コーカソイド
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コーカソイドとは人種のひとつ。一般的には白人とも云われる。
アフリカ大陸で誕生した現生人類は、中東地域を経てユーラシア大陸に進出、東はインド亜大陸から西はイベリア半島まで居住地域を拡大する。コーカソイドはその直系の子孫と言われている。
原初の分布地域は、中東(イラクやイランなどのアラブ諸国)、西アジア(トルコやアルメニア)、地中海を中心としたヨーロッパ並びに北アフリカ、及び南アジア(インド亜大陸)などである。 大航海時代以降は特にヨーロッパ系コーカソイドが大きく居住分布を拡大した。
- ※この図は世界の18人類集団の遺伝的近縁関係を23種類の遺伝子の情報をもとに近隣結合法によって作成された「人種」の遺伝的近縁図である。
コーカソイドは白人、白色人種とも云われるが、肌の色が白いのはヨーロッパの北方に居住するコーカソイド(ケルト系やゲルマン系、ラテン系等)であり、スペイン・ポルトガル等のヨーロッパの南方、及び中東・インド亜大陸に住むコーカソイドの肌の色は茶褐色から黒色である。 コーカソイドを白人と称するこの誤りは、初期の自然人類学を発達させたヨーロッパ人(特に北方のイギリス人など)が、自分たちとその他の人種とを区別するため、肌の色に注目し白色人種・黒色人種・黄色人種と定義したためである。
- ※ヨーロッパ人の自己認識に由来する「白人」、「白色人種」概念は、しばしば人類学的コーカソイドの一部でしかないヨーロッパ系コーカソイドに含まれる集団を示す語としても使われることが多く、この場合の白人概念は同じコーカソイドであるにもかかわらず非ヨーロッパ系コーカソイドを有色人種、カラードの枠組みで排除する。しかし、こうした概念は、コーカソイドの中の地中海人種と呼ばれる形質集団を、イタリアなど南欧圏に居住するキリスト教徒は白人、トルコ及びパレスチナ地方など中近東に居住するイスラム教徒は有色人種と規定するなど、人類学的にも非合理的かつ恣意的な分類概念である。さらに、生物学的に現生人種は一種一亜種であり、全ての人類は生物の種としては全くの同種なのであり、人種とは現生人類の遺伝的多様性の地域的、個体群的偏りに過ぎず、人種相互に明瞭な境界を有するものではないという事を留意すべきである。
北海道・樺太・千島列島に住むアイヌは、かつては白色人種に分類されることもあったが、その後否定された。黄色人種のなかでも、氷河時代の寒冷適応をあまり経ていない旧モンゴロイドとする説が有力である。
コーカソイドは、地中海貿易等をはじめとしたアフリカ諸国との交流により、地中海沿岸の地域ではネグロイドとの混血が進んだ。 また特にモンゴル帝国の成立以降は東ヨーロッパやロシアの一部、及び中央アジア・南アジアにおいてモンゴロイドとの混血が進んだ。 さらに大航海時代以降は、南北アメリカ大陸・オーストラリア大陸・アフリカ大陸・アジアなど世界各地に進出し、その過程で特に南・中央アメリカでは、スペインやポルトガルからの移民と、先住民のモンゴロイド(アメリカ・インディアン)や、アフリカから連れて来られたネグロイドとの混血が進んだ。
(注) ハンガリー、フィンランドなどが黄色人種起源というのは現在では俗説という考えが有力である。かつて、そういう認識があったのは彼らが昔、彼らがウラル・アルタイ語族とされていたのが原因である。現在ではこの二つの語族、ウラル語族、アルタイ諸語は全く別のものと考えられている。 参考サイト(ブログ) 参考サイトその2(ブログ)
- 北方モンゴロイド特有の酒が飲めない下戸遺伝子 日本人 44% ハンガリー人 2% フィン人 0%
- 『科学朝日』 モンゴロイドの道 朝日選書 (523)
- 解説
- 1.下戸遺伝子とは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の487番目のアミノ酸を決める塩基配列がグアニンからアデニンに変化したもので、モンゴロイド特有の遺伝子である。
- 学術的な参考サイト1
分類として、以下のものがある。
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