コミュニケーション
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コミュニケーション (Communication) とは、複数の人間や動物などが、互いに言葉、表情、ジェスチャー、鳴き声、分泌物質(フェロモン等)などを媒体として、感情、意思、情報などを、受け取りあうことあるいは伝えあうこと。
人間の場合は特に、他者に対して情報を発信することで働きかけるだけでなく、他者から受け取った情報により相手の心の状態を理解したり共感したりすることで(他者理解)、働きかけを受けた側が自分の内面あるいは行動を変化させること。あるいはそこへ至るために努力する過程ともいえる。
尚「コミニュケーション」「コミニケーション」という表記は誤りである。
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[編集] 概論
コミュニケーションによって、受け取られる/伝えられる 情報の種類は、感情、意思、思考、知識など、様々である。 人間は、コミュニケーションの手段・媒体としては、身体の動作、表情、(フェロモン)などの動物と共通の要素に加えて、言語も用いている。
[編集] 分類
コミュニケーションは様々に分類が可能である。一例として、言語の使用/不使用 で分類するならば以下のような分類も可能である。
- 非言語コミュニケーション
- ボディーランゲージ
- サイン(合図)
- 言語コミュニケーション
記号論の立場からは、相補的関係にあるコンテクスト(非言語的な文脈)とコード(言語的な約束)とがあげられる。<ref>池上嘉彦ほか『文化記号論への招待』有斐閣1983 ISBN 464102345X </ref>
[編集] コミュニケーションに関わる学問
心理学から見た場合、ある個体の行動変化(発信)に応じて別の個体に行動変化(応答)が生じた場合、両者の間にコミュニケーションが成立していることになる。かりに応答が行われない場合には、さらに発信行動の調整がなされて相互のコミュニケーションは展開していく。コミュニケーション行動の機能は、たんに情報の伝達にとどまらず、情動的な共感、さらには相手の行動の制御をも含んでいる<ref>『心理学』東京大学出版会 ISBN 4130120417 </ref>。
動物行動学では、相手の本能行動に影響を与えるための特定の信号は「リリーサー」ないし「解発刺激」と呼ばれ、コミュニケーションの手段として機能する<ref>P.J.B. スレーター(1994)『動物行動学入門』岩波書店</ref>。蜜源を発見したミツバチは、その場所を仲間に伝達するためのダンスコミュニケーションを行なうことが知られている。
信号刺激も参照
ゲーム理論では、プレイヤー間のコミュニケーション(合意形成)が可能であるゲームを協力ゲームという。プレイヤーの有するコミュニケーション能力は有利に働く場合もあるが、しかしコミュニケーションがない場合には脅しもないことを考えれば、かえって不利に働く場合もある。すくなくとも協力ゲームは非協力ゲームに比べてより複雑となるものと考えられている<ref>デービス「ゲームの理論入門」(1973)講談社</ref>。
[編集] 議論
[編集] 発信側の信頼性
コミュニケーションが成立するためには、発信されるメッセージが虚偽でない(信頼性を有する)というだけでなく、その発信者の信頼性をも、少なくとも受信者が認めていることが通例必要となるが、時間の経過とともに発信者の印象が薄れる結果、メッセージの信頼性のみが決め手となるような場合もある(スリーパー効果)。また相手の説得をはかるために危険性を認識させる方法は恐怖アピールと呼ばれるが、その効果は、喚起される恐怖感の度合によるだけでなく、そのメッセージを受け手が信じている度合によっても左右される。例えば歯磨きをしなければ虫歯になるというメッセージを送った場合、歯磨きをしなければ自分が虫歯になるということを、受け手の側が信じることが必要となる<ref>『心理学』東京大学出版会 ISBN 4130120417 </ref>。
[編集] 受信側の重要性
コミュニケーションを情報の受・発信という観点から見た場合、発信と受信の両方が揃ってはじめてコミュニケーションが存在している。発信だけではコミュニケーションは成立していない。例えば、講談家が自室で稽古をしている場合には、それに応答する観客は存在せず、通常、コミュニケーションとは呼ばれない(「ひとりごと」である)。人間は誰もがボディーランゲージや表情によって非言語的なメッセージを、たとえ受信者の存在を想定していなくても、24時間常に発信している。したがって、コミュニケーションが成立している/していない を分ける要素は実は発信の存在だけではなく、むしろ受信の存在やその質でもあるとも言える。
発信者が意図したとおりの応答が受信者によってなされるという意味でのコミュニケーションの成立は、そのための適切な発信行動が取られたというだけではなく、受け手が適切なシグナル・媒体に注意を向け情報を受信した上で、さらに的確な理解をしているかどうか、という点にもかかっている。例えば、たとえ熟練した教師が語りかけていたとしても、受け手となる生徒が他の雑音などに関心・注意を向けており、音声を聞いていなければ、コミュニケーションは成立していない。セールスマンなどが言葉による「ほのめかし」を使って説得を試みたとしても、受け手となる顧客がその「ほのめかし」を理解するだけの理解力や洞察力を持っていないと、コミュニケーションは一部あるいは全部、成立していないということになる。また、カウンセラーなどが表情でメッセージを送ったつもりになっていても、受け手となる患者側が自閉症やアスペルガー症候群あるいはそれに準ずる傾向を持ち、それが原因で人間の表情や他者の心理を十分に読み取ることができなければ、コミュニケーションは成立していない、ということになる。
[編集] 語源
- 英語:communication = ラテン語:communis ( common, public, 共通の) communio(交わり, comm共に unio一致)+ munitare(舗装する, 通行可能にする)
[編集] 関連理論
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献

