キノの旅

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キノの旅』(キノのたび)は、電撃文庫から刊行されている、時雨沢恵一ライトノベルイラスト黒星紅白

2000年3月に、『電撃hp』Vol.6に掲載され、読者アンケートで大きな人気を得る。その後、ファンの声にこたえる形で、文庫本化。大人気となり、現在、電撃文庫の大ヒットシリーズである。また、2003年4月より全13話でTVアニメ放送、その映像は後にDVD化され、プレイステーション2においてゲームも発売された。また、TV版とは違うキャストだが、以前にドラマCD化もされている。

目次

[編集] 概要

短編連作の形式がとられており、「—the Beautiful World—」という副題の付いた作品が2006年10月10日現在、第10巻まで発売されている。『このライトノベルがすごい!』2005年度2位。

旅人キノと、その相棒であるモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す、と本文では説明されている)、エルメスの旅を描くファンタジー。激しい戦闘シーンや、強力なライバル等はほとんど存在せず、純粋にヒューマンドラマ中心に描かれており、ほとんどの話に寓話的要素が盛り込まれており、メッセージ性を感じられる。シズの一行や、過去の師匠一行の旅が描かれている回もある。

あとがきでは特に3巻以降で強い趣向がこらされており、「本編の話のパロディ的な構成」「本文中で突然、短編の一つの様な形で書かれている」、「真っ赤な嘘のあらすじ(後にこれが『学園キノ』として書籍化)」、「本物そっくりの偽の広告」など異彩を放つ物が多く、この作品の特徴となっている。また、作者はあらすじや後書き内でのネタバレ厳禁をモットーとしている。

2006年7月、時雨沢恵一自身によるパロディ本『学園キノ』が発売された。(詳細は後述)


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] 世界観

『キノの旅』の世界には様々な「国」(実態は都市国家)が世界中に散在している。「国」はそれぞれまったく違った文化をもっており、技術的な格差もきわめて大きい。しかし、各国とも言語は統一されている様子(ただし、1巻「平和な国」では隣国と「言語も違う」と書かれている)。たいていは高い城壁に囲まれており、城壁内は各国の法律が機能して比較的秩序が保たれている。しかし、城壁の外は盗賊などにも遭遇することがある無法地帯である。

人間以外のものがしゃべることがあり、エルメスはモトラド、陸はでありながら話すことが出来る(ただしこの世界でも、犬は普通話さないことになっている)。モトラドであるエルメスが喋る理由は、「おしゃべりだから」だそうだ。他に、ビジュアルノベル『キノの旅 旅人の話―You―』に出てくるモトラドもキノやエルメスと会話するシーンがある。また、「戦車の話」「続・戦車の話」では、戦車も話している。

[編集] 登場人物

[編集] 主要登場人物

キノ - 声:前田愛(テレビ・ゲーム等)/久川綾(ドラマCD)
主人公。エルメスで世界中を旅している。短髪で一人称が「ボク」であること等から、凛々しい少年とも思われやすいが、実は少女である(ボク少女を参照。)。最初は「わたし」と言っていたのだが、あるときから自分のことを、「ボク」と言うようになった。「師匠」に旅をする上で必要な知識や技術を徹底的に叩き込まれている。ナイフ術と体術も得意だが、特にパースエイダーの才能があったようで、作中では数種類のパースエイダー(主にカノン・森の人・フルートの3丁だが話によっては、ナイフ形パースエイダー・ショットガン型パースエイダー)を使いこなす。この世界にはパースエイダー技術の段位があり、キノは4段で黒帯。1つの国には3日間しか滞在しないというルールを自らに課している(理由は、初代キノ曰く「その方がどんな国か分かるし、長居していると多くの国を回れないから。」で、2代目キノがこれを受け継いでいる)。
性格は冷静沈着で口数が少なく淡々とした口調で話す為、冷たい印象を与える事も多いが、注射と料理がかなり苦手という可愛らしい一面を持つ。更に華奢な体格ながら大食漢であり、実行を渋るような依頼をされた場合でも、報酬として食事を提示された場合、即決で許諾する場面も見受けられる。(この性格は「学園キノ」においては更に顕著である)また、野宿が多いためかシャワーやふかふかのベッドが好きで、そういった条件の揃った場所を好む。反面、がめついので積極的に誰かを助けたりはしない模様。また、そのがめつさから、VIII巻の『悪いことはできない国』の終盤では、『とんでもない悪人』とまでエルメスに評される始末。しかし基本的には中立的である。
年齢は10代中頃で話によっては10代後半の時もある。
彼女(現在のキノ)は大人の国出身の二代目である。初代キノ(声:井上和彦)は男性で、彼女を庇い大人の国で死亡。その後、彼の名を継ぎ2代目キノとして現在に至る。初代キノは歌が下手だが、2代目キノは歌がとても上手い。
2代目キノの本名は、母国である大人の国の外に咲いていた、読み方を変えるととても嫌な悪口になる紅い花の名前である。「優しい国」に登場した少女の名前がその条件に一致しており、キノが含みを持たせた反応を見せているが、作品中においてキノの名前が出される時は「×××××」とだけ表現され事実関係は明らかにされていない。
なお、「キノ」という名前の由来は「キネマトグラフ(kinematograph)」である。<ref name="konosakka">「このミステリーがすごい!」編集部 (2005年).

このライトノベル作家がすごい!</i>. 宝島社. ISBN 4-7966-4557-8. </ref>

エルメス - 声:相ヶ瀬龍史(テレビ・ゲーム等)/野田順子(ドラマCD)
キノの相棒で、言葉を話すモトラド。しかし、言葉を話す以外は、空を飛ぶ事も自力で走る事も出来ないが、化学・科学などの知識が豊富。キノを茶化す皮肉屋な性格で、諺を使おうとするが、大抵間違っている(実はわざとらしい)。ちなみに、旅を始める前まではキノの方が諺を間違えている。また、喜怒哀楽をあまり極端に出さず、悲しんだり怒鳴ったりすることはほぼない。しかし自身の不調を治してもらったりするとスッキリするらしく、とても喜ぶ。逆に倒されたりテーブルにされたり、粗雑に扱われると不満を愚痴る。国との間を移動している時は「退屈だ」が口癖。元は大人の国でスクラップとして放置されていたが、初代キノにより修理された。名前は初代キノの昔のともだちが由来。元々は2人乗り用だが、改造されて後部キャリアが荷物置きになっている。
モデルはかつて生産されていたイギリス製のオートバイ、ブラフ・シューペリア。「しゃべる乗り物」というコンセプトは山本弘の小説『ギャラクシー・トリッパー美葉』の影響。(『トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS』より)

[編集] レギュラーキャラクター

シズ - 声:入江崇史
刀を武器としてバギーに乗って旅をしている青年。緑色のハイネックセーターを着用し、長身でスリムな容姿。キノと同じ黒い髪をしている。かつては一国の王子だったが、諸事情により旅人となる(1巻4話「コロシアム」)。性格はキノとは正反対に、温厚篤実で慈悲深い性格である。しかしながら、彼の行動が実を結ぶことは少ない。剣の腕は超一流で、「恐ろしくよく切れる刀」を難なく使いこなし、刀身で弾丸を防ぐほどである。だが、パースエイダー(銃)使いのキノには連戦連敗している。(1巻4話「コロシアム」)(8巻「船の国」)。少女と関わる話が多いからかロリコン疑惑が浮上しているが、本人は否定している。キノ・エルメスが登場せず、シズ・陸を中心に語られる物語もある。真実かどうかわからないが、最初はコロシアムに出る予定ではなかったらしい。旅の途中からティファナを同行させている。
陸 - 声:大塚芳忠
「シズ様の忠実なる下僕」と名乗る白い犬。いつも楽しく笑っている様な顔をしているが単なる生まれつき。エルメス同様、人間の言語を話せ、とても言葉遣いは丁寧である。シズに何らかの恩義がある様だが、今のところは不明。そのためシズの命に関わるような事柄に直面すると、彼に物申すこともある。裏表が激しく、シズやキノには懐くが、何故かエルメスとの仲はあまり良くない。(会う度に互いを罵倒しあっている)シズを傷つけたティーのことも最初は快く思っていなかったが、後に仲間として認めるようになった。作品中の記述やイラスト、またモデルとなった犬(知り合いの飼っているサモエドで、名前は同じく陸である)がそれだったことからすると犬種はサモエドのようで、『学園キノ』にもそのような記述がある。
ティー - 声:能登麻美子
本名:ティファナ。漂流する「船の国」出身の女の子。ある事情からシズ、陸の旅の連れになる(8巻「船の国」)。雪のように白い髪を持つ。とても無口で滅多に喋らないが、言うときはとても子どもらしくもシビアなことを言う。記憶力が良い。手榴弾を好み、狩りから脅迫(シズに止められた為、未遂)等多岐に渡って使用する。また、飛び出しナイフ(バネ仕掛けで刃が飛び出すナイフ、モデルとなったのはスペツナズ・ナイフ)も好んで使う。一度シズをそのナイフで刺し、殺してしまいそうになったことがあった。霊感が少しあるらしい。(いろいろな話より)
師匠(本名不明) - 声:昔・渡辺明乃/今・翠準子
キノにパースエイダーの訓練を施した老女。森で暮らしている。仕込んだ教え子には皆「師匠」と呼ばせている。おかげでキノは師匠を「ししょう」という名前だと勘違いしたときがあった。若い頃はキノ同様に旅をしたことがあり、そのパースエイダーの腕は愛銃「カノン」と共に良くも悪くも有名。色々なところから恨まれたり感謝されたりしているが、基本的にはお金の為に動いていたようだ。キノには他人に自分の事を聞かれても白を切るようにと注意している。ほぼ無敵の女性の様に描かれているが、実はお化けの類が苦手。乗っている車はスバル360
少し背の低いハンサムな男(本名不明。キャラ紹介では「相棒」) - 声:千葉進歩
師匠の弟子。とある国の賞金首であったが、事情により師匠と一緒に旅をする(6巻4話「長のいる国」)。パースエイダー・スミス(=ガン・スミス、銃の整備士)の心得がある。キノが持っている「森の人」の元持ち主。左利き。「優しい国」に登場したパースエイダー・スミスらしい。(「カノン」を見た時とてもびっくりしていた様子から)本人曰く、霊感があるらしい。師匠には及ばないものの、実力は一流。

登場人物の名前は、ドイツ語系・銃器関係の名前が多い。

[編集] その他の登場人物

さくら - 声:八木崎碧(テレビ)/佐藤朱(ドラマCD)/?(ゲーム)
Ⅱ巻第八話「やさしい国」に登場。観光ガイドを目指す宿屋の娘。名前が花に由来する点やそれをもじったあだ名を嫌う様子はキノに幼少期を思い出させた。
イナーシャ - 声:川澄綾子(劇場版)・?(ゲーム)
Ⅵ巻第十話「病気の国」に登場。「シティ」に広まる伝染病にかかっている少女。「カントリー」開拓団の少年と文通しているが…。
ラファ - 声:川澄綾子
Ⅵ巻第八話「祝福のつもり」に登場。三つ編みの少女。7人きょうだいの最年長。貧富の差の激しい国の最下層出身。貧しさから逃れる為、シズに自分を買ってくれるよう頼み込むが…。
彼女の「祝福」は、死を覚悟し、殺伐としていたシズに生来の穏やかな気質を取り戻させることとなった。「いろいろな話」にて多少違った登場の仕方をした。
エリアス
Ⅹ巻第七話「歌姫のいる国」に登場。12歳。日銭労働者。歌姫の歌を愛し、そのレコードと蓄音機を買おうとしていた。貧困層には全く手が届かないその品の為、誘拐犯に誘われたことから、その運命が大きく変わることとなる。
サラ
Ⅹ巻第七話「歌姫のいる国」に登場。12歳。純朴な少女。暮らしぶりは非常に裕福だが、家族はなく、執事や召使と共に生活している。エリアスらに誘拐されるも、身代金と共に無事に解放される筈であったが……。
セイ - 声:浪川大輔
ゲーム版第2作の主人公。容姿が若干キノに似ているが、こちらは正真正銘の男性。燃料の豊富な国出身。格好や服装もキノとほぼ同じである。過去に、セイが住む村にキノ(初代)が訪れたことがあり、キノを探す為、相棒のモトラド「ジャン」と旅をしている。キノと出会ったのがきっかけであらゆる人生観が変わった。キノを探すという目的より、旅自体を楽しんでいる節がある。淡々としたキノとは違い、喜怒哀楽などの感情がとても豊か。パースエイダーの腕はそれなりにある様子。何故キノを探しているのか、その目的は不明。全く返事を返してこないが、めげずにいつもジャンに話しかけており、「ジャンと旅をしている」ことをいつも強調している。
ジャン - 声:相ヶ瀬龍史(一言だけ)
セイの相棒。昔からセイの持っていたモトラド。名前が無かったため、可哀想に思ったキノが思い付きで付けた。とても無口らしく、旅の間中セイに度々話しかけられるが、全く反応しない。(そもそも彼に返答したことすらないようで、返事は全て「……」である)しかし、乗り手であるセイが時折ジャンの感情を感じ取ることもある。セイの気のせいかどうかは今一わからなかったが、1度だけ彼の返事も感じたことがある。(本当に返事したかは明確ではなく、キャストがエルメスと同じということからも、キノとエルメスの影響でそう聞こえた可能性もある)

[編集] 学園キノ

学園キノ』(がくえんキノ)は時雨沢恵一自身によるパロディ本。IV巻のあとがきに書かれた嘘ネタが発端となっている。電撃文庫で掲載された後、『電撃hp』、『電撃hPa』に続編が掲載され、電撃文庫で単行本化された。

『キノの旅・宇宙編』に続く『学園編』という想定で始まるが、本書のあとがき、カバー折り返し、オビ等で「あくまで本編とは無関係なお遊び」である事が強調されており、「キノの旅のファンは絶対に読んではいけない」とも書かれている。 各種設定、キャラクターの性格などは本編とは別物。作品全体の雰囲気も『キノの旅』と完全に異なっており、ライトタッチの非常に明るいノリでまとめられている(パロディネタも豊富である)。例として、シズというキャラクターは、学園キノでは「サモエド仮面」に変身し"変態"として扱われている。

2007年7月10日に第2巻が発売予定。

[編集] 『学園キノ』の登場人物

木乃(きの)
「キノ」が立ち寄ったとある小惑星の自称女神の呪いにより擬似人格を植えつけられた姿。
高等部1年。北海道からやってきた。謎の美少女ガンファイターライダー・キノ(略称「謎のキノ」)に変身する。腰にはモデルガン(変身後は「ビッグカノン~魔射滅鉄」になる)と緑のポーチ(中身は銃や手榴弾)をつけている。
「キノ」と同じく食欲旺盛だが、「キノ」と違って寝起きが悪い。エルメスに嫌なことを言われると彼を遠くにブン投げることも。また、エルメスによれば、「食べることと、寝ることしか考えていない。」らしい有様。
「キノ」との最大の違いは、度々「美少女」と地の文に書かれる事。
因みに、英語版Wikipediaでは、『Magical girl』、つまり、魔法少女との紹介が為されている。
静は嫌いではないがサモエド仮面は大嫌いで、陸太郎は大嫌いだがワンワン刑事は嫌いではない。
エルメス
木乃が持つ、緑色の革と黄色い金属で出来た携帯ストラップ。赤いボディに紫色の燃料タンクのオフロードバイクに変形する。ストラップの姿を取っている原因は、とある小惑星の女神にスクラップにすると脅された時に「できればストラップがいい」と答えたため。因みにバイクへの変身は、自身の意思で自由自在。キノの要請を断ることすらある。
静(しず)
「シズ」が、自称女神に擬似人格を植えつけられた姿。
高等部3年。常に刀を腰に差し、眉目秀麗・成績優秀・スポーツ万能のモテモテな男(学園の一部の男子に「ザ・辻斬り男」「出来すぎ侍」などと呼ばれたりもする)。留年し続けて現在は20歳を過ぎているとの噂あり。基本的には「シズ」と同じ性格。登場するときはなぜかいつも前を純白のハト(静はカールと呼んでいるが、作者はジョンさんがいいと言っていた。)がとおりすぎる。ちなみにスローで。純白の正義の騎士・サモエド仮面(他)に変身(実態は扮装)するが、変身後は人格が一変(正確には変身すると決めた時から)、異常にハイテンションな変態と化す。サモエド仮面に変身する前も後もなぜか食べ物の栄養素に詳しい。
特技は銃弾を剣ではじくことと、銃弾をトマトで受け止めること。
犬山・ワンワン・陸太郎(いぬやま‐りくたろう)
「実は四大魔王宇宙のスパイだった」陸が人に変身した姿。
この名前は、人型形態の時に名乗った名前(多分即興で考えた)であり、はっきり言ってネーミングセンスがない。
木乃のクラスに来た転校生を演ずる。白髪の美少年。その美貌は一目でクラスの殆どの女子(と一部の男子)を虜にした程。
静がサモエド仮面(他)に変身しても静だと知っていて、何らかの恨みがある模様。(いつも、「くそう静め……いつか殺してやる」といっていた)木乃・静と違い「キノの旅」での記憶を維持しているらしく、静に止めを刺そうとした時、「おさげの彼女(ラファ)が待っている」と語った。
特技は「銃七乗の拳法」(銃を乱射しながら(但し狙いは正確)回転円舞)。"銃とこの拳法で戦闘能力が7倍に引きあがる"(なぜか七乗ではない)が名前の由来。ちなみにこの拳法を世界で最初に確立、記録として残したのは聖徳太子(将禿対死)とのこと。実際にガン=カタという戦闘術があり、それがモデルと思われる。
おばあちゃん
恐らくは「師匠」が自称女神に擬似人格を植えつけられた姿だと考えられる。
木乃の祖母。北海道在住。美老婆銃士・ヴァヴァア・ザ・スーパーに変身する。「学園」最強。サモエド仮面曰く、その戦力は米海兵隊一個師団に匹敵するらしい。
「師匠」と比べるとかなりノリが良くて明るい。相変わらずお化け話は大嫌い。聞くとマシンガンを乱射してしまう。15歳位の頃には既にフランス外人部隊に所属しており、その後も各地で武勇を轟かせていた(見かけたら直ぐに逃げること、とも言われている)。静曰く、映画にもなっているらしい。何故か、映画のタイトルは数十年前から既に「ヴァヴァア」。
愛車はスバル360と思われる.しかしその車の調子が悪くなったので、スバル・インプレッサWRX STIバージョンも購入した。

[編集] 『学園キノ』の舞台

学園編第三話の序盤に、木乃が通う学園が神奈川県横浜市に存在し、最寄り駅はJR京浜東北線の駅である旨が明記されている。大船駅に近いという記載があるため正確には根岸線の駅であると思われ(京浜東北線と根岸線は横浜駅を通じて直通運転を行っており、明確に区別されることは少ない)、また駅前にミニ映画館があるとの記述からこの駅は港南台駅と推測することができる。港南台駅前には港南台シネサロンが存在し、根岸線の中間駅で他に駅前に映画館が存在する駅は関内駅桜木町駅など横浜寄りの駅しかない。

なお、学園が舞台となっているのは学園編第一話・学園編第二話で、学園編第三話自体は大部分が北海道を舞台とするストーリーである。

[編集] 時系列

本作は短編連作の体裁を取り、作品の発表、刊行順と作品中の時系列は一致しない。基本的にはどこから読んでも話として成立するようになっているが、視点の違い、後日談など、お互いに関連性のある話もある。

以下に時系列上の分類を示す。

師匠とその弟子の話
二代目キノの師匠の若い頃とその弟子(少し背の低いハンサムな男)の話が、時系列上もっとも古い。
初代キノの話
初代キノの話が、師匠と弟子の話より後、二代目キノの話の前に位置する。話数は最も少ない。
二代目キノの話
この二代目キノが本作の主人公であり、話数も一番多く、『キノの旅』のメインとも言える。1巻「大人の国」が二代目キノの旅のきっかけの話。
シズと陸(とティー)の話
二代目キノの話と同じ時系列に位置する。6巻「祝福のつもり」がシズと陸の最初の話、1巻「コロシアム」がその直後の話。また、8巻「船の国」でティーが登場する。

[編集] パースエイダー(銃器)について

作品中に登場するパースエイダーとは銃器のことである。語源はおそらく英語のpersuader(説得する人[物]、俗に脅しに用いる物、ピストルなど)である。 

パースエイダーは実在の銃器をモデルにしている。
「森の人」のモデルは「コルト・ウッズマン」のマッチ・ターゲットモデル6inで、本来は無いサイレンサー組み込み用のネジがバレルに切られている。因みにキノのそれは左利き用となっており、左手用のグリップパネルが装着されている。
「フルート」は作者による架空のライフルである。これは電撃劇場文庫(電撃文庫ムービーフェスティバル記念の限定品)の中で作者自身が述べている。ただし、初期の設定では、キノは「二式テラ銃」をモデルとするパースエイダーも所有していたというが、これとはまったく異なるものになっている。
「カノン」のモデルは、先込め式、.44口径という点、および形状が一致するコルト Model.1851 Armyが挙げられる。しかしこの銃では黒色火薬を使用するために、やはりモデルとして扱っているに過ぎない。

[編集] 既刊一覧

[編集] メディア展開

[編集] アニメ

2003年4月~2003年7月 全13話 WOWOWノンスクランブルで、毎週火曜日18:30~19:00に放送されていた。また、2007年2月~4月に東京MXテレビで一部の話が放送された。現在はDVD全6巻が販売されている。また、主人公のキノ役は女優の前田愛が声優に初挑戦(同姓同名の声優もいるためまれに混同されることも)。

[編集] スタッフ

  • 監督:中村隆太郎(テレビアニメ、劇場版第2弾)、渡部高志(劇場版第1弾)
  • 脚本:村井さだゆき(テレビアニメ、劇場版第1弾)、小中千昭(劇場版第2弾)
  • キャラクター原案:黒星紅白
  • キャラクターデザイン:須賀重行(テレビアニメ、劇場版第1弾)、伊藤良明(劇場版第2弾)
  • プロップデザイン:近藤高光
  • 美術監督:番野雅好(テレビアニメ)、武藤正敏(劇場版第1弾)
  • 色彩設計:西表美智代
  • 撮影監督:大庭直之
  • 編集:今井剛
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 作画監督:松本文男・松本卓也
  • 絵コンテ・演出:中村隆太郎・小林孝嗣(テレビアニメ)、渡辺高志(絵コンテ、劇場版第1弾)・工藤進(演出、劇場版第1弾)
  • アニメーション制作:A.C.G.T.(~劇場版第1弾)→シャフト(劇場版第2弾~)
  • 企画:GENCO
  • 製作:『キノの旅』 製作委員会(テレビアニメ)、『キノの旅』とっておきの話の会(劇場版第1弾)、劇場版『キノの旅』製作委員会(劇場版第2弾)

[編集] 主題歌

  • オープニングテーマ:『all the way』下川みくに
  • テレビアニメ版エンディングテーマ:『the Beautiful World』前田愛
  • 劇場版第1弾エンディングテーマ:『はじまりの日』前田愛
  • 劇場版第2弾エンディングテーマ:『Bird』下川みくに

[編集] サブタイトル

  1. 人の痛みが分かる国
  2. 人を喰った話
  3. 予言の国
  4. 大人の国
  5. レールの上の三人の男
  6. コロシアム(前編)
  7. コロシアム(後編)
  8. 魔法使いの国
  9. 本の国
  10. 機械人形の話
  11. 彼女の旅
  12. 平和な国
  13. 優しい国

[編集] DVD

  • キノの旅(1) the Beautiful World
  • キノの旅(2) the Beautiful World
  • キノの旅(3) the Beautiful World
  • キノの旅(4) the Beautiful World
  • キノの旅(5) the Beautiful World
  • キノの旅(6) the Beautiful World

[編集] ゲーム

  • 『キノの旅 -the Beautiful World-』 2003年7月17日、PS2用ゲームソフトとして発売された。全10話+α収録。
    • 2004年11月25日、同ソフトのベスト版発売。「サウンドコレクション 攻略ガイドつき」も存在する。
  • 『キノの旅II -the Beautiful World-』2005年12月1日、PS2用ゲームソフトとして発売された。全11話+α収録。

[編集] ビジュアルブック

[編集] 劇場版

  • 2005年2月19日、『キノの旅 何かをするために―life goes on.―』が劇場公開。
  • 2005年3月30日、ビジュアルノベル『キノの旅 旅人の話―You―』の限定版DVD内にこの劇場アニメが収録。
  • 2006年9月、公式サイト[1]で、電撃文庫ムービーフェスティバルの上映作品の1つとして劇場版アニメ第2弾の制作が発表された。サブタイトルは『病気の国―For You―』。2007年4月21日公開。前売り券にはファイルもついてくるとのこと。

[編集] 脚注

<references />

[編集] 外部リンク

ことばこって?

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