かわぐちかいじ

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かわぐち かいじ(本名:川口 開治、男性、1948年7月27日 - )は、日本漫画家広島県尾道市出身。広島県立尾道北高校明治大学文学部日本文学科卒業。小金井市在住。広島東洋カープのファン。

1968年に『夜が明けたら』でデビュー。代表作に『アクター』、『沈黙の艦隊』、『イーグル』、『ジパング』、『太陽の黙示録』など。壮大な構想と想像力で、主に男達が活躍する大舞台のストーリーを得意としている。

目次

[編集] 来歴

尾道市向島生まれ(向島では2006年5月7日まで、映画『男たちの大和』で撮影に使用した戦艦大和の実物大(前方3分の2)スケールセットが公開されていた)。

父親は戦時中、掃海艇の乗組員で戦後は小型タンカーの船長となり、よく父親に船に乗せてもらい、瀬戸内海を航行した。双子の弟と幼少時からプラモデル造りに熱中。戦闘機軍艦戦車、やがてこれらの性能を詳しく調べていくうち、兄弟2人だけのオタク世界を形成していく。同級生の友達が入ってくるとあまりに無知で一緒に遊ぶことは出来なかった。他に誰も入れない兄弟2人だけの世界はこの後東京に行ってからも続く。

子供の頃、よく木を削って潜水艦を作って遊んでいた。水面から位相を移動して海中に潜るという感覚がおもしろく、「沈黙の艦隊」で、その絵を描きたかった。また、小学生の頃、小澤さとるの『サブマリン707』という潜水艦漫画に夢中になり、その作品に出てきたアスロックという自動追尾魚雷を、自分の漫画でも描いてみたいと思っていた。

中学在学中に見た黒澤明の『用心棒』に大きなショックを受け、2人でシナリオを擦り切れる程読む。脚本家志望だったが、貸本屋で永島慎二の『漫画家残酷物語』に描かれる東京の描写に刺激を受け2人で東京に出る。

明治大学漫画研究会に入ると初めて見る欧米の漫画に驚嘆。70年安保には背を向け、明治在学中21歳に、『夜が明けたら』でプロデビュー。弟に実家の家業(この頃は石油卸業)を無理矢理継がせて東京に残る。

しかし、10年ほど鳴かず飛ばずが続き、気付くとスタッフが一人まで減少。その後、麻雀漫画でスランプ脱出。初の時代劇『意気に感ず』で画風を変更(目を大きくする)。これをきっかけに人気が出始め人気作家となる。

1980年代中頃以降は、作画描写でトラブルを起こしたものの(この件については『沈黙の艦隊』事件の項を参照の事)、「週刊モーニング」や「ビッグコミック」等で人気・話題作を多数生み出し、現在に至っている。

[編集] 受賞歴

  • 1987年 第11回講談社漫画賞 - 『アクター』
  • 1990年 第14回講談社漫画賞 - 『沈黙の艦隊』
  • 2002年 第26回講談社漫画賞 - 『ジパング』
  • 2006年 第51回小学館漫画賞 - 『太陽の黙示録』
  • 2006年 第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞 - 『太陽の黙示録』

[編集] 作品リスト

[編集] 現在連載中の作品

[編集] 過去の作品

  • アララギ特急(エクスプレス)
  • 軍靴の響き(原作:半村良
  • ハード&ルーズ(原作:狩撫麻礼
  • 探偵ハンマー
  • 極道疾風伝 バクダン
  • ライオン
  • 沈黙の艦隊 The Silent Service
  • アクター
  • Eagle[イーグル]
  • メドゥーサ Medusa
  • YELLOW(原作:宮崎信二)
  • 第二演出部ディレクター ザ・ガマ
  • バッテリー (漫画)
  • 告白 CONFESSION(原作:福本伸行
  • 生存 Life(原作:福本伸行)- 2002年にテレビドラマ化(生存 (テレビドラマ))。
  • 獣のように
  • COCORO <心>
  • 愛物語
  • プロ マージャン界の光と影
  • はっぽうやぶれ
  • 黒い太陽
  • 探偵物語カブ(原作:林律雄
  • 赤い野獣
  • 私設探偵 赤い牙(原作:勝目梓)
  • 牙拳(原作:東史朗)
  • 唐獅子警察(原作:滝沢解
  • 猛者連ブギ(原作:滝沢解)
  • 黒旗水滸伝 大正地獄編(原作:竹中労
  • テロルの系譜
  • テロルの箱船(原作:宮田雪)
  • けんか葉隠(原作:宮田雪)

[編集] 『沈黙の艦隊』事件

1990年代初頭に『沈黙の艦隊』での潜水艦空母等のリアルな描写が写真集からの無断トレースとして、写真家から訴えられた。この一件はかわぐち側の全面謝罪と賠償金で解決された。

この件以降、作画のために資料を使用するにあたっては著作権のある画像を使わない、写真なども基本的には漫画家側が撮る、などの原則を守ることなど編集部が漫画家に指導している場合が多い。

また、『沈黙の艦隊』とちばてつやの『紫電改のタカ』との一部ストーリーの類似性についても言及したサイトがある。[1](なお、アイデアの流用は著作権とは関係が無いことに注意。著作権は表現に対するものである)。

[編集] その他

[編集] 関連項目

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