ステレオカメラ
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ステレオカメラ(stereo camera)とは、複数の異なる位置からおなじ対象物を同時に撮影する事により、その奥行き方向の情報を記録する事を可能とするカメラの事。通常は二つのレンズが一定の間隔にならんでいて、一回の撮影操作で微妙の異なるアングルの二枚の写真を一度に撮影する事が可能である物をさす。通常のカメラでは、単一の平面に像を投影して撮影するため、奥行き方向の情報は失われてしまうが、ステレオカメラでの撮影では、物体を直接見たように立体的な空間把握のできる立体写真を得ることができる。ステレオカメラで撮った画像から奥行き方向の情報が再現される原理については、両眼視差も参照のこと。
交通事故捜査・労災事故捜査などに威力を発揮する。
過去にカメラメーカーからステレオカメラが発売されていたが、その種類は少ない。また、通常のカメラのレンズに装着し、立体写真を取れるようにするアダプタも存在する。現像された画像は何も器具を使わない裸眼立体視によっても立体的に見られるが、専用のスコープによって容易に立体視が可能である。
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[編集] 主な製品
[編集] Stereo Realist
35ミリフィルムを使うステレオカメラ。フレームサイズを正方形、ステレオ・ペアのフレームの間を2コマとし、2コマずつフィルムを送ることで7センチ程度の視差をとりながら無理なく無駄なくフィルムを使う機構のカメラ。その正方形のフレームはリアリスト・サイズと呼ばれる。ファインダーの位置、シャッターボタンの位置が普通のカメラと違っている。リアリスト・サイズのマウントは米国で安価に入手可能である。
[編集] Fed stereo(旧ソ連 ウクライナ)
ボタン電池を使った自動露出のステレオカメラ。フレームのサイズは横長のヨーロピアン・サイズ。ヨーロピアン・サイズのマウントは米国で安価に入手可能である。ステレオ・ペアのフレームの間が1コマなので、フィルム送りは、1コマ、3コマ、1コマ、3コマというように送る。
[編集] Tri-Delta
ステレオ・アダプタのひとつ。本製品は、ミラー及びプリズムを使ってイメージを90度回転させ、横長のフレームの立体写真が取れる。フルフレームのマウントにマウントし、プリズムを使った、専用のビューアーで見る。ユニークな製品であったが、市場で見ることは少ない。
[編集] TDC Stereo Vivid
フレームが正方形のリアリスト・サイズのステレオカメラ。ゴードン・スミス氏の設計によるもので、絞り、シャッタースピード、距離調節のダイヤルが全て上面に置かれ、表示の数字も大きく、非常に見やすく、使いやすい。当時明るさを測定する露出計が普及していなかったため、天候(快晴・曇り等)・フィルム感度・季節・対象物の明度(黒いか白いか)をあわせると、機械的に絞りとシャッタースピードの組み合わせが決まる機構も素晴らしい。絞りにあわせて被写界深度が表示されるのもユニーク。優れた設計によるメカニズムとその使いやすさに感心するステレオカメラである。
[編集] NIMSLO
縦長のハーフサイズのフレームを同時に4枚撮影する、レンチキュラープリント用のカメラ。専門の会社に依頼し、縦長のレンチキュラープリントにしてもらう。レンチキュラープリントなので、ビューアーが不要であるが、プリント代は通常プリントに比べかなり高い。製品名の由来は開発者Nims氏とLo氏の名前だといわれる。
[編集] View-Master Personal
ディズニーや沖縄などの立体写真が円形のマウントに搭載されView-Masterとして現在も生産・販売されているが、本品は個人でView-Masterの立体写真を作るために1950年代に売り出されたカメラである(現在生産されていない)。View-Masterのフレームは小さいため、本カメラでは、35ミリフィルムに上段と下段と往復で撮影する、ほかに類を見ない機構を持っている。TDC Stereo Vividと設計者が同じゴードン・スミス氏なので、TDC Stereo Vivid同様、絞り、シャッタースピードのダイヤルが上面にあり、また簡単に露出を決められる機構を持っていて見やすく、使いやすい。現像済みのフィルムから専用のカッターで各フレームを切り出し、専用のマウントにマウントする。しかし、カットしたフィルムを差し込む方式の専用のマウントは現在は生産されておらず、専用のマウントのデッドストックが高額で出回っている。2006年、貼り合わせ式のマウントが発売された。
[編集] PENTAX ステレオアダプター
現在も生産・販売されているステレオアダプター。一眼レフに取り付け、視差のある一対の縦長ハーフサイズのフレームを撮影する。フルサイズのサービスサイズのプリントにすれば、平行法裸眼立体視できる。プリント用のビューアーを使えば、容易に立体視できる。
[編集] Loreo Stereo Lens-In-A-Cap
PENTAX ステレオアダプター同様、一眼レフに取り付け、視差のある一対の縦長ハーフサイズのフレームを撮影する。米国で現行品として購入可能。
[編集] SPUTNIK
ロシア製の120ロールフィルムを使うステレオカメラ。ファインダーは二眼レフのファインダーと同じ構造になっている。そのため、撮影用の一対のレンズとファインダー用のレンズと計3つのレンズが正面にある。
[編集] Loreo Stereo Camera
視差のある一対の縦長ハーフサイズのフレームを撮影するコンパクト・カメラ。現行品として購入可能。ある機種は2D・3Dを切り替えることが出来る。
[編集] ホースマン3D
2006年8月21日発売のステレオカメラ。24ミリ×32ミリのフレームを2枚並べて撮影。60万円近くもする。
[編集] Stereo Leader
日本製のリアリスト・サイズのステレオ・カメラ。レバーにより、ステレオ写真とモノ写真を切り替えられる。このためか、フィルム送りは1コマずつで、ステレオ写真を撮るときはフィルム送りに注意が必要。二重露光防止機構はなく、シャッター・チャージも手動。多くのリアリスト・サイズ・カメラのレンズの焦点距離は35ミリであるのに対し、本カメラは45ミリである。絞り、距離、シャッタースピードの目盛は上から見やすい。
[編集] Stereo Graphic
リアリスト・サイズのステレオ・カメラ。2つのレンズのうち、ひとつはピントを遠景にあわせた固定焦点、もうひとつはピントを近景に合わせた固定焦点。シャッターは1/50秒とバルブのみ。絞りは、4、5.8、8、11、16のみ。絞りを選ぶだけで撮影する、最低限の機能に絞った軽量のステレオ。カメラである。
[編集] NISHIKA
縦長のハーフサイズのフレームを同時に4枚撮影する、レンチキュラープリント用のカメラ。 概観は一眼レフのAFカメラのようだが、固定焦点、露出は、お天気マークで設定する。
[編集] 関連項目
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