カルピス

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カルピス株式会社
Calpis Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 <tr><td> 東証1部 </td><td> 2591 </td> </tr><tr><td> 大証1部 </td><td> 2591 </td> </tr>
略称 カルピス
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南二丁目4番1号
電話番号 03-5721-3111(大代表)
設立 1948年昭和23年)
業種 食料品
事業内容 食品
代表者 石渡 總平(代表取締役社長)
資本金 130億5,675万円
売上高 連結:122,775百万円
単独:110,414百万円
2005年12月期)
従業員数 837名
決算期 毎年12月31日
主要株主 味の素株式会社 26.7%
外部リンク www.calpis.co.jp

カルピスは、日本飲料メーカーであるカルピス株式会社および、同社が製造販売し主力製品とする乳酸菌飲料の名称である。ローマ字表記はCALPIS。日本以外ではCalpicoとも。

カルピス本社は、東京都渋谷区に所在し、東証第1部と大証第1部に上場している(証券コードは、2591)。英文名称はCalpis Co., Ltd.1991年味の素グループ入りした。

「カルピス」の名称は同社の登録商標である。


目次

[編集] 企業

企業のカルピスの創業者は、僧侶出身の三島海雲。創業初期は国分グループだった。名付け親は、山田耕筰と渡辺海旭(芝学園校長(当時))。創業時より「初恋の味」で知られる世界初の乳酸菌飲料「カルピス」を生産していた。これと共に、脱脂乳の生産の際に副産品として製造を開始したとされるカルピスバターが主力商品である。

味の素との提携後、近年は、カルピスを水で希釈調合しすぐに飲めるようにした清涼飲料水「カルピスウォーター」の生産や、ミネラルウォーターの「エビアン」やワインの輸入、カクテル・「カルピスサワー」などのアルコール飲料にも進出している。

Calpisが英語圏では「Cow piss(カウ ピス=牛の尿)」と聞こえることから、CALPICO(カルピコ)という名称で販売される。

なお味の素は、2007年6月11日に、同年10月1日付でカルピス社を完全子会社化することで合意したと発表した。カルピス経営陣は他社との提携も考慮したが、今後の少子高齢化で懸念される日本市場の規模縮小とそれを補うための海外市場展開、更には所謂「三角合併」の解禁による海外企業の買収攻勢への対応を見据え、この統合案しかないと表明。苦渋の決断意を示している。

[編集] 沿革

  • 1917年 - ラクトー株式会社設立
  • 1919年 - 日本で初めての乳酸菌飲料カルピス発売
  • 1923年 - カルピス製造株式会社に商号変更
  • 1948年 - カルピス食品工業株式会社に商号変更
  • 1987年 - 仏国BSNグループ(現グループ・ダノン)と業務提携
  • 1989年 - 「黒人マーク」の使用中止
  • 1990年 - 第三者割当増資を実施。味の素株式会社が増資を引き受け筆頭株主に
  • 1991年 - 味の素株式会社から飲料事業を譲受、両社の缶入り飲料事業を統合
  • 1997年 - カルピス株式会社に商号変更
  • 2007年10月1日 - 株式交換により味の素株式会社の完全子会社になる予定。同時に株式交換後上場廃止予定。

[編集] 事業所

  • 本社:東京都渋谷区恵比寿南2-4-1
  • 支店:札幌、仙台、東京、関東、名古屋、大阪、中四国、福岡
  • 営業所:北東北、新潟、長野、静岡、金沢、高松、岡山、鹿児島
  • 工場:相模(2008年6月に閉鎖予定)、岡山、群馬
    相模工場内に研究所がある。
  • 物流センター(100%出資子会社、カルピス物流サービス):相模(本社)、岡山、群馬

[編集] 由来

1902年、当時25歳の三島海雲は内モンゴル(現中華人民共和国内モンゴル自治区)を訪れ、そこで口にした飲み物をもとにして1919年に乳飲料カルピスを開発、発売しこの飲料と同名の企業の創業者となったと伝えられている。脱脂乳の単なる乳酸発酵による酸乳(バターミルク)を加糖し、馬乳酒と類似する酵母による発酵がカルピス独特の風味に不可欠であることは長く企業秘密とされていたが、1990年代半ばに公開された。

社名の由来は「カルシウム」+サンスクリット語「サルピス」(salpis、漢訳:熟酥(じゅくそ)、次位の味の意味)=カルピスである。サンスクリット語「サルピル・マンダ」(sarpir-manda、漢訳:醍醐、無上の味の意味)を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。同社では、重要なことを決める際にはその道の第一人者を訪ねる「日本一主義」があり、音楽の第一人者山田耕筰に社名について相談したところ、「カルピス」が最も響きが良いということで現行社名・商品名になったという。

元々は、パナマ帽を被った黒人男性がストローでグラス入りのカルピスを飲んでいる様子の図案化イラストが商標だった。これは、第一次世界大戦終戦後のドイツで苦しむ画家を救うため、社長の三島海雲が開催した「国際懸賞ポスター典」で3位を受賞した作品(ドイツ人デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーの手によるもの)を使用したものだが、1989年に“差別思想につながる”との指摘を受けて現行マークに変更された。ちなみに、カルピスは「黒人マーク」を白黒反転させたマークも商標登録している。

[編集] 飲料

乳酸菌飲料のカルピスは、原液は非常に高濃度でそのままでの飲用は推奨されていない。水、湯または牛乳で5倍程度に希釈して飲用とする。かき氷のシロップとして、また、カルピスハイなどの材料にも使われる。原液はその濃さから、常温保存しても腐敗しにくい性質があり、戦前から一般家庭の常備品として広く使われ、戦後は贈答用としても広く使われている。

飲料のカルピスは1919年(大正8年)7月7日に販売が開始された。カルピスのパッケージの水玉模様は、発売日の七夕にちなんで、天の川英語ではMilky Wayミルキーウェイ)をイメージしたもの。元来は青色地に白い無地玉であったが、1953年に色を逆転させ、白地に青い水玉とした。

元々は瓶詰めの商品であったが、平成時代に入ってからは、瓶が重くてかさばることなどもあり、紙パック入りが販売の主体となっている。これにより、商品のコンパクト化が実現されたが、同時に、資源の無駄遣いになるのではという声もある。なお使い終わった後のパックは、プラスチック注ぎ口の部分とそれ以外とを分離して、どちらもリサイクルすることが可能である(容器包装リサイクル法の施行も影響)。

[編集] 派生商品

  • カルピスソーダ - 1973年発売。乳性炭酸飲料ブームの先駆け的商品。
  • カルピスウォーター - 1991年発売。薄めずに飲める手軽さが大ヒットを呼び込んだ。
  • カルピス酸乳 アミールS - カルピスの製造過程で生まれる酸乳の血圧抑制効果に着目した健康飲料。特定保健用食品認可。普及初期のテレビCMに長嶋茂雄が起用されたことでも有名。
  • カルピスサワー
  • アミノカルピスシリーズ
  • カルピスバター- カルピスの製造工程で、脱脂粉乳を製造する過程で生まれる乳脂肪分を活用したもの。

[編集] その他の商品

[編集] 過去に存在した商品

  • カルピコ - 1973年頃発売されたフルーツ味の炭酸飲料。当初、グレープとプラムの2種類で発売された。コカ・コーラ社の「ファンタ」の圧倒的シェアを切り崩すには至らず、70年代後半には姿を消した。「同じ品名であっても、日本国内と海外で商品の実態が違う」という事例の1つである。
    (※カルピコを「カルピス入りコーラ」の品名とする説が一部にあるが、これは誤り。ただし「カルピスソーダ」のラインナップにコーラ味が存在していた時期はある。)
  • Sun New - 1983年頃発売、現在のアミールシリーズの先駆けか。品名は「酸乳」をそのまま類似発音の英単語に置き換えたもの。
  • カピーホワイト - 1983年頃。乳成分から作られたミネラル補給飲料。カルピス版スポーツドリンクという位置づけ。明石家さんまが当時のテレビCMに出演し、話題を呼んだ。来生たかおのCMソング(まどろみミステリー)、森本レオのナレーションという組み合わせも秀逸であった。キャッチコピーは「助けてよ、カピー」「アイソトニックが美味しくなりました。常識を裏切ってごめんなさい」という静かながら挑発的なもの。
  • オリゴCC - 1990年代初期にブームとなった機能性飲料の有力商品の1つ。腸内のビフィズス菌を増やす効果のあるオリゴ糖を配合する。
  • 梅烏龍茶 - 1991年頃発売された。烏龍茶に梅の風味を加えた烏龍茶飲料。開けると梅の風味が漂って匂いはよいのだが、飲んだ直後の風味は梅の酸味と烏龍茶の苦味がブレンドされ、美味とはどうにも言いがたい。生産期間も極めて短かった模様。

[編集] その他

  • カルピス味(風味)の氷菓は、ロッテなどが製造・販売している。
  • 漫画家東海林さだおが一番好きなジュースであるという。
  • 白濁した色が精液に酷似しているため官能小説や下ネタ投稿の際の隠語や比喩としてカルピスという表現がまま用いられる。

[編集] CM出演者

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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