カシュルート

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コーシェル から転送)

カシュルートKashrut, Kashruth כַּשְׁרוּת)とは、ユダヤ教の食事規定のことで、ヘブライ語で「カーシェールな状態」を示す女性名詞。

カーシェールכָּשֵׁר, Kasher, アシュケナジム式イディッシュ語Kosher)は、「相応しい状態」を示す形容詞で、カシュルートで食べてよい食物のこと。コーシェールコシェルコーシェルカシェルとも。 カーシェールミツワーに適正であることを示すので、カーシェールなメズーザーの文など、様々に広く使われる。

目次

[編集] 起源

バビロン捕囚により神殿崩壊と祖国喪失の原因が神に対する自分達の背信行為にあるという確信が強まり、律法に則った儀式、食物規定、日常生活の倫理が励行されたという考え方がある。 しかし、カシュルートは出エジプト以来のことが描かれるトーラーに基礎がある。

4、5世紀に編纂されたタルムードで、食生活に関する神の掟(ハラハー)も確立した。

カーシェールの重要な目的の一つは、摂食行動を聖化し、食べられる食材の数を減らすことである。

[編集] 「カーシェール」であるための条件

レビ記・第11章によれば、

  1. 4つ足の獣のうち蹄が全く分かれ反芻をするものは食べてもよい。この2つの条件を満たしていない草食動物ラクダ・山ネズミウサギブタは「カーシェール」ではない。ブタは、たまたま二つの条件を満たしていないためにカーシェールでないのであり、科学的に不浄だとか、不浄と考えたから、ではない。
    ラクダは生物学的には蹄が分かれ、反芻をするが、外見状蹄が毛に覆われて分かれているように見えないためカーシェールからはずされている。
  2. 海や川・湖に住む生き物で、ヒレのあるものは食べてもよい。エビカニなどの甲殻類貝類タコイカなどは食べられないことになる。
  3. 鳥の中で食べてはいけないものは、クマタカハヤブサなどの猛禽類カラスダチョウフクロウカモメハクチョウなどである。
  4. 羽がある昆虫の中で食べてよいものは、イナムシ・イナゴなど。
    生物学的にこれらの昆虫が指している昆虫が日本語で正確にどの昆虫に相当するかは聖書のヘブライ語の日本語訳が生物学的考証に基づいていないため確定困難な部分が大きいが、おおむねバッタ類が適格とされている。

出エジプト記・第22章31節によれば

  1. 「野外で獣に裂き殺された動物の肉」
  2. 「自然に死んだ動物の肉」
    を食べることも禁じられた。また狩人が殺したものも「カーシェール」ではない。

[編集] 改革派

改革派では、ピッツバーグ綱領 Pittsburg platform (1885年)において、カーシェールの廃止を決定した。

[編集] ユダヤ人社会

「U、パレヴェ」の表示

欧米では、「K」「U」「V」といった印の入っているものがカーシェール食品の印である。レストランなどに置いてあることが多い。

カーシェール・マーク:[1], [2], [3], [4]

[編集] 外部リンク

ウィキブックスカーシェール関連の教科書や解説書があります。

[編集] カーシェールを実践する方法

[編集] シェヒーター

[編集] その他

[編集] 関連項目

  • 不浄な生き物 Unclean animals
  • 清浄な生き物、清い生き物 Clean animals
  • イスラム教の適正食品 Muslim dietary laws
  • ハラール halaal
  • ハラーム haraam

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