コンピュータ・クラスター
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コンピュータ・クラスターは、複数のコンピュータを結合し、葡萄の房(クラスター)のようにひとまとまりのシステムにしたもの。
伝統的にコンピュータ・クラスターは、葡萄の房に例えられることが多い。これはDECのクラスターの説明から始まり、多くのベンダにおいても多用されている。その理由は、葡萄の実をクラスターに参加したコンピュータのサーバ(ノード)として、その実を繋ぐ茎をノード間インターコネクトとして考えると非常に判りやすいからである。
クラスター内の複数のコンピュータは何らかのネットワークを介して相互に接続され、クラスターパッケージによってひとつのコンピュータとして扱えるように制御されている。
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[編集] 特徴/概要
コンピュータ・クラスターには、以下の2つの目的がある。
- 複数のコンピュータを統合化し、一台のコンピュータでは得られない高い処理速度を狙ったもの
- 複数のコンピュータを統合化し、一台のコンピュータでは得られない高い信頼性を狙ったもの(いくつかのコンピュータが停止しても、サービスは停止しない)
1の例としては、地球シミュレータやIBMのBlue Geneに代表されるスーパーコンピュータ等のHPC並列クラスターがある。また企業のWebサイト等に見られる疎結合クラスターなどの形態も、広義のコンピュータ・クラスターに含められることがある。
2の例としては、汎用機のホット・スタンバイ対応機から連綿と続く高可用密結合クラスター系である。1台のサーバの構成部材を多重化構成し、各サーバ内の冗長性を高めた上、サーバ自体も多重化する事で対障害性を確保する。なお、最近はこの構成でも性能を稼ぐ必要があり、密結合型並列クラスターという形態も誕生している。際たる例としてOracleRACは、この構成を取る事を前提としたRDBMSである。
これらのサーバの多重化する場合でも、対震災や対火災等を考慮して複数の地点に分けるメトロ(都市間)クラスターやコンティネンタル(大陸間)クラスターなどの超冗長性を確保するシステムも増えてきている。
[編集] 経緯
クラスターは、DEC(現在ヒューレット・パッカードの一部)が、当時スーパーミニコンとして一世を風靡したVAX-11/780二台を専用のバスで接続して計算能力を提供しクラスターとよんだのが始まり。その後、商用UNIXによる企業基幹系の汎用機置き換え需要に伴い、不足していた高性能化/高可用化を稼ぐため、このクラスター機能を強化している。
なおグリッド・コンピューティングについては、インターネットを経由してきわめて多数のコンピュータを結合する方向に進んでおり、そのために必要なプロトコルの標準化が積極的に行われている。
[編集] クラスターパッケージ
[編集] 商用UNIX系高可用クラスター
- IBM: HACMP(AIX)
- HP: MC/ServiceGuard(HP-UX)
- SUN: SunCluster、VxClusterServer(Solaris)
[編集] LinuxおよびBSD系のフリーなUNIXなどの高可用系クラスター
- RedHat: RedHatCluster
- EMC AutoStart
- NEC: ClusterPro
- SteelEye Technology: LifeKeeper
- 東芝: ClusterPerfect
- 富士通: PrimeCluster (etc)
[編集] Windows系の高可用クラスター
- Microsoft: MSCluster
- EMC: AutoStart
- SteelEye Technology: LifeKeeper
- NEC: ClusterPro
[編集] HPC(スーパーコンピュータ)系並列クラスター
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- PCクラスタの作り方 廣安 知之・三木 光範、 システム/制御/情報,Vol. 47, No. 2, pp. 18, 2003
- PCクラスタコンソーシアム(PC Cluster Consortium)
- The Beowulf Cluster Site (英文)
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