クルマエビ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
<tr><th align=center bgcolor=pink>学名
<tr><td align=center>Marsupenaeus japonicus かつては多くの近縁種と共に Penaeus 属に分類されたため、学名を Penaeus japonicus として記載した文献や図鑑も多い。研究が進んだ結果クルマエビ科の分類は細分化され、Penaeus はウシエビ、クマエビなどに限定された「ウシエビ属」となり、クルマエビの属名には Marsupenaeus が充てられた。
[編集] 特徴成体は体長15cmほどだが、メスの中には30cmに達するものもいる。体は細長い円筒形で、脚は太く短い。額角をはさんで頭胸甲の背中側真ん中に2本の細い溝がある。生体の体色は青灰色か淡褐色で、黒いしまが頭胸甲には斜め、腹部には横に入る。日本産のクルマエビ科の中では最もしま模様が明瞭なので近縁種と区別できる。クルマエビの和名は腹を丸めた時に、しま模様が車輪のように見えることに由来する。 西太平洋、インド洋、地中海南部の熱帯・温帯の沿岸域に広く分布する。日本でも北海道南部以南で見られる。 波が穏やかな内湾や汽水域の砂泥底に生息する。昼間は砂泥の中に浅くもぐり、目だけを出して休む。夜になると海底近くで活動するので、夜間に海岸の海中を照明で照らすと、クルマエビ類の複眼が照明を反射し光って見える。食性は雑食性で、藻類や貝類、多毛類、小魚、動物の死骸など何でも食べる。敵は人間のほか、クロダイ、マゴチ、タコなどがいる。 [編集] 生活環クルマエビ、サクラエビ、ヒゲナガエビなどを含むクルマエビ亜目(根鰓亜目)のエビは、受精卵を海中に放出し、卵の時期からプランクトンとして浮遊生活を送る。卵を腹肢に抱えて保護するエビ亜目に比べて産卵数が多いが、放出された時点で他の動物の捕食が始まるため、生き残るのはごくわずかである。 クルマエビの産卵期は5月-9月で、メスは交尾後に産卵する。産卵数は体長20cmのメス1匹で70万-80万に達する。受精卵は直径0.3mm足らずの青色で、海中をただよいながら発生し、半日ほどで孵化する。 孵化直後の幼生はノープリウス幼生(Nauplius)とよばれる形態で、成体とは似つかない丸い体に大きな3対の遊泳脚がついた体型である。大きな遊泳脚で水をかいて泳ぐが、この脚は後に触角と大顎になる。なおこの時期の数日間は餌をとらず、蓄えられた卵黄だけで成長する。 ノープリウス幼生を過ぎるとゾエア幼生(Zoea)となる。腹部がやや後方に伸び、成体に近い体型となる。ゾエア幼生では遊泳脚が増えるが、これらは後に顎脚や歩脚となる。なおクルマエビ亜目のゾエア幼生後期を、オキアミ類(Mysis)に似ていることから特に「ミシス幼生」と呼ぶ。 ミシス幼生が成長すると、今までの遊泳脚が顎脚や歩脚などに変化し、腹部に腹肢ができ、ポストラーバ幼生(Postlarva)となる。ポストラーバ幼生は腹肢で水をかいて泳ぎ、最初のうちは浮遊生活を送るが、やがて海底生活を送るようになり、脱皮を繰り返して稚エビとなる。 クルマエビの稚エビは海岸のごく浅いところにいて、夏から秋にかけて潮の引いた干潟などで見ることもできるが、成長するにつれ深場に移動し冬眠する。寿命は2-3年とみられる。 [編集] 別名ホンエビ、マエビ、マキ(若い個体)、サイマキ(稚エビ)など [編集] 利用日本では古来より重要な漁業資源として、刺し網、底引き網などで漁獲されてきた。伊勢湾、有明海など大規模な干潟や内湾を抱える地域に多産し、愛知県、熊本県の県の魚に指定されている。 ほぼ1年を通して漁獲されるが、特に夏の漁獲が多い。重要な漁業資源だけに発生の研究も進んでおり、エビ類では最も早く養殖技術が確立された。 死ぬと急速に傷んで臭みも出るが、オガクズの中に詰め、湿度を保っておくと長時間生かしておけるので、この状態で出荷・流通が行われる。料理法は刺身、塩焼き、天ぷら、フライなど多種多様で味もよく、高級食材として扱われる。 [編集] 近縁種クルマエビ科の大型種はどれも重要な食用種となっている。 Litopenaeus vannamei 若い個体 飼料を食べている
[編集] 参考文献
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