ゴシック

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ゴシック (Gothic)

  1. ヨーロッパの美術形式、及びそれらから派生したとされる言語。本項で記述。
  2. 書体ゴシック体
    西洋におけるゴシック体はブラックレターのことである。日本におけるゴシック体は、オルタネート・ゴシック(ゴシックの代わりとなるもの)という書体の名前を略したもので、全く異なる。

原意は「ゴート人の」を意味する言葉である。ルネサンス期の15-16世紀に、イタリアの美術家アントニオ・フィラレーテジョルジョ・ヴァザーリらが、中世時代の美術を粗野で野蛮なものとみなして、「ドイツ風の」あるいは「ゴート風の」と呼んだことに由来する蔑称である(ゴート人が実際に用いていた美術様式という訳ではない)。中世の教会建築、絵画などの様式を示す概念になっていった。

ルネサンス期以降、ヨーロッパでは古代ギリシア・ローマの美や文化が理想とされ、暗黒時代とされた中世の文化には低い評価が与えられてきた。

ゴシックが再評価される契機となったのは、18世紀末以降になって中世風(ゴシック風)の建物を舞台にした幻想的な時代小説(ゴシック小説)が出版されるなど、人々の間に中世趣味が広がってからであった。

19世紀になってロココ様式や新古典主義に対する反動から、中世の時代へ関心が向かい、建築を中心にゴシック様式を回顧的に用いるゴシック・リヴァイヴァルが生まれた。イギリスの国会議事堂はその代表的な建物であり、一般の邸宅もわざわざ中世風の様式を取り入れ、建てるものもあった。

上記のような経緯の中「ゴシック」は原来の意味とはかけ離れ、多義に用いられるようになっている。

近年における転用等

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