イケア

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IKEA店舗例(船橋店)
IKEA店舗例(港北店)

イケアIKEA)は、スウェーデンの大手家具店。現在はオランダ南部の都市ライデンを本拠地とする財団法人スティヒティング・インカ・ファウンデーション(Stichting INGKA Foundation)(創業者イングヴァル・カンプラードの創設した基金)がイケアグループ全体の親会社であるインカ・ホールディング(INGKA Holding B.V.)を所有する形になっている。

目次

[編集] 概要

売上高は173億ユーロ(2005年9月1日~2006年8月31日)

製造部門の子会社であるスウェドウッド(Swedwood)、サービス部門を統括するイケアサービス、デザインや商品企画などを担当するイケア・オブ・スウェーデン他、各国の販売チャンネルなど多くの子会社を抱え、「イケアグループ」と呼称される企業体を形作っている。

  • なお、グループの構造については、後述#関連記事リンクのThe Economist誌の和訳に詳しい。

家具にはスウェーデン語の名前がついているのが特徴。郊外に「イケアストア」と呼ばれる大規模な店舗を構える方法で展開しているが、カタログインターネットによる販売もしている(注・日本国内におけるインターネット販売は未定)。ロシア進出の際には、ドキュメンタリー映画が撮影された。

[編集] 「IKEA」の由来、発音、表記

IKEA、とは創業者イングヴァル・カンプラードのイニシャルのI・K(Ingvar Kamprad)に彼が育ったエルムタリッド農場(Elmtaryd)があるアグナリッドの町(Agunnaryd)の頭文字をつなげ合わせたものである。日本でのカタカナ表記は「イケア」であるが、アメリカオーストラリアなどでは「アイキア」、各国微妙に違っている。ドイツやオランダでの発音は日本同様「イケア」である。なお、中国における表記は「宜家家居」である。

[編集] 歴史

1943年、17歳だったイングヴァルが設立した安売り雑貨店が元になっている。当時は需要があれば何でも取り扱う店であったが、1947年に地元の家具店と契約して格安販売を開始するとこれが大当たりし、1951年以降は完全に家具販売に集中する。

1953年に最初のショールームをオープン以後は順調に売り上げを伸ばしていたが、同業他社との深刻な価格競争に巻き込まれることになり、ライバルの圧力によって家具メーカーからの商品供給停止という深刻な状態となる。しかし、こうした事態をバネに、自社で独自のデザイナーを抱え、企画・製造・販売まで全てまかなう、現在のイケアのスタイルを誕生させた。また、この際にイケアの特徴の一つである「フラットパック(分解された商品は、できるかぎり薄く小さい梱包をされており、車のトランクに積んで簡単に持ち帰ることができる)」も誕生している。

1963年からスウェーデン国外での積極的な展開を開始。ノルウェーを足がかりにして、スイスフランスドイツデンマークなど、ヨーロッパのほぼ全域、アメリカやカナダにも出店した。流通や梱包、製造などのコストを徹底的に削減しながら、顧客のニーズに合わせた格安の組み立て式家具を販売し、その後ヨーロッパで絶大な人気を誇るようになっていく。

中国オーストラリアへも進出し、1993年には25カ国で100店舗を達成。2006年12月末現在で、世界の33の国と地域に合計250店舗。そのうち24カ国、221店舗が直営店となっている(他はフランチャイズ方式)。従業員は世界各国で10万人を超え、売上高は2兆1000億円を誇る。

[編集] 日本におけるイケア

日本においては1974年に大阪の三井物産資材部、湯川家具、チトセ(スチール家具メーカー)および東急百貨店の合弁会社が、イケアスウェーデンとの契約の元「イケア日本株式会社」を設立して、第1店舗を千葉県船橋市のローラースケート場跡(後日、現ららぽーと内アクタスの場所近くへ移転、ららぽーと完成時少し移動。)に、第2店舗を兵庫県神戸市新在家の「イケアタウン六甲」(現サザンモール六甲そば)などに出店。小売はもとより、も行っていた。

しかしながら、

  1. 当時はイケアの主流であった組み立て式家具が日本では一般的ではなく、また不良品の発生率などで顧客離れが発生した。
  2. 契約およびシステム上不完全で、本来のイケアの価格よりかなり高くなってしまい、「北欧家具」のイメージだけで売らざるを得なかった。
  3. 当時の大規模店舗法の規制圧力と、資金調達の弱さから、イケアスウェーデンの要求した「年1店舗独自店オープン」の要求にこたえられなかった。

等の問題が重なった結果、1986年に撤退、イケア日本株式会社のメンバーは、イケア日本の閉鎖と同時に新会社「アクタス」へと移った。

後に2001年に日本再進出を決定し、2002年7月に日本法人「イケア・ジャパン」を設立。1号店(イケア船橋)が2006年4月24日に、千葉県船橋市にあった屋内スキー場・ららぽーとスキードームSSAWSの跡地の一部を利用してオープンした。イケアストアオープンの恒例になっている「丸太カット」(テープカットの代わりである)も行われた。

なお、当初一号店のオープンは2005年9月を予定していたが、より迅速な在庫管理を行うために、中国上海に大規模物流センターを建設することとなり、延期になっていた。日本における物流センターは千葉県八千代市にあるが、仮のものであり、今後移転して拡張される予定。候補地は数多く上がっていたが、結局、2006年11月15日、愛知県弥富市上野町の弥富地区工業用地27ヘクタールを愛知県企業庁より約100億円で購入し、2007年6月に着工、2008年6月に操業開始することを発表した。[1]

中部地方が選定された理由として、現在店舗が存在する関東地方と新規オープンが予定されている関西地方の中間地点にあたること、また、名古屋港の物流利便性などが決め手になったと伝えられる。また、この物流センターの存在により、中部地区にも店舗ができるのではないかという噂をよんでいる。

日本では、ホームセンターや「ニトリ」、「無印良品」、「Francfranc」、「大塚家具」などと競合関係になるとされている。

[編集] 日本における店舗

[編集] 今後オープン予定の店舗

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[編集] イケアの環境問題対策とイケア鉄道

イケアは、家具の材料に主に木材を多く使うことから、森林伐採対策やリサイクルなどに対して非常に関心が高く、1980年代から積極的に環境問題に取り組んでいる。合板に対するホルムアルデヒド放出量の厳格化や、熱帯雨林伐採の木材を使わず、植林によって生み出された木材を使う、あるいは各種梱包材や、家具そのもののリサイクルなどの活動を続けている。

そんな中で、2002年にはイケア鉄道(IKEA Rail)を設立し、スウェーデン、デンマーク、ドイツで、貨物列車の運行を行っている。これはイケアが製品などを各地に配送する際のトラック輸送に伴う環境負荷を軽減するために、自前の鉄道を用意したもので、渋滞による遅延も無く、輸送コストとしても安く、また環境負荷も少ないということで一日あたり50台のトラック輸送を撤廃できた。今後、ポーランドイタリアベルギーなどへも線路網を伸ばしてゆくことが計画されている。

なお、既存の路線を使って貨物列車を運行しているのであり、自前の線路網を持っているわけではないことに注意。

[編集] イケア開店時の騒動

イケアは非常に大規模、かつ格安を売りにしていることもあって、常に新規オープンに伴っての店舗来場者の殺到が見られ、混乱や問題に見舞われがちである。2005年2月のイギリス、エドモントン店オープン時には特売品を多く告知した結果、深夜オープンにもかかわらず、7000人もの来場者が殺到し、商品を奪い合って乱闘騒ぎに発展した。中国上海店オープン時には一日で実に8万人が押し寄せるなど、騒動の規模も大きなものとなっている。

日本における船橋店オープンも、万全を期して月曜日平日のオープン、特売品は設けない、という体制で挑んだが、結果的にオープン日に35000人を超える来場者が殺到。近隣にららぽーと船橋競馬場船橋オートレース場等を抱え、渋滞を引き起こしやすい道路事情も加わり、週末、休日には入店までに数時間、閉店から3時間後でもすべての車が出庫できないなど異常事態となった。

そのため、現在は本来3時間以上の利用の場合は有料であった駐車場が不定期ながらも無料開放されたり、土日祝日の営業時間延長など、混雑緩和策を行っている。

港北店オープン時もやや緩和されたものの同様の混乱は発生。近接した第三京浜港北インターチェンジには大渋滞が発生した。なお、港北店は最寄り駅(新横浜駅等)が遠いこともあり、新横浜駅-イケア港北間のシャトルバスが運行されている。

[編集] 配送・設置・組み立てサービス

本来イケアは客が自ら持ち帰り、設置し、組み立てることを前提とした販売を行っていることもあり、配送や設置、組み立て等のサービスは消極的である。しかしながら、DIYの浸透度の低い日本において過去に失敗している経験上、船橋店オープン時には三菱電機ロジスティクスと提携してかなり充実した配送・設置・組み立てのサービスを用意した。

料金は高めなものの、一回当たりの配送量の上限が事実上無かったが、オープン時の混乱も含めて配送遅延や大量配送物の発生などで配送サービスがまともに機能しなくなり、港北店オープン時の2006年9月より配送量に最大3個までの上限が設けられ(4個以上は値段が上がる)、また配送料金そのものも値上げされた。また、組み立てサービスも近距離の配送に限定され、港北店ではオープン当初は組み立てサービス自体が無く、アウトレット商品の配送もできないなど、店舗間でサービスに違いがあるため注意が必要である。組み立てサービスの費用であるが、船橋店では商品価格の20%となっている。一方、港北店では「株式会社 警備・施工マネジメント (KSM)」により商品毎にパンフレットにて「施工価格例」というかたちで費用が示されている。船橋店、港北店ともに、組み立てサービスの金額はあくまでも商品の組み立てのみに関するものであり、壁、床、天井などへの固定については別途もしくは含まれない。

[編集] 手ぶら de ボックス

小口商品の配送用に別途「手ぶら de ボックス」と呼ばれる宅配ボックスが用意されており、全国一律配送料込みの箱が販売されている。自分で梱包し、配送カウンターに持ち込むことで、最大20kg、サイズ400×400×300mmの箱が1,000円で配送することができる。

[編集] IKEA FAMILY

イケアには「IKEA FAMILY」という会員制度がある。入会や年会費などは無料で、Web上および店頭で申し込むことで登録でき、いくつかの会員特典が受けられる。なお権利行使には別途送付される会員カードの提示が必要だが、店頭申し込みの場合は、その場ですぐ利用できる会員カードが発行される。

[編集] 会員特典の例

  • 「IKEA FAMILY セミナー」への参加
  • 「IKEA FAMILY LIVE」という会報の配布
  • 「特別割引商品」の購入権利
  • 「IKEAレストラン」における割引
  • 「IKEAカフェ」におけるコーヒー・紅茶の無料サービス(平日のみ)

[編集] オープン前プロモーション

IKEA 4.5 MUSEUM(神宮外苑)

イケアでは、日本再上陸にあたってのプロモーション活動として、船橋店オープン前の2006年4月1日からオープン後の4月30日までの間、東京都新宿区明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館前の銀杏並木を利用して、「IKEA 4.5 MUSEUM」と呼ばれる屋外ショールームを用意した。14棟におよぶ日本的な「4畳半」の広さのブースを並木道に配し、それぞれ「本好きの部屋」「オフィスの部屋」「アートの部屋」など、テーマにあわせてイケアで販売される家具や雑貨商品を使っての住空間構築の提案が行われた。同時にイケアの特徴でもあるカタログの配布が行われ、展示終了後にはそれぞれの部屋の中身が応募者にプレゼントされる企画も開催された。

なお、港北店のオープンの際も神奈川県横浜市横浜赤レンガ倉庫において8月26日から9月9日にかけて「IKEA ROOM BOX」と呼ばれるほぼ同様のプロモーションが行われた。用意されたブースは6棟に減ったが、4畳半から12畳までと部屋のバリエーションが変更になった。

[編集] 外部リンク

[編集] 関連記事リンク

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