グルコース

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α-D-グルコピラノース
一般情報
IUPAC名
別名 α-D-グルコース
分子式 C6H12O6
分子量 180.156 g/mol
組成式
式量 g/mol
形状 無色 固体
CAS登録番号 [492-62-6]
SMILES
性質
密度 g/cm3,
相対蒸気密度 (空気 = 1)
水への溶解度
への溶解度
への溶解度
融点 146 ℃
沸点
昇華点
pKa</sup>
pKb</sup>
比旋光度 [α]D
比旋光度 [α]D +112.2 → +52.7 (c = 10, water)
粘度
屈折率
出典


β-D-グルコピラノース
一般情報
IUPAC名
別名 β-D-グルコース
分子式 C6H12O6
分子量 180.156 g/mol
組成式
式量 g/mol
形状 無色 固体
CAS登録番号 [492-61-5]
SMILES
性質
密度 g/cm3,
相対蒸気密度 (空気 = 1)
水への溶解度
への溶解度
への溶解度
融点 148-155 ℃
沸点
昇華点
pKa</sup>
pKb</sup>
比旋光度 [α]D
比旋光度 [α]D +18.7 → +52.7 (c = 10, water)
粘度
屈折率
出典


グルコース (glucose) は代表的な単糖のひとつ。デキストロース (dextrose)、ブドウ糖とも呼ばれる。ドイツ語 Traubenzucker から Tz と略記される。ヘキソース(六炭糖)、アルドースに分類される(すなわち、アルドヘキソースである)。人間をはじめ動物植物の活動のエネルギーになる物質の一つである。光学活性物質であり、天然に大量に存在するのは D体である。脳の唯一のエネルギー源としても知られる。

目次

[編集] 構造

分子式:C6H12O6

水溶液中では、以下の 3 種類の構造が一定の割合で存在する平衡状態となっている。

水中において平衡状態に達したとき、グルコースはほぼ α―グルコース(α-ピラノース (38%、上図左) )と β―グルコース(β-ピラノース (62%、上図右))の形で存在しており、他の異性体(フラノース、鎖状体(上図中央))は合わせても 1% に満たない。(注:ピラノースは 6員環、フラノースは 5員環の環状ヘミアセタールである。)

α-ピラノース と β-ピラノース は、再結晶の溶媒や条件をきちんと選べば、それぞれの純品の結晶を作り分けることができる。その純品の結晶を水に溶かすと、平衡状態へ移行する過程で旋光度の変化がみられる。この現象は変旋光と呼ばれる。

[編集] 物理的性質

  • 常温常圧で白色の粉末状の結晶
  • 水に溶けやすい。
  • 甘味がある。

[編集] 化学的性質

D-グルコースのフィッシャー投影図

[編集] 還元性

グルコースは水溶液中ではごく一部が鎖状構造となっている。この構造の末端にはアルデヒド基が存在するため、グルコース水溶液は還元性を示す。水溶液中でアルデヒド基をもつ単糖はアルドースと呼ばれる。

[編集] 発酵

グルコースは、チマーゼと呼ばれる酵素群によりエタノール二酸化炭素に分解される。この反応をアルコール発酵という。

C6H12O6 → 2 C2H5OH + 2 CO2

[編集] 所在・製法

グルコースは果実・蜂蜜・体液中に遊離して存在している。

[編集] 利用

  • 医薬品として様々な濃度(5%, 20%, 50% など)のブドウ糖注射製剤が複数の製薬会社より製造・販売されている。日本薬局方にも記載され、ブランドとしてでなく「局方品」として調剤されることが多い。医療現場では、しばしば「5プロ糖」「ツッカー」などと略して呼ばれる。
  • 糖尿病治療薬の過量服用などで低血糖になった際などには、携帯したブドウ糖顆粒の経口摂取がしばしば行われる。ショ糖では血中のブドウ糖濃度は速やかに上昇しないため、ブドウ糖の摂取が好ましい。
  • 血液内のブドウ糖濃度(血糖値)は、健常なヒトの場合空腹時血糖値でおおよそ80-100mg/dl程度、食後は若干高い値を示す。

[編集] おもな誘導体

誘導体ではないが、グルコースは以下のようなオリゴ糖多糖の構成単位である。グルコースを構成単位とする多糖の総称をグルカンと称する。

[編集] 関連項目

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