いなかっぺ大将
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『いなかっぺ大将』(いなかっぺたいしょう)は、川崎のぼる原作の少年漫画作品。1968年頃から数年間、小学館の学習雑誌で連載された。テレビアニメ化もされており、イタリアなどでも放送された。アニメ版において少女時代の天童よしみ(当時は吉田よしみ)が主題歌を歌っていたことは有名である。第14回(昭和43年度)小学館漫画賞受賞作品。
また、映画化もされている。
目次 |
[編集] あらすじ
青森から上京して来た少年、風大左衛門こと大ちゃんは一流の柔道家を目指し、ニャンコ先生と共に修行に励むつもりが、いつもずっこけてばかりの日々を続けている。
[編集] 登場人物
- 風大左衛門(声優:野沢雅子)
- 通称:大ちゃん。青森出身の柔道少年。赤い越中褌に、風呂敷で作った袴がトレードマーク。亡き父に柔道を極めろと言われ、上京して来た。ニャンコ先生から必殺技「キャット空中三回転」を習得する。基本的に気のいい純朴な少年だが、美人の女性を見るとてんでだらしなくなったり、時折お漏らしをしたり、ちょっと痛い思いをしただけで泣いたり、音楽(特に民謡)を聴くと無意識に服を脱いで裸踊りをしてしまうなど、「ずっこけ」行動が珠に瑕。人前では褌一丁では平気なのに、服を着てても袴や褌が脱げるととたんに恥ずかしくなる。原作初期では劇画調の端正な顔つきであったが、次第にギャグ調の顔立ちに変化していった。一人称は「わし」で語尾の「~だス」が特徴。山奥で小さいときより動物達と過ごし、動物と会話することができる。
- ニャンコ先生(声優:愛川欽也)
- 大左衛門の師匠。二本足で立つ奇妙なトラ猫。キャット空中三回転「とってんぱーの にゃん ぱらりっ」がキメ台詞。台詞語尾の「~なもし(かして)」(伊予弁?)が特徴。
- 森 はな子(声優:杉山佳寿子)
- 通称:はなちゃん。大左衛門の幼馴染みで、キク子に劣らぬ美少女。大左衛門に会いたいがために時々やってくる。キク子とは恋敵。
- 大柿キク子(声優:岡本茉莉)
- 通称:キクちゃん。大左衛門の下宿先に住む美少女。大左衛門が一目惚れしてしまう。はな子とは恋敵。
- 本作は当時16歳の岡本のデビュー作である。
- 大柿矢五郎(声優:大平透)
- 大左衛門の父の友人の柔道家。キク子の父。自宅に大左衛門を住み込ませて稽古に励ませているが、大左衛門の突拍子のない行動にいつも振り回されっぱなし。
- 西一(声優:八代駿)
- 大阪出身の痩せっぽちで眼鏡のケチで嫌味な少年。大左衛門とは犬猿の仲。彼の性格が、いわゆるステレオタイプ的な大阪人のイメージとして定着した様である(この作品のほぼ同時期、同じ雑誌に連載されていた『パーマン』に登場する、大阪出身で「金にシビア」な性格のパーマン4号(パーやん)の存在も無関係ではないと思われる)。
- 豚丸木(声優:丸山裕子)
- 大左衛門に一目惚れして付きまとう太った少女。
- 白雪ケメ子先生(声優:北浜晴子)
- 大左衛門の通う学校の担任の美人教師。
- ママ(声優:高橋直子)
- 車陣八郎先生(声優:千葉耕市)
- 嵐先生(声優:仲村秀生)
[編集] アニメ版
1970年10月4日から1972年9月24日までフジテレビ系で放送された。全104回(全208本)。
フイルムは全て良好な状態で現存しており、現在、幾つかのUHFローカル局(群馬テレビ、等)やファミリー劇場で再放送中。Yahoo!動画でも配信中。DVDボックスの発売も、権利関係の調整を残すのみと見られる。
[編集] スタッフ
- 原作:川崎のぼる
- 総監督:笹川ひろし
- 演出:高橋唯貴雄、案納正美、岡崎邦彦、高橋資祐、笹川ひろし、市江健次、西牧秀雄、布川ゆうじ、富野喜幸、蓮田正憲、本多哲
- 製作:吉田竜夫
- 企画:鳥海尽三、平谷寿敏、酒井あきよし
- 脚本:城山昇、武末勝、桜井京介、平田稔、小泉陽、斉藤寛、伊東恒久、伊東紀子、吉田喜昭、三宅直子、松沢伸、霧生克己、柳川茂、陳野修、平谷寿敏、牧野和夫、鹿島昇、玉名はじめ、太田イサム、酒井あきよし、若松はじめ、小山高男、鳥海尽三、山木ひろ子、森忠明、陶山智、加藤有芳、中原薫、高木国子
- 美術監督:新井寅雄、伊豆島君江、中村光毅
- オープニングアニメ:二宮常雄
- 音楽:中村勝彦
- 効果:イシダサウンドプロ
- アニメーション製作:タツノコプロ
[編集] 主題歌
- OP『大ちゃん数え唄』(作詞:石本美由起 / 作曲:市川昭介 / 歌:吉田よしみ)
- ED1『いなかっぺ大将』(作詞:石本美由起 / 作曲:市川昭介 / 歌:吉田よしみ)
- ED2『西一のいびり節』(作詞:石本美由起 / 作曲:市川昭介 / 歌:八代駿)
その他、挿入歌は全て上記と作詞作曲同じ組み合わせ、[1]を参照
[編集] 放映リスト
- 「ワシは風大左エ門だス」「東京はスゴイとこだス」
- 「柔の道はチビシイだス」「わしは学園の人気者だス」
- 「これは夢か幻だスか」「祭りばやしにゃ弱いだス」
- 「キャット空中三回転だス」「学芸会はメタメタだス」
- 「ワンとも困っただス」「これが本当の野球だス」
- 「ズッコケ大特訓だス」「成せば成るだス成らぬだス」
- 「朝の夢は冷たいだス」「デパートは不便だス」
- 「わしも歩けば棒に当るだス」「子供は風の子だス」
- 「わしはやるだス男だス」「心のまよいはすてるだス」
- 「とつげき新聞配達だス」「可愛コちゃんニャ弱い」
- 「どっちの手紙が先だスか」「わしは故郷の大物だス」
- 「飛んで火に入る四悪人だス」「サンタは本当に……」
- 「つまみ食いは高いだス」「わしは天下の大スター」
- 「明けましてズッコケただス」「大将凧よ上れだス」
- 「都会の空気はにがいだス」「決死の大サーカスだス」
- 「ズッコケ山のボス猿だス」「花の姿はこの胸にだス」
- 「天才チンドン屋だス」「わしはスーパージャック」
- 「福は外だス、鬼は内だス」「梅にうぐいすだス」
- 「わしは宮本武蔵だス」「モーレツ寒げいこだス」
- 「両手に花は困るだス」「男の道はつらいだス」
- 「花嫁先生さようならだス」「すべるだス転ぶだス」
- 「ズッコケボイン投げだス」「ドジョウに行く先…」
- 「桃の節句にうきうきだス」「遠くにあって近いだス」
- 「嵐の中の男だス」「これは天下の一大事だス」
- 「やって来る来るお花ちゃんだス」「ドボジデこんなにもてるだス」
- 「わしはバリカン大将だス」「わしの道は一本だス」
- 「勉強、勉強また勉強だス」「別れのつらさは……」
- 「ズッコケても、ズッコケてもだス」「オオ!ミステークだス」
- 「花を愛する心だス」「ここががまんのしどころだス」
- 「わしは名パイロットだス」「猛獣の中にわれ一人だス」
- 「波のまにまにドンブラコだス」「D51機関車魂だス」
- 「そこに山があるからだス」「ズッコケ、ご先祖様だス」
- 「わしの近道通りゃんせだス」「当るも、当らぬも運」
- 「お上りニャンコを探すだス」「母ちゃんはいいもんだス」
- 「わしは応援団長だス」「どっちが本当の大将だスか」
- 「大ちゃん鍋で頑張るだス」「聞いちゃならない……」
- 「わしはズッコケお手伝いだス」「男涙の子守歌だス」
- 「サルも木から落ちるだス」「外人さんにゃ弱いだス」
- 「心の修業に旅立つだス」「東海道は日本晴れだス」
- 「ズッコケハッピーバースデーだス」「愛して恋してニャンパラリだス」
- 「チビットやける話だス」「情は人のためならずだス」
- 「泥棒ねずみの皮をはげだス」「そこが女の泣きどころ」
- 「ズッコケ盆踊りだス」「チクリと痛いイビリ節だス」
- 「わしは映画の主役だス」「日本一のほれられ男だス」
- 「「熊さんお手をどうぞ」だス」「デートに胸が燃えるだス」
- 「人情ズッコケ風呂だス」「写真家泣かせのモデルだス」
- 「恋する海の男だス」「女の誘いにゃ弱いだス」
- 「猫も歩けば雀に当たるだス」「浮かればやしにのらんだス」
- 「チビット古い新入生だス」「「買ってくるぞ」と勇ましくだス」
- 「ハエに大福なめられただス」「顔じゃないだス心だス」
- 「今晩わ、大福奴だス」「猫がだめなら犬がいるだス」
- 「わしは西部の勇者だス」「虫歯は抜くに限るだス」
- 「ニャンともアツイ話だス」「ニャンともめでたい話だス」
- 「やらねばならぬバレーだス」「ケンカはわしがあずかるだス」
- 「温泉ホテルの番頭だス」「もてるモデルは、このモデルだス」
- 「好きになったらもろいだス」「ほれっぽいのが玉にキズだス」
- 「語るも涙の話だス」「ソコにつける薬はないだス」
- 「生まれた子ニャンコ123…だス」「ニャンコ、子ニャンコ、ニャンパラリだス」
- 「ズッコケ男のはな道」「追い出せ!下宿人だス」
- 「ズッコケ消防署長だス」「柔の道を捨てるだス」
- 「わるのりボウリングだス」「サヨナラ航海のマドロスだス」
- 「うらめしや幽霊だス」「きらいきらいも好きのうちだス」
- 「きりりとしめれば心がしまるだス」「出る時、寝る時、火の用心だス」
- 「犬も歩けば土俵に上るだス」「男らしさを見せるだス」
- 「頭かくして尻かくさずだス」「入れて下さいこの釜にだス」
- 「アローハ新年おめでとうだス」「アローハ今年もよろしくだス」
- 「デッカイ夢にかけるだス」「清き一票このわしにだス」
- 「熱い血潮で耐えるだス」「頑張らなくっちゃ!!ソノためだス」
- 「めでたくもあり、めでたくもなしだス」「タンタン狸のいびり汁だス」
- 「オオ!白銀はまねくだス」「わしはマンガのモデルだス」
- 「ズッコケ寒中水泳だス」「ドボジテそんなに泣くんだス」
- 「日本一のしあわせ者だス」「ドバッとぬいで頑張るだス」
- 「抱いてやるだスこの胸にだス」「イビリ狐にワナかけるだス」
- 「ばかと迷犬は使い用だス」「食って食って食いまくるだス」
- 「花の都のいなかっぺだス」「ニャンタレ!世紀の大決闘だス」
- 「ドボジデアンヨがからむだス」「悩める者はみなきたれだス」
- 「姿よりも心だス」「踊るあほうにイビリ節だス」
- 「ズッコケ道を一人行くだス」「ズッコケ風が身にしみるだス」
- 「鬼っ子どものお通りだス」「春雨に濡れていくだス」
- 「ドボジテ鼠になめられるだス」「タダいる猫は働くだス」
- 「見せちゃならないコレだけはだス」「世にもふしぎな大魔術だス」
- 「これが男の情けだス」「逃がした魚は大きいだス」
- 「帰って来た花婿さんだス」「男の節句にモテモテだス」
- 「ここで男は耐えるだス」「ペダルを踏めば身も踊るだス」
- 「甘くせつないひざまくらだス」「なにがなんでも守るだス」
- 「わしはどこの誰だスか?」「「ドボジデ男は弱いのよ」だス」
- 「わしはボインに弱いだス」「ここは地獄の一丁目だス」
- 「出るに出られぬハコの中だス」「子連れニャンコの一大事だス」
- 「そろた娘と田植唄だス」「大左エ門は男だス」
- 「こっちの水は甘いだス」「モテル男はみな敵だス」
- 「のらねばならぬその話だス」「ソレをなめなきゃおさまらぬだス」
- 「花の東京あとにしてだス」「着いた所はカマボコの宿だス」
- 「ズッコケ雲助道中だス」「ぬまずくわずも修業だス」
- 「旅は道連れ世は情だス」「男の道に茶のかおりだス」
- 「越すに越されぬ大井川だス」「うなぎを食えば血がさわぐだス」
- 「狐がくれた花嫁だス」「わしは天下の日吉丸だス」
- 「幽霊は城でもつだス」「食いねェ食いねェネコ食いぇだス」
- 「その手はくわなのはまぐりだス」「黒い涙でサヨナラだス」
- 「忍者の里を通りゃんせだス」「琵琶湖の水はあまいだス」
- 「京の五条の橋の上だス」「わしの名前がさえるだ」
- 「二人の愛が燃えるだス」「女百人、男一人だス」
- 「結ばにゃならぬ愛の糸だス」「男の中の女だス」
- 「キャット空中六回転だス」「行くは男のいばら道だス」
- 「遠くて近きは男女の中だス」「かがやく未来に歩むだス」
[編集] 映画版
1971年に製作された。
[編集] スタッフ
- 監督:笹川ひろし
- 製作:吉田健二、安達英男、市江建二、案納正美
- 脚本:陣野修、吉田喜昭、城山昇、伊東恒久
- 企画:鳥海尽三、平谷寿敏
- 撮影:北川嵩
- 音楽:中村勝彦
- 美術:伊豆島君江、新井寅雄
- 編集:金子登喜代
[編集] その他
- 『てんとう虫の歌』アニメ版の第68話「いなかっぺ大将がやってきた」では、サブタイトルの通り大ちゃんがゲスト出演する。漫画・アニメ側どちらも同一製作だからこそ実現し易かったと言える(漫画版にあったかは現版時点で未確認)。
| フジテレビ系 日曜18:00枠 | ||
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| 前番組 | いなかっぺ大将 | 次番組 |
| ハクション大魔王 | 科学忍者隊ガッチャマン |
| 小学館漫画賞 |
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