オーバードーズ

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オーバードーズ (over dose) とは化学物質(多くの場合、薬品やいわゆるドラッグ)を、生体ホメオスタシスがそこなわれるほど多量にまたは集中的に摂取することによって起こる。深刻な症状を引き起こし、死亡する場合もある。本質的には生体におけるの作用の一例である。

Over Dose のそれぞれの頭文字をとって、ODと略される。

目次

[編集] 類型

オーバードーズという語は安全な服薬という概念の対であり、薬物に対して使われることはあっても毒物に対しては使わない。しばしば自殺するための手段として行なわれ、自殺志願者が意識的にオーバードーズを冒すことがあるが、多くの場合オーバードーズは意識的なものではなく、薬の説明書の読みまちがいなどで起こる。たとえば子どもがを含むマルチビタミン剤によってオーバードーズに陥る場合である。鉄は血液中で酸素の運搬を担うヘモグロビンの成分であり、少量の摂取はヘモグロビンの補給を助けるが、多量の摂取は身体のpHバランスを大きく崩す。この場合、キレート療法(chelation therapy)が適切に行われなければ死亡することもある。ほかには、ドラッグ(特にヘロインなど)を禁忌物質(コカインアンフェタミンアルコール)と同時に摂取することや、ドラッグの節制をやめた後の服用などで起こる。

自殺志願者によるオーバードーズの場合、精神科医師はその危険性に留意した上で医薬品を処方し、また製薬会社も特に精神科用薬品からはオーバードーズの危険性を事前に排除しているため、精神科用医薬品を用いたオーバードーズが既遂に至る事はまれである。しかしその行為自体に注意を向けなければならない事は言うまでもなく、場合によっては保護措置の要否を検討しなければならない。

[編集] 症候

また薬を問わず、繰り返しオーバードーズを行うことによっての、肝臓腎臓など内臓の機能低下を含めた悪影響も懸念される。

また、睡眠効果のある薬や精神系の薬を大量服薬に使用した場合、一時的な記憶障害が症状として現れるときもある。具体的には大量服薬した前後の記憶がない、一時的に解離のような症状を呈するなど。ただしこれは一時的なものであり、薬が抜ければ回復する。

[編集] 診断と治療

オーバードーズの診断と治療は、薬物が分かっている場合は困難ではない。患者が薬物に関して思い当たらない(または明らかにするのを拒む)場合、診断と治療は困難になる。時には患者が示す症候や血液検査で薬物が判明することもある。薬物が不明の場合、ごく一般的な処置をおこなう。

例えば、精神科などで処方された抗鬱剤などによるオーバードーズの場合は、胃洗浄によってその薬品を吸い出す。もちろん命に別状がないと判断した場合はその限りではない。

[編集] オーバードーズで亡くなった人物

[編集] 関連項目

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