007 ダイヤモンドは永遠に
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『007 ダイヤモンドは永遠に』(ぜろぜろせぶん<ref>日本でも「ダブルオーセブン」と言うようになったのは第8作『007 死ぬのは奴らだ』から</ref> だいやもんどはえいえんに、Diamonds Are Forever)は1956年に出版されたイアン・フレミングの長編小説(ジェームズ・ボンドシリーズ第4作)。また1971年公開の、ガイ・ハミルトン監督のスパイアクション映画。007シリーズ映画化第7作。
ショーン・コネリー主演作としては6作目で、彼がジェームズ・ボンドを演じた最後の作品でもある。<ref>ショーン・コネリーは後に、彼自身が版権を取得していた『007 サンダーボール作戦』のリメイク版、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983年公開)でボンド役を再び演じている。また2005年に発売された『007 ロシアより愛をこめて』を元にしたテレビゲームでは声の出演をしている。</ref>
目次 |
[編集] 概要
| 007 ダイヤモンドは永遠に Diamonds Are Forever <tr><th>監督</th> <td>ガイ・ハミルトン</td></tr><tr><th>製作</th> <td>ハリー・サルツマン |
表示</span> |
|---|
[編集] スタッフ
- 監督:ガイ・ハミルトン
- 製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
- 脚本:トム・マンキーウィッツ
- 音楽:ジョン・バリー
- 撮影:テッド・ムーア
- 編集:バート・ベイツ、ジョン・W・ホームズ
- 主題歌:シャーリー・バッシー
- プロダクション・デザイン:ケン・アダム
- 美術:ビル・ケニー、ジャック・マクステッド
- 特殊効果:レスリー・ヒルマン、ウィッティ・マクマホン
- 視覚効果:ウォーリー・ヴィーヴァーズ、アルバート・ウィットロック
- メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
[編集] キャスト
- ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
- ティファニー・ケイス:ジル・セント・ジョン
- エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:チャールズ・グレイ
- フェリクス・ライター:ノーマン・バートン
- プレンティ・オトゥール:ラナ・ウッド
- ウィラード・ホワイト:ジミー・ディーン
- ミスター・ウィント:ブルース・グラヴァー
- ミスター・キッド:パター・スミス
- M:バーナード・リー
- Q:デスモンド・リュウェリン
- マネーペニー:ロイス・マクスウェル
- バート・サクスビー:ブルース・キャボット
- シェイディ・トリー:レナード・バー
- スタント:ボブ・シモンズ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
長年追っていたブロフェルドをついに倒した(と思いこんだ、実際はブロフェルドの影武者)ボンドは、Mからダイヤモンド密輸事件の調査の任務を与えられ、密輸組織の一員であるティファニー・ケイスと接触する。ボンドは事件を調査していくうちに、恐怖の陰謀と凶悪な黒幕に挑むこととなる。
[編集] キャラクター、キャストなど
- ショーン・コネリーのボンド復帰作であり、ボンド卒業作である(ただし、後に番外編の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で、もう一度ボンドを演じている)。
- ジョージ・レーゼンビー主演の前作『女王陛下の007』が(007シリーズとしては)不振だったため、テレビ版でバットマンを演じたアダム・ウエストや、『サイコ』に出演したジョン・ギャビンがボンド役にオファーされた。ギャビンは契約まで交わしていたが、コネリーの復帰が決まり出演料をもらって降板した。
- コネリー復帰のために破格の出演料が払われたが、彼はその全額をスコットランド国際教育基金に寄付した。もう一つの条件として、ユナイテッド・アーティスツがコネリーの望む作品2本の製作費を提供することが提示され、それにより製作されたのが『怒りの刑事』であった。
- この作品でブロフェルドを演じたチャールズ・グレイは、『007は二度死ぬ』ではボンドの協力者ヘンダーソンを演じている。007シリーズ中、二つの映画で異なる脇役を演じた俳優は他にもいるが、善玉と悪玉を演じ分けたのはこのグレイと『007 リビング・デイライツ』のジョー・ドン・ベイカーのみ。
- 2005年にカニエ・ウェストがこの映画の主題歌をサンプリングした「Diamonds」(ダイヤモンドは永遠に)を発表した。
- ラスベガスのホテルのペントハウスにこもり姿を見せない実業家、ウィラード・ホワイトのモデルは、同地にあったデザート・イン(現在は廃業)の最上階に閉じこもっていたハワード・ヒューズである。ホワイトを演じたジミー・ディーンの本職はカントリー歌手で、デザート・インでレギュラーのショーを行っていた。自分がホワイトを演じるのをヒューズが怒らないか、不安だったという。
- サミー・デイヴィスJr.が歌うシーンも撮影されたが、本編ではカットされた。代わりに、ボンドが見た雑誌に写真が載っているのが写されている。
- ホワイトの研究所に登場する、Gセクションのクラウス・ハーゲルシャイナーを演じているのは、テレビシリーズ『謎の円盤UFO』でストレイカー司令官役だったエド・ビショップである。
- Mの秘書マネーペニーが、税関職員に化けてボンドに協力。本作では、Mと一緒の登場場面はない。
[編集] 秘密兵器など
- ボンドカーとしてムスタング・マッハ1が使用されたが、ティファニー・ケイスの車であり、一般車両のため、一切特殊装備は備えていない。路地に片輪走行で進入するシーンと脱出するシーンの撮影で、車の傾いている向きが逆になってしまい、途中で回転するショットを挟むという苦肉の策が取られた。
- 月面車。ボンドは、潜入したホワイトの研究所にあったものを奪って砂漠を逃走した。本作の公開された1971年、アポロ15号の月面での活動で、実際に月面車が使用された。
- この月面車とのチェイスで、ホンダの三輪バギー、US90が使用された。ボンドも一台を奪って乗り回している。
- Qの研究室にアストンマーチン・DBSが置かれていたが、特殊装備は披露されず本筋にも登場しない。その側で部下が上から吊るされた多数のミサイルを操作していたが、これも用途や車との関係は不明。
- ティファニーのアムステルダムのアパートのクローゼットの奥には、指紋比較用映写機がある。密輸業者ピーター・フランクスに化けたボンドがグラスに残した指紋をインスタント写真に撮り、それをこの機械に挿入すると、スクリーンにサンプルと対比して映し出される仕組み。
- ボンドはQの作った偽の指紋を指に貼り付け、この身元チェックをすり抜けた。
- ボンドはホワイトのペントハウスに侵入するのに、ワイヤーを発射する銃を使用。
- 電話の音声変換装置。声を別人のものに変換してブロフェルドを欺く。元もとは、Qが前年のクリスマスに子供に作ってやったもの。
- エレクトロマグネティック・RPM・コントローラー。指輪に仕掛けられていて、Qはこれを使ってスロットマシンでジャックポットを連発した。
[編集] その他
- ボンドはソレラのシェリーをダイヤの専門家ドナルド卿に出され、ベースになったワインの年代を当ててみせる。
- ボンドはP&Oのホバークラフトでドーバー海峡を渡る。
- アムステルダムで運河を見下ろすウィントとキッドが立っているのは、観光名所のスキニー橋(Magere Brug)である。
- このときキッドが持っているニコンのカメラは、ニコンF。
- ティファニーの名の由来は、母親がニューヨークのティファニーの前で産気づいたからだが、これを聞いたボンドはヴァンクリーフ&アーペル(パリの宝石店)でなくてよかったという冗談を言う。
- ボンドは、なりすましていたピーター・フランクスの本物が現れ、これと格闘して殺害し、札入れを自分ものとすり替える。この中に入っていたのは、ボンドのプレイボーイクラブ(雑誌PLAYBOYの出版元が経営するクラブ)の会員証。
- ルフトハンザとのタイアップで、ボンドは同社の旅客機でロサンゼルスに移動する。
- ホワイトのホテル「ホワイトハウス」の外観は、ラスベガス・ヒルトン。ペントハウス直通エレベーターの外観は、ランドマーク・ホテル(現在は廃業)で撮影された。
- ティファニーがぬいぐるみを受け取るシーンは、サーカス・サーカスでの撮影。
- ホワイトの研究所の外観は、ベガス近郊のジョン・マンビル社の石膏工場で撮影された。余談だが、同社は世界最大規模でアスベスト使用製品を生産していたために、訴訟を受け1982年に倒産した。
- ムスタング・マッハ1のカーチェイスは、フリーモントストリート界隈で行われた。当時はラスベガスの中心地で、有名なフリーモントエクスペリエンスが登場するのは、ずっと後のことである。
- その他にも、ラスベガス内のホテルやカジノ、マッカラン国際空港などでロケが行われた。
- ウィントとキッドが客船内でボンドたちの部屋に運んで来たワインは、ムートン・ロ-トシルトの1955年もの。
[編集] 日本語吹替
TBS『月曜ロードショー』旧録版
TBS『水曜ロードショー』新録版
2006年11月22日発売 DVD アルティメット・コレクション
[編集] 注
<references/>
[編集] 関連項目
| ジェームズ・ボンド |
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