった。フィルムが必要とする現像の手間以外だけでなく、ビデオ編集用の機材の発達と何よりもコストの問題で、映画会社系の制作会社もビデオ撮影を採用し始め、1990年代後半からフィルムで撮影されたドラマは激減。2000年代初頭には、刑事ドラマ時代劇もビデオ撮影に移行して、フィルム撮影はほぼ姿を消した。2005年現在、地上デジタル放送への移行期を迎えて、ビデオでの撮影もNTSCからハイビジョンで収録するものが増えつつある。そのため最近ではアナログ放送で放送する場合、NHKのドラマ全般(2005年4月~)やテレビ朝日の木曜9時のドラマと金曜ナイトドラマは上下に少し黒帯の付く13:9のワイド画面で放送したりする。また日本テレビ(2005年7月~)とTBS(2004年10月~)やフジテレビ(2004年1月~)などでは上下に若干黒帯が付く(ブラウン管テレビでは見えない)。テレビ朝日の木曜9時ドラマと金曜ナイトドラマ以外については両端をカットして放送しているためアナログ放送の画角4:3画面いっぱいで放送される。またフジテレビでは、アナログ向けとデジタル向けで別の収録テープに分けて放送している(画角に合わせてエンドロール等のテロップの位置を変えてある)そのため地方局での再放送や他系列放送の場合、機材の都合上ハイビジョン製作でも標準画質でしか放送できない。

[編集] 出演者とスタッフ

  • ラジオ放送を行なっていたNHKと民放テレビ局は、ラジオドラマを制作するために自前の放送劇団を組織して専属の俳優を持っていた。テレビの草創期は芸能プロダクションが未発達だったこともあり、その初期はラジオ時代と同様にNHKが自前でタレントを養成して、ドラマやバラエティに出演させた。また、五社協定により映画会社所属の俳優のテレビ出演に制限があったため、新劇の俳優を多く使って来た。その後は、芸能プロダクションが隆盛。養成機関で演技の訓練を受けていないタレントがドラマに出演したり、人気俳優を抱えるプロダクションが、配役に影響力を及ぼすことも多い。
  • トレンディードラマ時代以降、出演する俳優・タレントは低年齢化傾向にある。その為に逆に演技力に疑問符のつく作品も見られるようになった。無理な脚本や現実にはありえない設定など、作品そのものの評価が低いケースもある。視聴者が若年層に偏る傾向にあり、かつてのように国民的な人気を博すドラマは出にくくなっている。ただし、80年代頃のドラマは主演アイドルファン以外に相手にされておらず、日本の実写映像自体が低く見られていたが、90年代以降、従来映像され得なかった設定や映像表現に他メディアの影響をとり入れた結果、ようやく使い物になったCG技術の導入の結果、若年層に映像として認知されるようになった。
  • 一連の柴門ふみ原作ドラマに見られるように、人気コミックのドラマ化は以前から行われ、好評を博すケースもあったが、近年はことにその比率やヒット作の割合が多く、存在感を増している。人気漫画を原作にすれば、小説と比べても数の多い漫画のファン層の確実な視聴を望めるうえ、コミックの販売部数の増加も期待できるなどの相乗効果が指摘されているが、オリジナルドラマを軽視する傾向は、若手脚本家の育成につながらないとの指摘もあり、安易なコミック原作への依存には批判も多いが。日本テレビでは2006年度は人気コミックからのドラマ化は控えて『14才の母』や『ハケンの品格』などといったオリジナルの高視聴率番組を叩き出したが、前年冬にフジテレビ系列で放送された『のだめカンタービレ』の成功の影響か2007年度4月期は一転コミックもの3本という依存振りである。ただし、原作者の意向もあり近年では中途半端に映像化したものは認知されない為、かなり凝ったつくりのドラマも多い、原作というのはそもそも保証された面白さであり、オリジナルドラマのスタッフにはそれを越える企画力が求められている。

[編集] テレビドラマに対する意見

ItMedia「日本のドラマは論外 希薄なテレビ業界の意識」でアメリカ人タレントのデーブ・スペクターは「米国に比べると日本のドラマは論外。演技も良くないし、ストーリーに工夫がない。アクションも白々しい。ドラマの質や現実感とは関係なく人気モデルなどを起用し、力のある芸能プロが売り込む俳優やタレントを使わざるを得ない業界構造がある。それでは本当にいいドラマは作れない」と言っている。「米ドラマは制作に潤沢な予算と時間をかけている。地上波放送やDVD化など先々の展開を考え、最高の脚本家とキャストを集め、完成度の高いドラマを作っている。当然おもしろくなるし、世界中で売れる」という。総じて日本のテレビドラマのレベルが低く、ドラマというよりはタレントやCDの宣伝になっている事を批判している。

ただし、この件について指摘する意見は目新しいものではない。基本的に日本の映像メディア全般が低予算で製作されており、世界に誇るアニメーションにしても実写よりも低予算で製作できるという条件で発展した状況がある。基本的に娯楽を低く見る国民性であり、放送局にしても文化的な映像メディアよりも低予算で視聴率が稼げるバラエティを志向するといった問題もある。また、日本の実写作品はアジア人が出ているというだけで視聴されないという状況もある為、英語圏全体で商売可能(故に潤沢な予算をかける事も可能)なアメリカの状況は単純に比較の対象となりえない。また、前述の都合で英語圏では商売にならない日本のドラマも香港台湾といったアジア各地では視聴されており、『ドク』や『西遊記 (フジテレビ系テレビドラマ)』といったアジア市場を意図した作品も制作されている。

[編集] 2時間ドラマ

詳細は2時間ドラマを参照

[編集] 制作会社

[編集] 系列ごとの番組

[編集] NHK

[編集] 日本テレビよみうりテレビ系列

[編集] TBSテレビ(KRT時代含む)・毎日テレビ系列

[編集] フジテレビ関西テレビ系列

[編集] テレビ朝日(NET・ANB時代含む)・ABCテレビ系列

[編集] テレビ東京(東京12ch時代含む)・テレビ大阪系列

[編集] 関連項目

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