コンパクトフラッシュ

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コンパクトフラッシュ
コンパクトフラッシュの大きさ

コンパクトフラッシュ (CompactFlashCF)は、小型カードインターフェース、およびその規格による拡張カードフラッシュメモリーメモリーカードとして、ATAフラッシュメモリ、もしくはパラレルATA接続で使われる事が多い。

目次

[編集] 概要

コンパクトフラッシュは1994年アメリカサンディスクによって開発されたため、「コンパクトフラッシュ」という名称はサンディスクの商標である。そのため他のメーカーは商標の使用を避けるため「CFカード」や「CF」といった名称を用いることが多い。以下CFと略称で表記する。

名前は「コンパクト」という語句を用いているものの、汎用拡張カードとしての小型カードであり、2005年現在一般に普及しているフラッシュメモリーカードに分類されるものの中ではもっとも大きい。製品の寸法は42.8mm×36.4mm×3.3mmのTypeIと、少し厚い5mmのTypeIIがある。大きさはPCカードの3分の1程度であるが、PCカード規格の一部として仕様が定められているため、「PCカードアダプタ」と呼ばれる、CFカードの50ピンをPCカードの68ピンへ変換するのみの、非常に安価なアダプタを使用する事でPCカードスロットでも利用することができる。もっとも従来の16ビットPCカードスロットは速度が遅い(最高35倍速5.3MB/s、一般に10倍速前後1~2MB/s)物しかないため、バス速度444倍速66.6MB/s2007年現在実測260倍速39MB/sまで対応したCardBusアダプタも有る。ExpressCardアダプタも有り、2007年現在200倍速30MB/sの物までが有る。

また小型のSDメモリーカードDuoサイズのMSxDピクチャーカードCFメモリーカード(後述)に変換するCFカードアダプタが存在する。他にも、CFカードサイズとしては大きくなってしまうが、メモリースティックスマートメディアなどを、CFカードスロットで利用する為の変換アダプタが存在する。

過去に使用されていた、PCカード規格以前のSRAMカード類を除き、現在デジタルカメラPDAなどの携帯機器に使用する半導体補助記憶装置の中でもサイズが大きめであるため大容量のものが存在する。一般に流通している最大容量は2006年9月現在16GBまでがある。2004年に12GBの物も発表されたが、流通実態は確認されていない。(価格が100万円超のため一般市場には殆ど出回っていないと思われる。2006年現在主流の256MB~2GBのもので2000~10000円ほど。)

CFカードサイズのハードディスクマイクロドライブBluetoothなど、拡張スロットに収まる寸法のカードや、CFスロットからはみ出す形の、CFカード型PHSカード、有線/無線LANカードもある。これら消費電力の多いI/Oカード用にCF+規格として電力容量が拡張されている。

転送速度はレキサーメディアCDの転送速度の1倍速である150KB/s(1.2Mビット毎秒)を等倍とすると制定しており、各社はこの表現を採用している。 規格の改定のたびに、パラレルATAの適切な規格に合わせて来ている。CF Spec. Rev 4.0では、ATA/ATAPI-7のUDMA 6の最大888倍速133MB/sの転送速度である。また、まだBigDriveに対応していない為、仕様上の最大容量は137GBのまでである。

内蔵ハードディスク等で使用されているパラレルATAインターフェイス上の互換性を持つため、コネクタの配線変換でIDE変換ができ、汎用のリムーバブルメディアとして以外にも、組み込み機器の起動メモリディスクとしてや、デジタルオーディオプレーヤーの内蔵ハードディスクとしてなど、内蔵部品としても使われる。またPCカード経由などでもハードディスクの代用として利用されている場合もある。パソコンなどへもIDE変換でパラレルATAやシリアルATAに直結するアダプタが有る。

設計が古い分、メディアの製造や対応機器の製造に関するノウハウが十分蓄積されていると見られる。100円ショップで売られていた事もある。(ほとんど売られていない) 現在はその大容量を生かし、一眼レフデジタルカメラなどの高級機器において使用されることがほとんどである。かつては、ニコンキヤノンを中心にコンパクトデジカメにも使われていたが、コンパクトデジカメ用のメディアはSDカードに取って代わられた(ニコンでは一眼レフにもSDカードを使う機種がある)。

[編集] コンパクトフラッシュメモリーカード

本来のCF規格の目的である、フラッシュメモリなどを使ったメモリーカード。CF規格では「コンパクトフラッシュストレージカード (CompactFlash Storage Card) 」となっているが、ここでは一般に使われる事の少ない「ストレージカード」との表現を避け、一般的な「メモリーカード」として表記する。

PCカードATAと68ピンATAとの両用、5V電源と3.3V電源との両用、アドレス2kB制限、電流容量5V電源時100mA・3.3V電源時75mAまでの消費電流制限など、PCカードの一部仕様のみを必須として一部仕様を制限して採用した簡略仕様となっている。外形寸法は42.8mm×36.4mm×3.3mmのタイプ1と、42.8mm×36.4mm×5mmのタイプ2の二種類が基本だが、CFスロットからはみ出す物や、はみ出した部分がさらに厚くなった物へも対応している。

  • IDEインターフェースカードなど。

[編集] CF+カード

CF Type I Extended 対応PHSデータ通信カード
ウィルコム AX420SSII製)

CFとして必須仕様の一部不採用や、電源容量などの拡張を採用できる、CF規格を拡張したCF+規格のカード。

どちらの電圧でも500mAまでの電流容量の拡張や、片方の電圧のみの対応や、68ピンATA互換の不採用など、CF規格からの逸脱部分が追加定義された。外形寸法もCFタイプ1よりもさらに下側を1mm以上厚く拡張された42.8mm×36.4mm×最小4.3mmのCF+拡張タイプ1がある。CF+拡張タイプ1のスロットからはみ出す物や、はみ出した部分がさらに厚くなった物へも対応している。

  • 電流容量の500mAまでの拡張。CFハードディスク、マイクロドライブなど消費電力のみでCF+になっている物もある。
  • 68ピンATA互換のTrueIDEモードの不採用。ATA互換で無いI/Oカードの全て。
  • 対応電源電圧3.3Vのみのカード。一部PHSカードなどで消費電力を拡張制限内に抑えるために低電圧のみの採用など。

[編集] 規格のあゆみ

  • 1.0 (1994年) : 初リリース。PIOモード0~2(55倍速8.3MB/s)。
  • 1.1 : コネクターの図面を追加。
  • 1.2 : 図面にミリメートル寸法から変換したインチ寸法を追加。
  • 1.3 (1998年) : CFタイプ2を追加。CFソケット・CFアダプターの図面を追加。
  • 1.4 (1999年) : CF+を追加。ATAコマンドを更新。CF+ & CompactFlashへの名称変更。消費電力とTrueIDEモードについて。電源管理機能の設計図を追加。CFタイプ2ソケット、CFタイプ2アダプターを追加。CF/CF+タイプ1表面実装カードスロットの図面を更新。
  • 2.0 (2003年5月) : ATA-4に合わせた、PIOモード3と4(111倍速16.6MB/s)やコマンドの追加更新。CRC誤り検出再送。CFタイプ2からPCMCIAタイプ2への変換アダプターを追加。著作権保護規格CPRMを追加。長い外形寸法を追加。CFアダプター配線表変更。
  • 2.1 (2004年5月) : TrueIDEモードにMultiword DMA0~2(111倍速16.6MB/s)を追加。
  • 3.0 (2004年12月) : TrueIDEモードにUltra DMA0~4(444倍速66.6MB/s)を追加。PCカードモードにPIO4~6相当(166倍速25.0MB/s)とTrueIDEモードにPIO5と6(166倍速25.0MB/s)を追加。TrueIDEモードにMultiword DMA3と4(166倍速25.0MB/s)を追加。
  • 3.1 :
  • 4.0 (2006年5月) : PCカードUDMAモード0~6(888倍速133MB/s)とTrueIDEモードにUDMA5と6(888倍速133MB/s)を追加。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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