カフェ

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カフェ (café) は、本来コーヒーの意味。転じて、パリなどヨーロッパの都市に見られるある種の飲食店を意味する。新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換のできる場所として親しまれている。

多義に使用される言葉であるが、ここでは以下のように整理する。

  1. パリなどヨーロッパの都市の風物詩になっている飲食店。街路に向け開放的な造りになっている。
  2. コーヒー中心の喫茶店
  3. 風俗営業としてのカフェー。(日本での)風俗営業の一業態。古くは特殊喫茶、社交喫茶という言い方もあった。

目次

[編集] 日本のカフェ

日本では、明治時代の終わりにパリのサロンを範とした「カフェー・プランタン」が開店した。本場のカフェでは男性が給仕をするが、プランタンでは女給を置いた。これが評判になり、その後のカフェーといえば、社交喫茶など風俗営業の業態に変質していった。

現在ではほぼ喫茶店等飲食のできる、カフェバーインターネットカフェ、オープンカフェなどのような業種の総称として使われている。

2000年代よりカフェブームが起こった。1999年にオープンした渋谷公園通り「アプレミディ」がひとつの典型とされるが、この頃より、日本の都市で単にカフェと言った場合、ソファ、茶色系のインテリア、白熱灯による薄暗い照明などを特徴とするような、店主のこだわりがいくらかでも感じられる店のことを指すようになった。アメリカの「ラウンジ」文化の影響もあったと考えられる。


以下には、ヨーロッパ(特にパリ)のカフェを中心に説明する。

[編集] カフェ小史

イスラム圏

イスラム圏にはヨーロッパより古くからコーヒーを飲ませる店があった。

ロンドン

ロンドンでは17世紀後半からコーヒー・ハウスが流行しした。こちらの方がパリのカフェよりも歴史は古いようだが、パブに取って代わられた。

パリ

現存する「世界最古のカフェ」と銘打つ店がパリのカフェ・プロコップで1675年の創業。 18世紀に入るころには300軒ほどのカフェがあり、フランス革命前には700軒ほどになっていたという。ルソーディドロといった思想家のほか革命家や政治家もカフェに集まり、議論を行ったり、密議をこらす場面が見られた。カフェはフランス人の生活に根付いており、ヴェルレーヌランボーマラルメピカソなどの文化人、芸術家が出入りしたドゥ・マゴ・パリも有名。

[編集] パリの典型的なカフェ

街路に面し、歩道にせり出してテーブルや椅子が置かれている。店内にはカウンターやテーブル席もある。一般的に、カウンター席か立って飲むのが最も安く、次に店内テーブル席となり、テラス席が一番高い(1物3価方式)。店のある場所やメニューによって違いがあるが、テラス席はカウンター席のおよそ2-3倍くらいと考えてよい。給仕は原則として男性で、ギャルソンという。

カフェを頼むと、エスプレッソ(エクスプレス)が出てくるため、日本でいう普通のコーヒーを注文する場合は、カフェ・アロンジェ(Café allongé、直訳すると薄めたコーヒー)という必要がある。その他、ビールワインサンドイッチなどを置いている。

基本的にパリのカフェには有名店以外クーラーがないため、盛夏時は比熱の関係で涼しい店内テーブル席やカウンター席に座る人が多い。冬はもちろん店内席の方が暖かい。有名店には、冬でもテラス席に座りたい人のために、テラス用屋外ヒーターを設置している店もある。トイレは地下にあるのが普通である。

[編集] カフェ(フランス語発音と英語発音)

日本語として定着した「カフェ」、および「カフェー」は、フランス語の“café”に由来するが、フランス語の発音 [kafe] に忠実に書くと「カッフェ」、または、パリ周辺での発音の「キャッフェ」となる。また、“café”のアメリカ英語発音 [kæfeı] / [kəfeı] は「キャフェイ」または「カフェイ」となり、"フェイ" にアクセントがある。よって、「カフェ」はフランス語発音から、「カフェー」はアメリカ英語発音からとったものと考えられる、ともっともらしい説もあるが定かではない。

[編集] 関連項目

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