あすなひろし
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あすな ひろし(本名:矢野 高行(やの たかゆき)、男性、1941年1月20日 - 2001年3月22日)は、日本の漫画家。東京都池之端生まれ、広島県育ち、広島県修道高等学校卒。出生地については大分県臼杵郡という説もある。
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[編集] 略歴
1945年4歳の時、父が2度目の召集を受ける。同年東京大空襲で生家が焼失。叔父を頼り広島県東広島市へ移る。8月、原爆のきのこ雲を見る(というのは作品「山ゆかば」の話で、自伝と思われがちだが実際には終戦当時実家は関東にあり、関東の疎開先に家族といたとされる)。裁判官であった父の転勤にともない転居を繰り返す。修道高校卒業後上京し、東宝映画宣伝部、商業デザイン会社勤務を経て、1959年、『まぼろしの騎士』(少女クラブ冬の号)でデビュー。当時の編集長は丸山昭。少女漫画では、24年組の先駆者的役割をしたと評価出来る。身長は170cm以上と当時としては高身長あり、体格もよかったので驚かれることがあった。劇画を描く際には「臼杵三郎」という名前で活動していた、ペンネームの由来については「翌檜の木」からという説があるが不明である。(BSマンガ夜話出演時の高信太郎のコメントによれば、「大分の臼杵郡出身で、好きな歌手が北島三郎だったから」とのこと。)
少年誌・青年誌にも叙情を基本としながらも、時にはコミカルな作品を次々と発表した。流麗な描線とドラマチックな画面構成が特徴。 コピーライターの糸井重里は彼の作風を「真っ昼間の悲しさ」と評した。
その後、私的なトラブルに伴い東京を離れ、実家のある東広島市に帰る。漫画よりも肉体労働に重点を置くようになり、晩年は非常に寡作になる。2001年、肺がんのため死去。享年60。
[編集] 作風と死後の再評価
作中のペンタッチは非常に繊細で、修正の為のホワイトは使わず、トーンも極力使用しない、写植や文字の白抜きもほとんど全部自分が行っているほどの職人肌であった。
『とうちゃんのかわいいおヨメさん』(週刊少年ジャンプ)、『走れ!ボロ』(女学生の友)で1972年第18回小学館漫画賞受賞。
少女漫画、少年漫画、青年漫画、そしてジャンルもポエジー、ハードボイルド、西部劇、アクション物からギャグまで幅広い活躍をしたが、元々、単行本化された作品は少なく、それらもほとんど絶版となっていた。
2002年より「あすなひろし追悼公式サイト」が『あすなひろし作品選集』の刊行を開始した。今まで劣悪な印刷により表現され得なかったあすなの流麗な線が、B5版のしっかりした印刷で再現されている。
また、2004年には「エンターブレイン」が『青い空を、白い雲がかけてった』と『いつも春のよう』を刊行したことから、一般書店でもあすな作品が手に入るようになり、あすなひろしの再評価に弾みがついた。
2004年「NHK BSマンガ夜話第31弾」でも取り上げられた。
[編集] 作品リスト
- サマーフィールド (1970年:グランドコミックス)
- からじしぼたん (1973年:別冊COMコミック)
- 心中ゲーム (1973年:もう一つの劇画世界・2)
- ぼくのとうちゃん (1976年:ホームコミックス)
- 哀しい人々 (1977~80年:1~3 サンコミックス)
- かわいい女 (1977年 週刊プレイボーイ)
- 美しき5月の風の中に (1977年:サンコミックス)
- 青い空を白い雲がかけてった (1978~81年:1~3 少年チャンピオンコミックス、2004年:BEAM COMIX)
- 行ってしまった日々 (1978年:ロマンコミック自選全集)
- 風と海とサブ (1980年:1~2 少年チャンピオンコミックス)
- かたばみ抄 (1982年:サンコミックス)
- サムの大空 (1982年:少年チャンピオンコミックス)
- 白い星座 (1983年:サンコミックス)
- 白い記憶 (1983年:サンコミックス)
- いつも春のよう (2004年:BEAM COMIX)
- 嵐が丘 (2006年:コミックパーク)
- みどりの花 (2006年:ブッキング)
- あすなひろし作品選集 (2002年~:1~10以下続刊 あすなひろし追悼公式サイト)
[編集] 関連項目
- 水野英子-共作を行った
- 高信太郎-一応、アシスタント
- みなもと太郎-友人でファン
- 谷川一彦-広島出身の漫画家でその画力は現在も一部で高く評価されている。広島時代にあすなが高校の友人と谷川の家を訪問したことがある。生存説、死亡説があり、今では消息不明の作家。

