ゴジラ FINAL WARS

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ゴジラ FINAL WARS』(ゴジラ ファイナル ウォーズ、または、GODZILLA FINAL WARS)は2004年に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第28作である。

目次

[編集] 概要

2004年12月4日に公開。ゴジラシリーズの最終作品<ref>最終作というのはあくまでも公開時点でそのように銘打たれたという事であり、(公開当時の)東宝上層部からは未来永劫ゴジラを作らないという事ではなく、「現状の路線はこれで最後という意味だ」という趣旨の発言がなされている。さらに、富山省吾プロデューサーは、バンダイから発売されている食玩「酒井ゆうじプロデュース ゴジラ全集3rd.」の解説書の中で、2013年には復活する可能性があることを示唆している。</ref>とされる。この作品の時代設定は「20XX年」とされ、怪獣達と戦う地球防衛軍が存在し、1954年に出現した初代ゴジラは倒されていない事になっている。

毎年恒例となっていた東京国際映画祭で特別招待作品としての上映はなかったものの、ハリウッドのチャイニーズ・シアターにおいてシリーズ初となるワールドプレミアが敢行された(チャイニーズ・シアターでの日本映画初のワールドプレミアでもあった)。

最終作と銘打った本作を製作するにあたり、製作の富山省吾は今までゴジラ映画を撮ったことのない北村龍平に監督を依頼した。その他にも寺田克也、韮沢靖、新川洋司キース・エマーソンカイル・クーパーなど新たなメンバーが加わり、製作費20億円、製作日数100日、史上初の4班(本編班、特撮A班、特撮B班、海外班)体制での撮影など、歴代ゴジラ映画史上最大の規模で制作された。

オープニングからゴジラのシルエットをアップで見せ、更に歴代の人気怪獣総出演というのが一つの売りで、ゴジラを含め合計15体の怪獣の他、オールドファンには懐かしい轟天号X星人妖星ゴラスまでもが登場し、東宝特撮を総括する集大成となった。本作ではゴジラ映画では珍しい人間側のアクションシーンが多く取り入れられ、また怪獣のアクションシーンも従来のゆっくりとした動きではなく、かなりアグレッシブな動きで表現されるなど新たな試みがなされた。結果、本作はゴジラ映画の中でもかなりの異彩を放つ作品となった。

日本映画を代表する長寿シリーズの掉尾を飾る作品にしてはいささか厳しい興行成績となり(興収12億6000万円、動員100万人)、目標 としていたシリーズ観客動員数1億人を達成する事は出来なかった。『ゴジラvsデストロイア』の時と違い、「最後のゴジラ」という宣伝文句が今作では逆にネガティブなイメージに受け取られてしまった等の敗因が考えられる。ファンや世間の評価も真っ二つであり、最高に面白い・笑えると絶賛する声もあれば、ゴジラ映画らしくないと非難する声もある<ref>人間によるアクションシーンも売りだったのだが、あまりに時間の割合をとっており、肝心の怪獣を拝む場面が少ないという声もある。また超人集団のアクションやX星人の登場シーンが『マトリックス』や『インデペンデンスデイ』等の「パクリ」だと批判する声も少なくない。ただ北村監督は同作のDVDに収録されているオーディオ・コメンタリーで、「パクリではない」と弁明している。</ref>。少なくとも後世に語り継がれる、良い意味、悪い意味、両方を持つ「問題作」となったようだ。

しかし、公開直前にゴジラは日本のキャラクターとして初めてハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」に殿堂入りを果たした。

結局、この作品を最後に東宝は年末年始恒例の怪獣映画路線から撤退し、翌2005年末はそれに代わり、テレビシリーズで実績のある超星神シリーズの映画化『超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』で勝負することになった。

2005年12月30日(18:30 - 20:54)には、『怪獣キング決定戦!地上最強シネマスペシャル』としてテレビ東京系で地上波初放映されたものの、ゴールデンタイムにも関わらず視聴率は5.8%と振るわなかった(ちなみに、2004年11月30日に同じテレビ東京系で地上波初放映された前作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』は9.0%だった)。

第3期ゴジラシリーズの後半では劇場版『とっとこハム太郎』と併映されるようになっていたが、本作は単独上映だった。 2004年度文春きいちご賞第6位を記録。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] 物語

時は近未来「20XX年」、世界中で核実験戦争が頻発した結果、眠っていた多くの怪獣が目覚め人類に牙を向いた。これに対抗するため国際連合地球防衛軍を結成した。同時に他の人類より身体能力の優れた一部の人間“ミュータント”による部隊「M機関」を組織した。彼らの最大の敵こそ、1954年以降世界を恐怖に陥れた怪獣王・ゴジラであったが、南極での轟天号との戦いにより、ゴジラは氷塊の中へ封じ込められた。

それから数年後、地球防衛軍の最新鋭艦である新・轟天号は、ノルマンディー沖の海底にてマンダと交戦し撃破するものの、艦の損傷激しく、艦長であるダグラス・ゴードン大佐は軍法会議に処せられてしまう。その後、M機関の隊員である尾崎は、国連から派遣された科学者、音無美雪の護衛として、北海道沖にて発見された怪獣のミイラの調査に向かう。

その頃日本人初の国連事務総長である醍醐の乗った飛行機が消息を絶ち、それを契機として世界中に大量の怪獣が同時に出現した。交戦する地球防衛軍であったが、突如怪獣が消滅し、巨大なUFOが東京上空に出現した。中からは醍醐が姿を現し、X星人と名乗る宇宙人に救出されたと話した。X星人は地球に“妖星ゴラス”が迫っていると危機を呼びかけ、友好の証として怪獣を消滅させたのだという。これにより、世界はX星人との友好ムード一色となった。

しかし、X星人の友好的態度に疑問を持った尾崎と美雪は、幽閉中であったゴードン大佐を味方に引き入れ、美雪の姉、杏奈が司会を務めるテレビ番組において、X星人の企みを看破した。焦りを見せたX星人の司令官を参謀が射殺、自らが新たな統制官となり地球の武力制圧を宣言した。消滅した怪獣が姿を現し、地球防衛軍の戦艦を悉く沈めて行く。更にミイラと化していた怪獣ガイガンまでもが復活し、地球は崩壊の危機を迎える。

ゴードンは尾崎らを引き連れ、地球防衛軍の地下ドッグにある新・轟天号に乗り込んだ。行き先は南極、X星人も予想していなかった最強の怪獣、ゴジラを復活させようというのだ。下手をすれば自分たちに牙を剥きかねない危険な賭けであったが、轟天は発進した。かくして最終作戦、「オペレーション・FINALWARS」が発動された!!

[編集] 怪獣

オープニング部分の過去作品からのライブフィルムに登場する怪獣

[編集] メカニック

  • X星人UFO
    • 母船(大怪球)
    • α・β・Γ(大爪形態)
    • 小型戦闘艇

[編集] 部員

[編集] 出演

尾崎真一:松岡昌宏TOKIO
特殊能力をもつ地球防衛軍ミュータント兵の一人。兵士としては優しさを捨て切れない、ある意味甘い性格だが、「優しさがなくていったいなにを守れる」という強い信念を持っている。美雪曰く「筋肉バカかつ軽薄」。ゴードン大佐達と共に新・轟天号に乗って、X星人の巨大UFOに特攻しX星人達に戦いを挑む。彼はミュータントの中でほんのわずかな確率で誕生する最強の存在(カイザー)だった。
音無美雪:菊川怜
国連から派遣された分子生物学者。とても科学者とは思えない服装をしており、尾崎曰く「高学歴かつモデル気取り」。北海道沖で発見されたガイガンのミイラからミュータント同様の未知の塩基(M塩基)を発見する。やがて彼女の研究は人類とX星人の驚愕の関係を暴くことになる。尾崎たちと共に新・轟天号に搭乗する。
ダグラス・ゴードン大佐:ドン・フライ(吹き替え:玄田哲章
地球防衛軍戦艦「新・轟天号」艦長。豪快で破天荒な性格だが部下の信頼は厚い。日本刀を愛用し、地球人を遥かに上回る身体能力を持つX星人をも凌駕する驚異的な肉体を誇る。対マンダ戦で新・轟天号を沈没寸前に追い込みながらもマンダを撃破したが、こうした無茶な行動により軍法会議にかけられ上官を殴って懲罰房行きになる(しかし、人望の厚さから房には鍵はかけられていなかった)。尾崎の依頼でX星人の本性を暴き、地球総攻撃を開始したX星人と怪獣たちに対処すべく「地球上で最強の兵器≒ゴジラ」を蘇らせることを決意する。南極でのゴジラとの死闘でミサイルでゴジラを生き埋めにしたのは、当時新兵として轟天号に乗り込んでいたゴードン大佐だった。
音無杏奈:水野真紀
美雪の姉で日東テレビのキャスター。宇宙連合を唱える醍醐事務総長に疑問をいだき、ゴードン大佐達と共に彼の正体がX星人であることを突き止める。愛犬の名前は「キャンディ」。
風間勝範:ケイン・コスギ
尾崎と同じく地球防衛軍ミュータント兵の一人。戦うことを自分の使命だと思い込み敵を倒すことを優先するその考えは人を守ることを第一に考える尾崎とは時に反発する。統制官に操られたが尾崎に解放されて新・轟天号に乗せられる。尾崎への恩返しとしてドッグファイターに乗りX星人のマザーシップに特攻、その内部のバリア発生装置に自らを犠牲にして体当たりした。
熊坂教官:船木誠勝
ミュータント兵の訓練指導をする教官。彼自身はミュータントではないがミュータントとほぼ互角の身体能力を持つ。尾崎たちをかばって統制官に操られたミュータント部隊と戦う。戦いには勝ったが致命傷を負って倒れ、発進する轟天号を見届けながら、高らかに笑った。
小室少佐:國村隼
新・轟天号の副艦長。ゴードン大佐のサポートの役目をする。
醍醐直太郎:宝田明
日本人初の国連事務総長。事務総長専用機で移動中ラドンに襲われ、X星人の母船に幽閉される。彼の偽者が宇宙連合を唱え友好目的と人類を欺き、周りの人間をX星人に入れ変えていた。彼は昔「百発百中」といわれた男らしい(これは演じる宝田がかつて「100発100中」という映画に主演した事へのオマージュ)。愛犬の名前は「クリント」。
国木田少将:四方堂亘
醍醐事務総長たち同様、X星人に捕らえられる。
神宮寺八郎:佐原健二
防衛博物館の主任の古代生物学者。北海道で発見されたガイガンの謎を美雪と共に究明しようとする。妖星ゴラスはX星人の作り出した立体映像であることを暴いた。
波川玲子:水野久美
地球防衛軍の司令官。世界中に出現した怪獣との戦闘の指揮をとる。醍醐事務総長たちと共にX星人に捕らえられていた(なお、やはりX星人が登場する「怪獣大戦争」において、水野が演じたX星人の女性が「波川」と名乗っており、今回の役名はこれに由来するものと思われる)。
小美人大塚ちひろ長澤まさみ
インファント島に住むモスラの小美人。ガイガンのミイラを調査する尾崎たちの前に姿を現し、1万2000年前のガイガン襲来を教え、X星人の血を受け継ぐ尾崎にインファント島のお守りを渡した。
X星人参謀→統制官:北村一輝
地球人を家畜とみなし、司令官の穏健路線に反発。クーデターを決行して司令官を射殺し統制官となる。ガイガンを蘇らせ、世界中に怪獣たちを投下し、無数の小型戦闘機を放ち地球総攻撃を開始する。しかしゴジラの復活により怪獣たちが倒されたため、宇宙からモンスターXを呼び寄せる。その後母船内で尾崎と死闘を繰り広げる。彼も尾崎同様ミュータント最強の生物「カイザー」だった。
X星人司令官:伊武雅刀
X星人の全権代表として人類に妖星ゴラスの接近の危機を警告し、怪獣たちを消滅させて友好的宇宙人として欺き地球制圧を進める。しかし参謀の裏切りによって命を落とし全権を奪われた。
田口左門:泉谷しげる
富士山麓で猟師として暮らす老人。世界中で怪獣たちが暴れまわっている間、山中でミニラと遭遇。孫の健太と共にミニラを連れてゴジラの後を追って東京に向かう。
田口健太:須賀健太
左門の孫。富士山中でミニラを助け左門と共に東京へ向かう。ミニラの名づけ親でもある。

[編集] 賛助出演

[編集] 脚注

<references/>

[編集] 外部リンク

ゴジラ
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関連作品: GODZILLA - ゴジラアイランド
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