コンバインドサイクル発電
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コンバインドサイクル発電(Combined Cycle)(こんばいんどさいくるはつでん)とは、内燃力発電の排熱で汽力発電を行う複合発電である。内燃機関としては主にガスタービンエンジンが使用される。
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[編集] 特徴
コンバインドサイクル発電には、次のような特徴がある。
- 始動時間が短い
- ガスタービンエンジンの特徴として、同じ出力の蒸気タービンよりも始動時間が短い。
- 熱効率が高い。
- ガスタービンの排気から熱を回収し、2重に発電を行うため、熱効率が高い。汽力発電は40%前後であるのにたいし、コンバインドサイクル発電では50%前後に上昇する。
- 冷却水量・温排水量が少ない。
[編集] 構成要素
コンバインドサイクル発電の基本的構造
- ガスタービン
- 空気圧縮機
- ガスタービンへ供給する圧縮空気を作る。
- 減速機
- ガスタービンの動力を発電機に適した回転数に減速する。
- (事業用発電所では減速機を用いずガスタービンエンジンと発電機を直結する場合が多い)
- 発電機
- ガスタービンと蒸気タービンを動力として発電を行う。
- 排熱回収ボイラ(HRSG)
- 蒸気タービン
- 蒸気から動力を取り出す。
- 復水器
- 蒸気タービンから排出された蒸気を冷却し、水に戻す。
[編集] 系統構成
- 一軸型
- 上記の構成要素を1台ずつ組み合わせたユニット(パッケージ)を並列運転する。
- 柔軟な運用が可能であり、部分負荷効率が高いためピークロード用に用いられることが多い。
- 多軸型
- ガスタービンによる発電部、排熱回収ボイラー、蒸気タービンによる発電部を適宜組み合わせて構成する。
- (例えばガスタービン発電部2台+排熱回収ボイラー1台+蒸気タービン発電部各1台のように、蒸気タービンよりもガスタービン系の方が多い場合が通例である)
- 一軸型よりも高効率が得易いが部分負荷効率は低下しがちである。そのためベースロード用に用いられることが多い。
- 一部の機器(例えば排熱回収ボイラー)のトラブルにより発電所全体が運転不可能になるおそれがある。
[編集] ガス化複合発電
燃料のガス化とコンバインドサイクル発電を組み合わせた発電形式をガス化複合発電(Integrated Gasification Combined Cycle)と呼ぶ。低質な石炭や重質油、廃棄物などは硫黄や塩素、重金属を含むことがあり、そのまま燃焼させて発電を行うとその環境負荷物質が大気中に排出されて問題となる。ガス化複合発電では、燃料をガス化したときにそれらの不純物を除去することができ、そうして生成したクリーンなガスを用いて発電を行うことで、環境負荷物質の少ない発電を行うことができる。また、従来の方式に比べて二酸化炭素排出量を削減することができ、石炭を燃料とした発電で石油発電並の二酸化炭素排出量を達成することができる。
[編集] 関連項目

