まあだだよ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| まあだだよ
<tr><th>監督</th> <td>黒澤明</td></tr><tr><th>製作</th> <td>黒澤久雄</td></tr><tr><th>脚本</th> <td>黒澤明</td></tr><tr><th>出演者</th> <td>松村達雄 |
表示</span> |
|---|
『まあだだよ』は、黒澤明監督の日本の映画作品であり、黒澤監督の遺作となった作品。1993年東宝公開。
内田百閒の随筆を原案として、百閒の日常と、彼の教師時代の教え子との交流を描いた作品。
戦前から戦後にかけての内田百閒の生活が描かれているが、黒澤前・中期に見られる戦闘シーン等は皆無であり、終始穏やかなトーンで話が進行する。
百閒を演じる松村達雄、その妻の香川京子、そして教え子役の所ジョージなど、出演者の好演が光る名作である。
目次 |
[編集] あらすじ
法政大学のドイツ語教師・百閒先生は随筆家として作家活動に専念するため学校を去ることになり、生徒達は『仰げば尊し』を歌って先生を送る。先生の家にはかつての門下生達が毎晩のように集まり、馬肉と鹿肉を使った馬鹿鍋を囲んで宴を開く。しかし楽しい時も束の間、やがて戦争の足音が先生の下に忍び寄り、先生は空襲で家を失う。戦後、先生と奥さんは知人から借りた小屋で数年を過ごし、そして昭和21年、門下生達が主催した「摩阿陀会」が開かれた。なかなか死にそうにない先生に「まあだかい?」と訊ねるという趣旨の会だ。先生はビールを一気飲みし、元気良く「まあだだよ!」と叫ぶ。その後「ノラ騒動」など色々なことが起こるが、月日は経って「摩阿陀会」もついに十七回を数えるようになった。門下生達の頭にも白髪が混じるようになり、彼らの孫も参加するようになったこの会で、先生は小さな子供たちに「皆さん、自分が本当に好きなものを見つけてください」と言葉を送る。途中、先生は体調を崩し門下生達に付き添われて帰宅。ぐっすり眠る先生は、子供の時に遊んだかくれんぼの夢を見ていた。
[編集] キャスト
[編集] エピソード
黒沢清監督は「黒澤明では『まあだだよ』が好き。あっこまで行ったらもはや凄いよね」と語っている。
[編集] 外部リンク

