クラーケン

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軟体動物学者ピエール・デニス・ド・モンフォール(Pierre Dénys de Montfort)作(1801年)。アンゴラ沖やノルウェー近海、アイスランド沖などでこのような生物に襲われたという記録が船乗りによって残されている。

クラーケン (Kraken) は、北欧神話に登場する海の怪物。古代ノルウェー語北極を意味する「クラーク」が語源。

姿、大きさは諸説あり、巨大なタコイカといった頭足類として描かれていることも多いが、他には大海蛇エビザリガニといった甲殻類クラゲヒトデドラゴンの一種などと言われる。いずれの姿をとるにしろ、大きさは巨大であるとされ、と間違えて上陸するとそのまま海に沈んでしまうなどのエピソードが数多くある(日本にも同様の伝承があり、アカエイの島などと呼ばれる)。しかし、アイルランドの聖ブレンダンがクラーケンの背に島と間違えて上陸し、祝福のミサをあげた際には、ミサが終るまでじっとしていたという話もある。これはクジラだとされる。体長は、2.5kmにも及ぶという。

ノルウェーの司教ポントピダンが、このクラーケンについて記したところによると、クラーケンが吐いたであたりの海が真っ黒になったというから、やはりイカもしくはタコの姿をとることが多いのだろう。巨大なため、クラーケンが実在するなら他の生物から身を守る必要性はあまり無いといえる。

どちらにせよ、クラーケンの存在は海を航行する船舶にとって大きな脅威であるとされた。凪で船が進まなくなり、海面が泡立てば、それがクラーケンが現れる前兆となる。そして姿を現したが最後、クラーケンから逃げることはできない。マストの上によじ登ろうが、デッキの底に隠れようとも、クラーケンは船をバラバラにしてまで一人残らず喰らってしまうのだという。

船出したまま戻ってこなかった船の多くがこのクラーケンの餌食にされてしまったものとされた。マリー・セレステ号という船は、誰も乗っていない状態で漂っているところを発見されたが、これは乗っていた人間が全員クラーケンに食べられてしまったからだという説がある。

現在の船はエンジンを積んでおり、風に関係なく航行できるためクラーケンに襲われることはないとされる(実在すればの話)。

[編集] その他

ワニのような胴体に6本の腕を持ち、猿ともつかぬ竜ともつかぬ顔をした怪物として登場している。

  • 2006年の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」には幽霊船の船長デイヴィ・ジョーンズに操られるタコのような触手をもったクラーケンが登場する。
  • ゲーム「ファイナルファンタジー」では海底神殿のボスモンスターとして登場する。その姿は巨大なイカに似る。その他、テレビゲームに登場するクラーケン、およびクラーケンをモデルにしたと思われる名前のモンスターは多い(リストは多数のため割愛)。一般的に頭足類をモチーフとし、中ボスなどの強敵として設定されることがしばしばある。

[編集] 関連項目

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