ガンマ線滅菌
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ガンマ線滅菌(ガンマせんめっきん)は、電磁波・放射線の一種であるガンマ線を照射して滅菌を行う方法。ガンマ線が生物に与える影響を利用して滅菌する。放射線なので人体が直接被爆した場合は当然悪影響があるが、残存放射能は生じにくいため、日本では食品ではジャガイモの発芽の抑制に用いられている。また医療器具・機械類や無菌動物の飼料にも用いられている方法である。
放射性物質の管理、放射線の管理、放射線遮蔽設備などの大規模な設備を必要とするが、オートクレーブによる加圧蒸気滅菌や酸化エチレン(エチレンオキサイド)によるガス滅菌に比べて滅菌自体は安価に行えるためディスポーザブル(使い捨て)注射針などの使い捨て器具によく用いられる。21世紀現在の日本国内には10箇所ほどの大規模照射施設がある。
線源としてはコバルト60などが用いられる。照射方法としてはベルトコンベアーによって照射室に入り、一定時間後に外へ出て、そのまままた照射室に入るという動作を一定の吸収線量(単位はGy(グレイ))になるまで繰り返すインクリメンタル照射や、照射室内に置いて照射を受ける静置照射などがある。医療用滅菌では25kGy~35kGyが照射される。
滅菌とはやや異なるが輸血後移植片対宿主病(Post Transfusion-Graft Versus Host Disease,PT-GVHD)を予防するため血液製剤に含まれるリンパ球を不活性化するためにもガンマ線照射が行われる。
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