ゴキブリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この項目または節は主として日本国内のものを扱った記述になっており、世界的な観点からの説明がされていません。この項目を日本中心にならないように加筆、訂正 するか、この項目のノートでこの問題について議論をしてください。
?ゴキブリ目 (網翅目) Blattaria
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ゴキブリ目(網翅目) Blattaria
上科
  • ゴキブリ上科 Blattoidea
  • オオゴキブリ上科 Blaberoidea
  • ムカシゴキブリ上科 Polyphagoidea

ゴキブリ(蜚蠊)は、昆虫綱ゴキブリ目(網翅目)からシロアリを除いた総称である。体は扁平で幅が広く楕円形。褐色や黒褐色の種が多く、体表に光沢がある。地方によってはアブラムシというが、アリマキをアブラムシという地方もあるので注意。

目次

[編集] 分類

  • ゴキブリ上科 Blattoidea
    • ゴキブリ科 Blattidae
    • キゴキブリ科(クリプトケルクス科) Cryptocercidae
    • シロアリ科 Termitidae
  • オオゴキブリ上科 Blaberoidea
    • オオゴキブリ科(ブラベルスゴキブリ科) Blaberidae
    • チャバネゴキブリ科 Blattellidae
  • ムカシゴキブリ上科 Polyphagoidea
    • ムカシゴキブリ科 olyphagidae
    • ホラズゴキブリ科 Nocticolidae

ゴキブリ目はカマキリ目と姉妹群をなし、合わせて網翅類をなす。網翅目ゴキブリ亜目とすることもある。

古くは、直翅目ゴキブリ亜目とし、バッタ、カマキリ、ナナフシなどと同じ目にすることがあったが、実際は、カマキリ以外は近縁ではない。

[編集] 概要

熱帯を中心に、全世界に約4000種、うち日本には南日本を中心に50種余り(朝比奈1991によると52種7亜種)が知られる。体長は1cmから10cmほどになる種類まで様々であるが、家住性の種はどれも1cmから4cm程度である。最大種は南米に生息するナンベイオオチャバネゴキブリで11cmにもなり翅をひろげると開長20cmにもなる。日本産の最大種は石垣島、西表島に生息するヤエヤママダラゴキブリで5cmちかくになる。

全身が上から押しつぶされたように平たく、狭い場所に潜むのに都合がよい体型をしている。触角が長く、頭部は胸部の下に隠れる。口には大あごがあり、食物をかじって食べる。脚はよく発達していて、走るのが速い。スケールスピードは時速300kmにもなる。成虫にはふつうが2対4枚あるが、前翅だけ伸びる種類、もしくは翅が全く退化してしまった種類もいる。もちろん、これらの種類は飛翔能力を全く欠く。また、2対4枚翅が揃っている種でも、飛翔能力は低く、短距離を直線的に飛ぶぐらいしかできない。

- 幼虫 - 成虫という成長段階を踏む不完全変態の昆虫である。卵は数十個が一つの卵鞘に包まれて産みつけられるが、チャバネゴキブリのようにメスが卵鞘を尾部にぶら下げて保護するものや、サツマゴキブリのようにいったん体外で形成した卵鞘を体内のポケット状の器官に引き込んで体内保護するものもいる。幼虫は翅がない以外は成虫とほぼ同じ形をしており、5-7回の脱皮を経て成虫となる。クロゴキブリのような大型種は成虫になるのに1年半から2年ほどかかるものが多く、世代交代の速度は意外に遅いものが多い。

出現したのは約3億年前の古生代石炭紀で、「生きている化石」ともいわれる。古生代から絶滅せずに生き残ってきたことから「人類滅亡後はゴキブリが地球を支配する」という人もいるほどであるが、実際には森林環境に依存している種が多いので、人類が自らの環境破壊によって森林環境を道連れに滅亡した場合には絶滅する種が多いだろうし、当然のことながら人家生活型のコスモポリタン種は依存する人家環境の消滅によって絶滅するであろう。むしろこの発言は著名な生物学者がマスコミ向けに、人類が万物の霊長としておごり高ぶることに対して警鐘を鳴らす意味で発した、一種のはったり性の強いものであった。

また、ゴキブリはその体構造が原始的・平均的であるため実験動物としても利用されており、アメリカ合衆国などにはそのての業者がいて珍種などを販売している。中でもワモンゴキブリが評価が高い。

本来は熱帯雨林に生息する昆虫で、昼間は朽ち木や落ち葉のかげにひそみ、夜になると出歩いて菌類、樹液、朽ち木、動物の死骸やなどを食べる雑食性の昆虫である。食物の主体は朽ち木などの腐植質であるが、中にはあたかもクワガタムシの幼虫やシロアリのように朽ち木のみを食べて生活するものも少なくない。やがて特に雑食性の強い種の中から寒さや食物に困らない人間の住環境に進出する種類が現れ、害虫として不当に激しく忌み嫌われるに至っている。このような人家生のゴキブリの中で、特にコスモポリタンとして世界中に広まっている種には、クロゴキブリチャバネゴキブリワモンゴキブリなどのようにアフリカ原産であったと推測されているものが多い。

よって寒さには弱く、日本での生息地は北海道と高標高地を除く場所である。しかし近年では人家生のコスモポリタン種は北海道にも進出して一年中暖かいビル内などで増加傾向にある。人家に生息する種類は外来のクロゴキブリチャバネゴキブリワモンゴキブリなどで、おもに森林で生活する種類には在来種のヤマトゴキブリオオゴキブリモリチャバネゴキブリサツマゴキブリなどがいるが、在来種のヤマトゴキブリのように人家にも生活の場を広げている種もある。

[編集] 人とゴキブリ

人家に棲むゴキブリは、台所をはじめ住居の各所に生息している。古代ギリシャ時代から記録があるほどで、古来から身近な昆虫のひとつである。メキシコ民謡の「ラ・クカラチャ」とはスペイン語でゴキブリのことである(ただしこの歌が指すゴキブリとは人のことである)。また、日本童謡「こがね虫」(こがね虫は金持ちだ)もゴキブリのことを指しているという説がある。食品をかじり、住居のあちこちにフンをして汚し、殺そうとすればすばやく走り去るが、地球全体で見てみると、この昆虫を害虫扱いする国は意外と少ない。

ゴキブリは、体内に共生する微生物の働きにより、タンパク質などのアミノ酸体窒素に非常に乏しい食環境で生活することができる。屋内に進出した種は雑食性が強く、人間の残した残飯はもちろん、人間の垢や髪の毛、和紙や油といったものまで食べることができる。このような高い雑食性に支えられた食環境の厳しさに耐えきるタフネスさが、約三億年近くも絶滅することなく「生きている化石」として現在に至っている要因の一つとして挙げられる。

人間生活と密着した生活を送る一部のゴキブリは、隠れ家になりやすい汲み取り式便所台所を経て健康者に病原体を媒介する可能性があると指摘されたり、「不衛生」や悪い意味での「しぶとさ」の代名詞と見なされることが多い。衛生害虫という視点では、ポリオ(小児麻痺)等のウイルスを身体にくっつけて運ぶ場合があるが、実際に媒介役となるのはまれである。近年では、高層ビル内の機械類に侵入して、内部の配線等を切断したり、破壊したりするといった問題が生じているため、企業活動及び社会・経済に対しての被害の拡大化が懸念されている。しかし、つい100年ほど前までは非常食や薬として使われることもあった。

人を襲って傷つける事はないとされているが、ネット上では「噛まれた」と主張する人間が多数存在する。

一般的には忌み嫌われることの多い昆虫だが、一方で愛好家も存在する。それを示す催しが、1993年6月4日に岡山市で初開催された、ゴキブリの品評会である。当初はゴキブリの大きさを競うだけだったものが、最近はゴキブリの艶を競ったり、ゴキブリレース等、年々エキサイトしている。会場は、最初は市役所、次は文化ホールで、3回目は大胆にもスーパーで開催された。最近ではペット用にさまざまな種が輸入されている。

ゴキブリは俳句において季語として使われることもある。主に儚いというイメージのもと使われる。

[編集] 別名

「御器(食器)をかぶる(かじる)」ことから「御器被り・御器噛り」と呼ばれるようになり、明治時代までは「ごきかぶり」であったものが、文献の誤植によって「か」の字が抜け落ちたまま広まってしまったのが「ゴキブリ」の直接の由来とされる(詳しくは誤植#辞書の誤植の『生物学語彙』を参照されたい)。現在でも地方によっては「ゴキカブリ」「ゴッカブイ」「ボッカブリ」などの方言呼称が残っている。他の方言呼称としては上記のアブラムシの他、クロッツ、アマメ(長崎県ほか九州三重県志摩半島)、ヒーラー、トービラー(沖縄県)などが挙げられる。

また、地方(栃木県など)の商家では、昔よりこの虫をコガネムシ(卵鞘が財布に似ているため)と呼んで珍重し、これを殺すことを戒めてきた例もある。

ゴキブリという名称そのものに嫌悪感を示す人間も多いため、(時にネット上の)隠語として、「」、「」、「G」、「ゴキ」、「ゴッキー」、「黒い悪魔」、「ベンツ」、「ドム」、「ベルグバウ」などと呼ばれることもある。ハチミツとクローバーの中では「ホームステイ」と呼ばれた。一部の飲食店などでは符丁として「ジョニー」「太郎」といった固有名詞が宛てられる。

[編集] 主な対処法

ゴキブリ駆除用の薬剤

ゴキブリへの対処手段は殺虫剤等の薬品使用から直接攻撃まで多岐に渡る。以下にその例を概説していく。

[編集] 薬品などの使用

家庭内のゴキブリを捕獲・駆除するための商品は数多く開発・発売されている。餌・誘引剤と粘着シートによる捕獲器(「ごきぶりホイホイ」など)、薬剤が遠くまで飛ぶスプレー型殺虫剤、火や水による化学燻蒸で締め切った室内を燻す殺虫剤(「バルサン」など)、ホウ酸や薬剤入りのベイト剤などが挙げられる。学習性の高いゴキブリは粘着シートによる捕獲器等には入らなくなるという。ここで注意しなければならないのは薬品を使った場合、確実に息の根を止めないと逆効果であるということである。ゴキブリの生命力から、薬品だけでは死滅しない場合が多い。そのため、回復してしまうと耐性を持ってしまい、その子孫まで影響が出る恐れがある。

捕獲器
捕獲器を使用する際はこまめにチェックをするのが望ましい(民家によってはゴキブリがすぐいっぱいになったり、ミイラ化しているときがある)。また、持ち帰らせて巣ごと殲滅するタイプのもの(「コンバット」など)は放置すると設置した給餌ケースそのものが巣と化す場合があるので注意が必要である。
燻蒸タイプ
ゴキブリが逃げ出す事が多いので排水溝や扉・窓、その他の隙間を完全に密閉することが望ましい。この方法の欠点としては、ゴキブリの天敵である益虫、アシダカグモも死んでしまうことである(もっとも、アシダガグモも不快害虫にされることがあり、意見が分かれるところではあるが)。また、卵には効果がないので、完全に家のゴキブリを全滅させるには卵が孵化するタイミングを待って2~3度繰り返し使用する必要がある。
泡スプレー
最近は泡でゴキブリの動きを封じるスプレーも開発されたが、合成洗剤が付着している部分に噴射すると泡が溶けてしまう。有毒ガスが発生している可能性があるため、使用する際は合成洗剤との混用は避けるべきである。

以上に挙げたようなゴキブリを化学的に死滅させる薬液や薬剤は強力な反面、人体にも有害な場合が多いため注意が必要である。

合成洗剤
他には古典的だが合成洗剤を浴びせるのも有効な手段である。合成洗剤は漫画などではママレモンが用いられるが、よほど強く容器を圧縮しない限りまともに飛ばない上命中精度にも問題を抱える事から、マジックリンなどのスプレータイプの物を使用するとよい。ちなみに合成洗剤が有効な原理については、洗剤の粘度がゴキブリの足止めになり、なおかつ油で保護された気孔を塞ぎ窒息死させるためであり、有害な化学物質が多く含まれているからというのは間違いである。

[編集] 直接攻撃

打撃系
人体に無害かつ確実な方法として蝿叩きスリッパ新聞雑誌などで直接攻撃を加えるのも一般的な対処方法の一つとして挙げられる。ただし、体内の体液が明らかに流失していると判断できるまで叩き付けることが望ましい。意図的かどうかは不明だが、一時的に完全に動作を停止したにもかかわらず再度もの凄い勢いで逃走する(死んだフリ)ことがあるからである(打撃のショックで一時的に昏倒するためと考えられる)。背後からは触角に当たる風を感じて逃げるため、前から叩くのがよいとされる。また腰をかがめる必要のなさ、腕より強い力で潰せる等の点から靴を履いて踏み潰す方法も有効である。 中には手で直接叩き殺したり手で捕まえてそのままちぎったり裸足で踏み潰したりする猛者(もさ)も存在するが、衛生面を考えると推奨し難い。
掃除用ワイパー
ゴキブリ嫌いの人間にはクイックルワイパーが人気である。これは叩き潰した後に布部分を取り外し、そのままくるんで捨てることができるため、死骸を見なくてよいというメリットがある。しかし、念入りに攻撃を行わない限り前述のような「死んだふり」をされやすいデメリットも同時に存在する。
掃除機
害虫の退治方法として掃除機は非常に有用である。害虫の死骸を触ったり見なくて済むうえに、吸い込んでくれるため打撃ほど正確にターゲットを狙う必要がなく、ほとんどの虫は吸い込んだ瞬間に風圧や、掃除機のホース内部などにぶつかる衝撃で即死する。ただしゴキブリの場合は吸い込んだだけでは死なないことが多いため、吸い込んだ後はゴミを溜める紙パックなどを速やかに処分することが望ましい。もしすぐに処分ができないときは、掃除機のノズルの先に丸めたティッシュペーパーなどで栓をしておき、次に使うときはそのままスイッチを入れ吸い込んでしまうと良い。
電撃ラケット
また近年ではテニスラケット風のフレームで、メッシュ部分に電気が流れるタイプの蠅叩きがある。これはゴキブリに対しても大いに有効であり標準配備することが望ましい。
スプレー塗料
またラッカー系のスプレー式カラー塗料なども有効であるが、本来塗料であるため殺虫現場付近にカラー着色による被害が残り美観が大幅に損なわれる。スプレータイプの利用という点では、スプレータイプを使用して捕獲する方法もあり、高確率で捕獲・駆除できるという点では最も有効な手段と考えられる。しかし、フローリングリノリウムの床の場合は良いが、の場合は捕獲後の後始末が面倒な点が欠点である。
武器
ほかにも電動ガンやグリーンレーザーを使用する人間もいるが、死体が飛散したり炭化したゴキブリから悪臭が出るため後片付けの点で問題がある。
熱水
なお、ゴキブリ最大の弱点は熱であり、摂氏50度以上の温度の中でゴキブリは生存することができない。したがって、電気ポットを常備しておき、熱湯を浴びせることによりゴキブリを即死させることができる。
熱アルコール
また熟練したものの家庭には高温アルコール噴出器が配備されていることもある。これは通常水を利用すると命中有無に関わらずターゲット部分がふやけてしまうため、少量かつ蒸散の早いアルコールを利用するのである。また、アルコールが切れてもウォッカブランデーといったアルコール度数が高めの酒類で代用できるのも一つのメリットである。

しかしながら以上のような直接攻撃手段はゴキブリを目視し、またその動きを把握、予測する必要があるため初心者には少々困難を伴うかもしれない。

[編集] 普段からの対処法など

対処をしなくてすむような防御的な対策も効果がある。

害虫の侵入口を塞ぐことは非常に重要である。サッシ玄関は確実に閉め、「すきまテープ」などで隙間をなくす。外壁などの隙間はパテなどで埋める。換気扇などの開口部には網を張る。排水口も、使わないときや就寝前にはフタをしておく習慣をつけると良い。 長期にわたり薬効が持続する散布薬剤、例えば「網戸に虫こない」等をこのような箇所の付近に散布するのも効果がある。また、室内に無臭の防虫剤を置くだけでも害虫の侵入が防止できる。

ゴキブリを捕食する生物にはゲジムカデアシダカグモ、セナガアナバチなどがいるが、これらの生物に対しても人家生の大型節足動物という点でゴキブリと同様不快感を催す人が少なくなく、いわゆる不快害虫として嫌われることが多いのが実情である。中でもムカデの中のオオムカデ類は人を咬んで害を与えるが、アシダカグモやゲジは手で掴まない限りまず咬みつくことはない。益虫の側面を持つこれらの生物に関しても、ある程度の知識を得ておいて損はないだろう。

食環境に対して極めて高い順応性を持つゴキブリだが、やはり水がなくては生きていけないため、普段からの対処法としては水まわりを清潔にすることとされる。しかし全く水を使わないわけにはいかないし、ゴキブリは食品でなくともカビや埃などを食べて生きるため、根絶はきわめて困難である。が、岐阜県揖斐郡池田町では、町ぐるみで「ゴキブリ追放運動」を行なっており、タマネギを使った駆除剤を各家庭で導入した結果、町からゴキブリが消えたというエピソードがある。

ただ根本的な問題として、室内に繋がる半屋外部分(床下や壁の中、天井裏など)を拠点にされると最早ゴキブリ対策に精通した一般人でも対処のしようがない。その場合、引っ越しという究極の手段をとる者もいるが、家具などに紛れ込んだり、卵の状態でゴキブリまでも一緒に引っ越してしまうことが多く、根本的な解決にならない場合もある。

[編集] おもな種類

[編集] 国産

チャバネゴキブリ Blattella germanica

体長1.5cmほどの小型の種類。体はつやのある黄褐色で、胸部に2本の太くて黒い帯がある。全世界の建造物に分布するが比較的寒さに弱く、人家よりはビルなどの24時間温度の安定した場所を好む。
近縁種のモリチャバネゴキブリ Blattella nipponicaは人家には生息せず、落ち葉や枯れ草の下に生息していて、分布域も西日本に限られる。

クロゴキブリ Periplaneta fuliginosa

体長3cmほどで、体はつやのある黒褐色。関東以南の西日本ではチャバネゴキブリと並んでよく見かけられる種類だが、北日本では少ない。チャバネと比べ野外活動性が高く、隣家よりの進入も多い。日本以外では台湾、中国に分布するが、アメリカにも移入している。

ワモンゴキブリ Periplaneta americana

クロゴキブリに似て、さらに大型で、体長4cmを越える。全身の色は明るく、胸には黄色い輪の模様があることからその名がある。極めて活発でよく飛ぶ。沖縄でよく見られる。本土でも、温泉街などの暖かい所に侵入している例がある。

ヤマトゴキブリ Periplaneta japonica

体長は2-3cmほど。オスはクロゴキブリと似るが、メスは翅が短く飛べない。おもに森林に生息するが、オスは人家に飛んでくる。

オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica

野外生活のゴキブリ。朽ち木の中で家族生活し、朽ち木のみを食べる。体長4cm、全身真っ黒で、触角は短く、足は太短くて棘があり、ほとんどカブトムシのような姿をしている。

サツマゴキブリ Opisthoplatia orientalis

体長3cm前後。体は黒褐色だが胸部が黄白色、腹部が赤褐色でふちどられる。翅はうろこ状に退化しているため見た目は「三葉虫の出来損ない」といった感じであり、裏返した際に見える頭部によりゴキブリであることが分かる。伊豆諸島南部(人為分布)四国、九州南部、南西諸島に分布するが人家に侵入することは無く全くの無害である。朽ち木の中や落ち葉、空き地に置かれた古いベニヤ板や石の下にひそむ。

[編集] 外国産

マダガスカルオオゴキブリ

マダガスカル島に生息する屋外ゴキブリ。7cmにもなる大型種。一般的なペットゴキブリ。無翅で体つきは頑丈。雄は胸に二つの突起をもつ。シューと音をだし敵を威嚇する。動きは遅い。

ヨロイモグラゴキブリ

オーストラリアに生息する地中種。8cmになり体重は35gにもなる。家族で地中に巨大な巣をつくって生活する。餌は枯れ葉。動きは遅く頑丈で力強い。高値でペット用に販売されている。

デスヘッド

ドクロゴキブリと呼ばれるブラベルスの一種。5cmほどになる。ブラベルスにしては珍しく翅が黒い。この種は胸の模様が骸骨のようにみえる。

トラペゾイデウスドクロゴキブリ

透明な褐色の翅をもつ大型種。フスカの名前で販売されている。7cmになる。

オオメンガタゴキブリ

9cmちかくにもなる最大のブラベルス。

ガイアナオオゴキブリ

小型のブラベルス。ディスコイダリスとも呼ばれ、アメリカでは爬虫類やタランチュラなどの餌用に養殖されている。

アルゼンチンモリゴキブリ

5cmほどになる。雌は無翅。デュビアの名で、爬虫類などの餌用に販売されている。

グリーンバナナゴキブリ

透明な翅と薄い緑色の体をもつ美しい小型種。あのゴキブリとは思えない。低温に弱く多湿を好む。

ジャイアントウッドローチ

ブラベルスに似るが違う属の仲間。テッセラータとも呼ばれる謎の大型種。体長は7cmほどになるが幅があり、体長以上に巨大にみえる。

ユウレイゴキブリ

オレンジヘッドローチの名で販売される中型種。肉食性が強くたまに共食いをしたりするので、飼育する時はドッグフードなどを与える。

フミガタゴキブリ

キューバに生息する黒色の地中性ゴキブリ。雌は雄より大きく無翅で三葉虫のような姿をしている。

[編集] ゴキブリに関する都市伝説

かつて、TVジョッキーという番組内における奇人・変人というコーナーで、素人が一般参加でゴキブリを食べた後、食べたゴキブリが胃の中で繁殖(卵を産卵、胃の中で孵化)し、内臓や胃を食いちぎられて死亡した。という内容の都市伝説・噂話が広まった。ゴキブリを食べたというテレビの内容は事実であるが、強力な胃酸の中で卵が孵化することは有り得ない。しかし、このような都市伝説が広まるということ自体が、ゴキブリの生命力の高さ・そのイメージを物語っているものとも言える。この都市伝説は漫画GTOの作中、第18話でも取り上げられた。(都市伝説一覧も参照のこと。)

[編集] ゴキブリをモチーフとした作品

文学

  • 『ゴキブリちゃん』(久里洋二作の絵本)

映画

  • 『ゴキブリたちの黄昏』

漫画

キャラクター

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズに、Blattodea(ゴキブリ亜目)に関連するカテゴリがあります。

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

<span class="FA" id="sl" style="display:none;" />

ことばこって?

「ことばこ」は、歴史の人物から最先端テクノロジーまで、なんでも調べられるオンライン百科事典です。ウィキペディア財団が運営を行なっているwikipedia.orgから引用をしています。

おススメサイト
トラブログ
アレどう?
アフィリエイトB