ソーサリアン

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<tr><td nowrap="nowrap">ジャンル</td><td>アクションロールプレイングゲーム</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">対応機種</td><td>PC-8801シリーズ
PC-9801シリーズ
X1turboシリーズ
PC88VA専用
PC/AT互換機
MSX2</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">開発元</td><td>日本ファルコム</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">発売元</td><td>日本ファルコム</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">人数</td><td>1人</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">メディア</td><td>[PC-8801] 5'FD
[PC-9801] 5/3.5'FD
[X1turbo] 5'FD
[PC88VA] 5'FD
[PC/AT互換機] 5/3.5'FD
[MSX2] 3.5'FD</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">発売日</td><td>[PC-8801] 1987年12月20日
[PC-9801] 1988年3月25日
[X1turbo] 1988年5月20日
[PC88VA] 1988年6月17日
[PC/AT互換機] 1990年4月1日
[MSX2] 1991年8月10日</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">価格</td><td>[PC-8801] 9800円
[PC-9801] 9800円
[X1turbo] 9800円
[PC88VA] 9800円
[PC/AT互換機] $59.95
[MSX2] 8800円</td></tr><tr><td nowrap="nowrap">その他</td><td>追加シナリオあり</td></tr>
ソーサリアン
テンプレート (■ノート)

ソーサリアン』(SORCERIAN)とは、日本ファルコムが開発、発売したコンピュータゲーム。『ドラゴンスレイヤーシリーズ』第5作である。

1987年PC-8801mkIISR用が発売されて以来、その最大の特徴であるゲーム本体と独立し追加可能なシナリオと、拡張性のあるシステムにより、派生作も含めて多くの機種に移植され、また追加シナリオが発売された。

目次

[編集] ゲームシステム

最大の特徴は良くも悪くも「自由度」の高さである。初期作品群発売当時はパソコンのヘビーユーザーに非常に好評で、やりこめばやりこむほど明らかになってゆく奥深さに多くのユーザーが熱狂した。しかしながら、それ故に難易度もまた高く、ライトユーザーには非常にとっつきにくいものであり、近年発売されたリメイク版のシリーズはよりシナリオを楽しむための要素を高めて、ゲームシステムの見直しが図られている。

[編集] 基本的な操作

サイドビューの任意スクロールアクションRPG。最大4人のプレイヤーキャラクター(後述)でパーティを組み、武器や魔法で敵を倒しつつ、ジャンプで障害物や迷路を乗り越え、様々なトラップや謎を解きつつ各シナリオクリアを目指す。

[編集] プレイヤーキャラクター

最初に行われるのがプレイヤーが操るキャラクターの創造である。「戦士」、「魔法使い」、「ドワーフ」、「エルフ」の4種類のクラスにそれぞれ男女があり、攻撃力や防御力、魔法への耐久力や知性など、パラメーターに差異がある。年齢によってキャラクターグラフィックも青年期、壮年期、老年期と変化する。 また、それぞれのキャラクターが冒険に出ていないときは別の職業を持っているという設定になっており、この職業も60種類あり、職業によって能力値や所持金が変化する。また特定の職業に就いていないとクリアすることができないシナリオも存在する。

[編集] シナリオ制度

敵を倒して成長し、より強大な敵に立ち向かい、最終的に悪の大ボスを退治する、という当時一般的であったロールプレイングゲームの要素を取り払い、シナリオをクリアする楽しみに重点をおいており、冒険の最中に成長することはなく、冒険終了後に完了したシナリオの難易度によって経験が加算されてプレイヤーキャラクターは成長していく(冒険中でもボス敵を退治するとまとまった経験点が入る。また、画面内で雑魚敵を全滅させるとわずかながら経験点が入る)。

またシナリオは最初から、外部データの読み込みと言う形を採っていた。 「シナリオの数だけ世界がある」という当時の謳い文句どおり、そのバリエーションは多岐に渡っており、時に用意されたボス敵を倒すことが寄り道でしかないシナリオや、推理小説的なトリック解決を目的としたシナリオ、複数のシナリオを連続してクリアしていく追加シナリオ集等が用意されていた。

[編集] 年齢と寿命

プレイヤーキャラクターには年齢と寿命の概念があり、シナリオをクリアするために冒険に出たり、町で仕事をしつつ技能パラメーターを磨いていたりするだけでも年をとる。老化によって能力が落ちたり、寿命がくれば老衰で死亡する(結果的にこの老衰という概念が「プレイヤーキャラクターを育てる」という楽しみを無くしてしまうことになり、大半の上級者プレイヤーが隠し技による「不老不死化」*を行った)。プレイヤーキャラクターが老衰で死亡後はそのキャラクターの能力をわずかに受け継いだ子供が登場する。

  • OLD状態のキャラを冒険で死亡させ、死後20年経過してから復活の儀式をおこなうと、低確率で寿命が250歳になる。この状態でさらに同じ条件で復活の儀式をおこなうと不老不死化する。不老不死化した後はAgeの魔法で年齢を下げると、見た目を若返らせることが可能。なお、後発の追加シナリオでは不老不死化キャラへのペナルティが存在するものもある。

[編集] 魔法

ゲーム中には火星、水星、木星、月、太陽、金星、土星の魔法7要素があり、武器や防具にこれらの要素を掛け合わせることで魔法効果を生み出すことができるようになる。この掛け合わせのパターンが非常に膨大であり、120種類の魔法がある。

なお、魔法の掛け合わせシステムの構造上、通常の掛け合わせ方法では絶対に入手できない魔法も存在した。

[編集] 対応ハードウェア

[編集] 初期作品群

最も基本となったソーサリアン。動作クロック8MHzと4MHzではエンディング背景の星などの表示が変わる。発売時期によってVer1.0と、システムを改良およびバグフィックスしたVer1.1の違いがある。特に「二段ジャンプ」の仕様が最大の変更点で、Ver1.1ではキーを二回入れなくてもよくなり、他機種版ではすべてこの仕様となっている。
「忙しい98ユーザーのために」という名の下に、冒険中のセーブや操作方法の簡略化、簡便化、BGMの差し替えと一部曲のイントロ変更などの他、シナリオの一部に内容変更が行われた。また、当時発売されていたPC-9800シリーズの多くは標準でFM音源を搭載していなかったため、FM音源の他にBEEP音によるBGMも用意されていた。
上記PC-9800版をベースに移植。冒険中セーブ機能は無いが、エンディングや各種グラフィックスが専用のものに置き換えられている。また、PC-9800版ではシフトキーダッシュができたが、X1tubo版はテンキー押しっぱなしでダッシュするようになった。BGMは初期ソーサリアン中最大のFM音源ステレオ8音+PSGモノラル3音であったが、ほとんどのX1turboシリーズにおいてFM音源がオプションだったことも考慮して、PSGモノラル3音のみのものも用意されている。
同じくPC-9800版をベースに移植。初期のPC-8800/PC-9800シリーズに比べ音源ボードが強力なため、FM音源6音+PSG3音による重厚な音楽が特徴。初期作品群の中でも完成度が高い。
MSX・FAN誌の移植希望コーナーでの人気を受けて、PC-8800版Ver1.1をベースに移植。MSXturboRの高速モードに対応しているが、MSX2では動作速度にやや問題があり快適とは言いがたい。画面表示やシステムに一部バグが残っているなどゲーム性に難がある。横256ドット・16色の低解像度モードを使用し、マップパーツは横6ドット・縦8ドットで描き直されている。FM-PAC/MSX-MUSICのFM音源に対応。
海外で発売された移植版。上記PC-9800版がベースになっている。4色表示。MIDI対応。

[編集] アレンジバージョン

セガ制作。初めて家庭用に移植されたもの。アレンジがよくできており、完成度が高い。10シナリオ全てオリジナルシナリオで、魔法や職業の種類にも若干の変更が加えられている。
ビクター音楽産業制作。全10シナリオ中、3つがオリジナルシナリオ。SUPER_CD-ROM²で発売されており、BGMは一部を除いてCD音源のアレンジバージョンで楽しめる。また各種メッセージが全て漢字混じり表示になっている。
エグゼクリエイト/メディアジャグラー制作。ビクターインタラクティブソフトウェア発売。全15シナリオ中5つがオリジナルシナリオで、その中のひとつである『太陽の神殿』は日本ファルコムから発売された同名アドベンチャーゲームが元になっている。ゲーム画面が3Dで描画されており、一部システムに変更がある。
  • Windows(ソーサリアンフォーエバー)(1997年6月発売)
Windowsリメイク第一弾。5本のオリジナルシナリオで構成されている。ペンタウァの町に魔法学院が追加されている。音楽は独自に作られたものと、新アレンジ(オープニングなど)になったものが採用されている。
  • Windows(ソーサリアンオリジナル)(2000年11月発売)
Windowsリメイク第二弾。初期作品群の15本のシナリオに、上記ソーサリアンフォーエバーのオリジナルシナリオを足した20本で構成されている。ソーサリアンフォーエバーとは互換性があり、フォーエバーで育てたキャラクターをオリジナルに移行することができる。
音楽は、前作で不評を買ったため、オリジナルの中でX1版とPC-88VA版をブレンドする形で、FM音源+SSG音源をそのまま使っている。メディアにはWAVEファイルで収録されているため、サウンドトラックとしても楽しむことができる。
ジー・モード制作。全部で15シナリオが配信され、内一つがオリジナルシナリオ。
ジー・モード制作。iアプリ版とほぼ同内容。

[編集] その他

ユーザーによる非公式の移植版があり、PC88版のゲームディスクを使用してソフトを作成するプログラムがパソコン通信を通じて配布された。
移植が検討されていたが、中止となった。

[編集] 関連ソフトウェア

[編集] 追加シナリオ集

  • 追加シナリオVol.1(PC88、PC98、X1t、PC88VA)
日本ファルコム制作。
基本シナリオと同様に、各自独立したシナリオを収録。全5本。
  • 追加シナリオVol.2「戦国ソーサリアン」(PC88、PC98、X1t、PC88VA、MSX2)
日本ファルコム制作。MSX2版はティールハイトが移植、ソフトベンダーTAKERU/ブラザー工業より発売。
日本の戦国時代(野田城の戦い島原の乱)を舞台にしたシナリオ。全5本。
  • 追加シナリオVol.3「ピラミッドソーサリアン」(PC88、PC98、X1t、PC88VA、MSX2)
日本ファルコム制作。MSX2版はティールハイトが移植、ソフトベンダーTAKERU/ブラザー工業より発売。
古代エジプト風の島を舞台にしたシナリオ。全5本。
  • 新シナリオVol.1「宇宙からの訪問者」(PC88、PC98、X1t、PC88VA)
アモルファス制作、ソフトベンダーTAKERU/ブラザー工業より発売。
宇宙から落下した隕石を主軸としたシナリオ。全4本+特殊アイテム販売店(シナリオ扱い)1本。
4本目として収録予定だったシナリオに致命的なバグが発見され発売に間に合わなかったため、急遽特殊アイテム販売店シナリオが作られた。
  • Gilgamesh SORCERIAN(PC88、PC98、X1t、PC88VA)
クエイザーソフト制作、ソフトベンダーTAKERU/ブラザー工業より発売。
古代種族の謎を解き明かすシナリオ。全5本。
  • Selected SORCERIAN シリーズ1~5(PC88、PC98、X1t、PC88VA)
アモルファス制作、ソフトベンダーTAKERU/ブラザー工業より発売。
一般公募による「コンプティークシナリオコンテスト」(審査員に荒俣宏谷山浩子、黒田幸弘ら)受賞作を製品化。全10本(ソフト5本に各々シナリオ2本収録、イラストやお便り紹介などのおまけコーナーが付属)。

[編集] ユーティリティ

  • Utillity VOL.1(PC88、PC98、X1t、PC88VA)
日本ファルコム制作。特殊なアイテムを売るアイテムショップやクイズ、すごろくゲーム「ミニミニソーサリアン」、ファンページなど。

[編集] 開発スタッフ

日本ファルコムのメンバーと外注による。

[編集] 派生作品

[編集] ソーサリアン・レジェンド

2005年アーケードゲーム版として以下のアレンジが施された『ソーサリアン・レジェンド』がアルゼにより発表された。

  • インターネット通信によるネットワーク協力プレイ
  • 別途発売されるパソコン用バージョンとの連携

画面構成やゲームシステムがまったくの別物であり、基本的な舞台設定と各シナリオの内容以外の共通点はない。

本作は、かなり開発の進んだバージョンが2005年のアミューズメントマシンショーに一度だけ出展された。しかし、その後の音沙汰は一切なく、このまま2007年にアルゼがゲーム事業から完全撤退したため、事実上のお蔵入りとなっている(余談であるが、アルゼは2002~2003年頃から複数のアーケードゲームの開発を積極的に進めていたが、その全てがほぼ完成されていたにも関わらず、大半は一般稼働されないままお蔵入りになり、そのほかも限られたごく一部の店舗のみにしか入荷していない。アルゼのアーケードゲーム機器事業におけるマーケティング戦略は非常につたなく、受注が集まらなかったためと見られる。本作はそのうちのひとつである)。

[編集] ソーサリアンオンライン

2005年4月に日本ファルコムのオンラインゲーム第1弾タイトルとしてMMORPGソーサリアンオンライン』を開始すると発表した。日本ファルコムがライセンス提供を行い、開発・運営を電遊社が担当している。運営形態は登録、プレイともに基本料金無料とし、アイテム課金制である。

当初は2005年中に正式サービスを開始するとアナウンスしていたが、スケジュールが延期され、2006年5月に公式サイトを開設、同月より第一次クローズドβテスターの募集を開始し、翌6月上旬にテストを終了した。公式サイト開設時には同年7月上旬より正式サービスを開始する予定であるとしていたが、開発スケジュールの遅れから、再度延期されることとなった。9月15日から20日の期間で第二次クローズドβテストを行い、10月末に正式サービスを開始するとアナウンスしたものの、またもや延期となった(この間に運営がエキサイトから電遊社に移管された)。2006年11月16日17時に、正式にサービスを開始した。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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