キノボリウオ亜目

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?キノボリウオ亜目

ドワーフグラミー Colisa lalia
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : キノボリウオ亜目 Anabantoidei
下位分類群
(本文参照)

キノボリウオ亜目 Anabantoidei は、条鰭綱スズキ目の下位分類群の一つ。アナバス亜目とも呼ばれる。観賞魚として人気の高いグラミーベタの仲間など、5科18属約80種を含む。

主にアジアアフリカの淡水域に生息する。鰓以外に肺のような役割をする上鰓器官(ラビリンス器官)という特殊な呼吸器を備えており、空気呼吸を行うことができる。現地では食用魚として重要。

目次

[編集] 上鰓器官

キノボリウオ亜目の特徴として、鰓蓋の中に複雑に折りたたまれている呼吸器上鰓器官の存在がある。上鰓器官は、ラビリンス器官、迷宮器官などとも呼ばれる。これは第一鰓弓(さいきゅう、鰓の基部にある弓状の骨)を支える鰓骨が血管化したものであり、空気中から直接酸素血液に取り入れることができる。<ref>Pinter, H. (1986). Labyrinth Fish. Barren's Educational Series, Inc., ISBN 0-8120-5635-3</ref>

上鰓器官のおかげで、キノボリウオ亜目の魚は空気呼吸が可能である。そのため他の魚が住めないような、水溜りなどの酸素が少ない環境で生活していることが多い。鰓と上鰓器官の両方を使って水中と空気中で呼吸を行うが、一方を完全に封じると窒息してしまう。逆に言えば、陸上でも湿った環境ならある程度生きることができる。

また、上鰓器官は個体の成長とともに徐々に発達する器官であることが知られている。幼魚では充分に発達していないため、呼吸のほとんどを鰓に頼るが、成魚に近づくにつれて完成していく。 <ref>Pinter, H. (1986). Labyrinth Fish. Barren's Educational Series, Inc., ISBN 0-8120-5635-3</ref>

上鰓器官はこのグループの他に、タイワンドジョウの仲間(タイワンドジョウ亜目)にも見られる。

[編集] 分布

キノボリウオ亜目はアジアアフリカの淡水に固有であるが、南アメリカなど各地に移入がある。 アジア地域では東アジア東南アジア南アジアなどあらゆる地域に見られる。特に温暖な止水域、酸素があまり溶存していないような場所に多い。アフリカにおいては、少数の種が大陸の南半分に見られるのみであり、その多くが熱帯雨林に集中する。<ref>Pinter, H. (1986). Labyrinth Fish. Barren's Educational Series, Inc., ISBN 0-8120-5635-3</ref>

上鰓器官の大きさは、魚種の生態を映し出す標識ともいえる。 器官が小さければ、その種は水中の溶存酸素が比較的豊富な水域に生息していると推測できるし、逆に大きく、複雑であれば酸素の少ない水域に住むことを示すという具合である。 <ref>Pinter, H. (1986). Labyrinth Fish. Barren's Educational Series, Inc., ISBN 0-8120-5635-3</ref>

[編集] 生態

多くは肉食性であり、小さな水中生物や腐肉を食べる。 いくつかの種は苔や水草も食べる。多くは昼行性だが、アフリカ産の幾種かは夕暮れから夜にかけて活動する。<ref>Pinter, H. (1986). Labyrinth Fish. Barren's Educational Series, Inc., ISBN 0-8120-5635-3</ref>

泡巣を作ることでも有名であるが、いくつかの種は泡巣をつくらず、別の育児行動をとる。泡巣を作る種のオスは、縄張りをもち、活発に防御行動をとる。 その名の通り、泡巣は水面に浮くオスの粘液で構築されている。 たいていの場合オスが泡巣の周りに陣取って守り、落下した卵と稚魚を拾い上げ、巣に戻す。また、ベタ属の数種は流れの比較的速い場所に住むため、泡巣を作らず、マウスブルーダーとなっている。 <ref>Parnell, V. (2006). "A look inside the bubblenest" .</ref>

[編集] 参考

<references />

[編集] 外部リンク

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